バースマークについて知りたい方へ。
わたしたちの身体には先祖代々受け継いできた遺伝子が備わっています。幾時代も生き抜いてきたDNAは、たくさんの生の記憶をわたしたちにつないでくれています。
記憶をたくさん携えているのがわたしたちの身体。
生まれつき、身体にアザが表れていたとしたら、それがなんらかの記憶の痕跡であると考えるのはごく自然なことでしょう。血縁の遠い記憶かもしれないし、自分の魂の転生の記憶ということも考えられます。

本記事では、深層心理セラピストの斎木サヤカが、生まれつきのアザ、バースマークとは何か詳しく解説します。
バースマークとは
バースマークとは、主に生まれつきのアザのことを言います。生まれながらにある目立つ場所のほくろ、印象的な形のほくろもバースマークに含まれます。
遺伝を根拠とできないあざ
両親と同じような場所に表れる、遺伝が要因となっているアザやほくろは、一般的にはバースマークとは呼びません。遺伝を根拠とできない場合のアザやほくろだけがバースマークです。
なんの因果もなく表れるアザ。そこには、遠い血の記憶、過去生の記憶の印が表れていると見るのはごく自然なことでしょう。
痛みの記憶としてのバースマーク
バースマークとして最もオーソドックスなのは、過去生において、致命傷を負った身体の部位に表れるケースです。
戦いに負けたり勝ったりした時の傷跡であったり、なんらかの災害で負傷したり、殺害されたり・・・など、色々なシチュエーションが考えられます。
心臓近くのあざ
いずれにせよ、その体験が過去生において強烈なものであったことは間違いないでしょう。だからこそ、痕跡を残すこととなっているのです。致命傷なので、ハート近くの前面と背面、頭部に表れているものはこの痛みの記憶としてのバースマークの可能性が高いでしょう。
生まれ変わりの証拠としてのバースマーク
いにしえの時代には、バースマークを「生まれ変わりの証拠」としていたこともあるようです。
身体の、ある箇所にアザを持つ人がこう予言したそうです。
「わたしの死後、同じ箇所にアザを持って生まれる子があれば、それはわたしの生まれ変わりである」と。
あるいは、あえて死ぬ前に身体を傷つけて、同じ身体の部位にアザを持って生まれてくる命があれば、それはその魂の生まれ変わりである、と見ることもあったようです。
なんらかの役割を持つ子孫の誕生を待つ場合に、アザやほくろを目印とすることもあったようです。
再び出会うための目印としてのバースマーク
バースマークは、過去生において愛し合ったパートナーが再び出会うための目印になることもあるようです。
はっきりと記憶しているわけではないので、相手のアザやほくろを見て、それが目印であると自覚できるケースは少ないでしょう。
惹かれる人には、なぜか同じ場所にほくろがある
ですが、惹かれる人には、なぜか同じ場所にほくろがある・・・という覚えがある人もいるかもしれません。その場合は、無意識ながらに目印を追い求めているということも考えられます。
もし、あなたに生まれ持ったアザやほくろがあるのなら、それも深いつながりのある相手と結ばれるための目印となっている可能性もあります。隠さないほうが見つけてもらいやすくなるかもしれませんね。
シンクロニシティとしてのバースマーク
バースマークを持つ人の中には、自分と同じ場所にアザやほくろのある人に出会ったことがある、という人もいるかもしれません。
前項でお伝えしたのは、一方にだけバースマークがあるケースですが、双方にバースマークがあり、引き寄せ合うように出会うご縁も中には存在します。そのような相手と出会うとシンパシーを感じやすく、よくよくコミュニケーションをはかってみると、多くのシンクロニシティがあることに気づくかもしれません。

遺恨があって、バースマークを残した
恋愛関係になりやすいですが、こうして強い引力を持つご縁は、過去生において、必ずしも円満な恋愛関係であったとは限りません。かなりの遺恨があって、バースマークを残したのだと考えられます。しっかりと向き合っていくことでこそ、バースマークにまつわる遺恨やコンプレックスも解けていくでしょう。
先祖から受け継ぐ使命としてのバースマーク
いにしえの時代には、一族を救う絶大な力を持つ子孫の誕生を示す証拠として、バースマークが目印にされることもありました。たとえば、「手首に鷲の形のアザを持つ者が生まれたら、その時こそ、我が一族がこの国を支配する、新たな時代の始まりである」など。
ファンタジー映画にありそうなお話ですが、実際に、長い年月をかけてそのような願いを捧げてきたのであれば、そのような子孫が生まれたとしても不思議はないでしょう。子孫というものは、いつの時代でもご先祖たちの期待の星なのですから。
バースマークがある人は選ばれし魂?
バースマークは、天より与えられた使命を持つ魂である証である、と言われることもあります。
救世主の目印?
いにしえの時代より、救世主を待ち望む乱世がたくさんありました。そんなとき、バースマークはこの世界を救う魂であることの目印とされたこともあったようです。
第三の目と呼ばれる眉間など、印象的な場所に表れたあざやほくろは、たしかに、選ばれし魂であることのサインであるかのようにも見えます。
天命は全ての魂にくだされる
ですが、天より与えられる「天命」というものは、特別な魂のみにくだされるものではく、全ての魂にくだされるはずのもの。使命の目印であると見るのは良いとして、「救世主」であると考えるのは、ややエゴイスティックな発想だと言えるかもしれません。成熟した捉え方で理解する必要があるでしょう。
バースマークの魅力とコンプレックス
スピリチュアルな世界観では、宇宙は全てつながっていて、世界はひとつである、ということがよく言われます。誰もがつながりを求めているのは事実ですよね。でも、そうでありながら、わたしたちは「誰とも違う自分らしさ」を追及して、人と自分との差異を特別視したがる願望も根強く持っているもの。身体的な特徴も、そうした「個性」として意識されるもののひとつでしょう。
個性
バースマークももちろん「個性」であり、その人らしさの一部。ですが、それがあるからこそ、その人が素晴らしいというわけではないし、それがあるからこそ、その人は誰かより劣っている、ということもないはずです。
その人の魅力は、その人の魂に宿るもの
その人の魅力は、その人の魂に宿るもの。バースマークを魅力的なものにするのも、邪魔なものにするのも、その人の魂のモチベーションによるのですから。
「個性」を特別なものとして扱い過ぎると、それがつながりを遠ざける深い孤立感の源となることを忘れずにいたいものです。
最後に
バースマークは生まれ持った個性のひとつ。ですが、逃れられない運命の刻印ということもないし、特別な意味があるのだと力むべきものでもありません。
誰もが自分の人生や運命に向き合うべきなのだけれど、それが、わかりやすく示されているのがバースマーク。特別な使命とかコンプレックスに結び付けるよりも、そうシンプルに捉えて向き合っていくのが適切なのではないでしょうか。

以上、深層心理セラピストの斎木サヤカがお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。

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