ワンネスの本当の意味が知りたい方へ。
最近スピリチュアルの仕事をする中で、ワンネスという言葉をよく聞くようになってきました。ワンネスとは日本語訳にすると「ひとつであること」ですが、それはどういうことなのでしょうか?
私たちが今生きている3次元の世界は、物質など目に見えるものに価値を感じてきました。しかし、目に見えない精神世界では、それだけがこの世の全てではないとされています。
人は「ワンネス」を目的として輪廻転生していると言われています。
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、スピリチュアルで言うワンネスとは何か、その意味を解説していきます。
ワンネスとは
つまり、ワンネスは宇宙の意識。神と考えたほうがわかりやすい方もいるかもしれませんが、それ自体がワンネスといっていいかもしれません。
宇宙は波動のエネルギーで出来ています。様々な形で存在するのは、振動数の違いだけです。本質はひとつのものでしかありません。宇宙の意識上では、私もあなたも違いはないのです。
自分を愛せない人は他者を愛せない
自分を愛せない人は他者を愛せないという言葉を聞いたことはありませんか?それは宇宙レベルで考えると、私はあなた、あなたは私だからです。また、自分が他者にしたことは必ず自分に返ってくるという因果応報の考え方も同じです。全ては1つなのです。
ワンネスとアセンションの関係
アセンション(次元上昇)とは、私たち生命体にある周波数が上がること。わかりやすく言えば、霊的、精神的な向上、徳を積むことでレベルアップすることです。現在、地球上では、多くの人がこのアセンションに向けての準備をしています。
2012年から地球上で始まっているアセンション=次元上昇は、このワンネスという意識レベルへの向上のために起こっています。地球も宇宙の一部ですが、その地球上に住む私たちが、あるがままの自分、愛の存在に戻るために、今、加速的に進んでいるといいます。なぜなら、それが宇宙本来の姿、ワンネスだからです。
ワンネスの意識は潜在的には覚えている
もともと、宇宙はひとつのもの=ワンネスでした。そこから少しずつ分離してできた私たちの魂は肉体を持つようになり、物質というものを知った時から、「自我」というものを持つようになりました。そして、ひとつであったことを忘れてしまった…というより、意識の深いところに隠れてしまったと言ったほうがいいかもしれません。
潜在的に「ひとつであった」ということを覚えている
例えば、わけもなく誰かに惹かれる、初対面なのにどこかで会ったような気がするというのは、潜在的に「ひとつであった」ということを覚えているからです。これには、自分の魂の波動エネルギーに近いもの同士が引き合うということもありますが、魂レベルでは「ひとつであること」がわかっていて、すべてはこの思いで繋がっています。
ワンネスの意識を持つということは、そのことを思い出し、「私はあなた、あなたは私」という生き方をするということに繋がります。
ひとつから分離した事による起こる苦悩
私たちは分離の時代からワンネスの時代へと移行していると言われています。個別の意識から、存在すべてがつながり合った境地へと向かっています。源である創造主と、あらゆる生きとし生けるものは同一であり、一つのマインドであることをワンネスと呼んでいます。
あらゆる苦しみの根源は分離の感覚
この世を生きる人間にとって、あらゆる苦しみの根源は分離の感覚ではないでしょうか。自分と他者、自分の属する社会とそれ以外の社会、自国と他国のように区別することによって、恐怖や不安を生み、いさかいが起こっています。
一人ひとりがワンネスの意識に目覚めることで、この自他の区別を生み出す分離の痛みから解放され、恐怖や不安ではなく愛を動機として働きかけていく世の中へと変わっていくことでしょう。
全てのものがひとつであったところから、分離してできた私たちの魂。分離したことで苦悩というものを知りました。自分と他人、自国と他国…その認識がお互いに脅威を与えるようになります。世界中で起こっている戦争、あるいは個人の争いごとは、他者に侵略されないかという恐怖心から起こるものです。
恋に落ちるのは「ワンネス」の記憶があるから
また、逆にお互いに惹かれ合って恋に落ちたりするのは、潜在的にもともとはひとつだったという「ワンネス」の記憶を持っているからです。ひとつに戻りたいという意識は、絶対に離れたくないという気持ち、誰かに取られたくないという気持ちとして現れ、それも苦悩を生む原因となります。
続いて、ワンネスの体感・体験についてお話しいたします。