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過去世・現世・来世の三世とは何か分かりやすく解説

過去生・現世・来世の三世とは何か分かりやすく解説過去世、現世、来世とは何か?そして地獄、天国という考え方、「徳」と「業」について。徳を積めばいい人生が送れるのか、悪いことをしていると来世に響く、など、現在、過去、未来において自分の行いがどんな風に関わってくるのかを解説します。

 

過去世・現世・来世の三世とは何か分かりやすく解説

 

過去世、現世、来世とは?

過去世、現世、来世という言い方は、仏教での考え方になります。仏教では輪廻転生を基とするため、人の根源を表す時に用いられます。

過去世とは今の自分ではなく、過去に生きた別人としての人生であり、現世とは今生きている世の中、来世とは現世後の転生する世の中を表します。

多くの人が全てを持ち、中には過去、現在、未来に於いて使命を背負っている場合があります。その場合、自分の力ではどうにもできない力でその輪廻を繰り返すこともあります。

自分の過去世はどんなもの?

実は自分の過去世は意外とわかりやすい人がいます。そのひとつとして、「デジャヴ」があります。

デジャヴとは、今から行うはずの行動を、以前したことがあるかのように感じる既視感のことで、その既視感は実は過去世の自分がしたことだった、ということも。地位や立場は相当なことがないと揺らがないため、過去世でも社会において、現世と同じような立場にある人が多いのです。

なので、デジャヴをつなぎ合わせていくと、過去の自分の手がかりが見えてくるのかもしれません。また、きたことがない場所に対して、「懐かしい」と感じたり、強くその場所に行きたくなる、と言うことがあります。これも、過去世の自分と縁のあった場所があります。

周りの人は過去世とおなじ?

周りにいる人は過去世において大変なことがない限り、過去世との縁が何かしらある方です。例えば親族、友人、恋人など、もっと薄い縁だと近所の人や通りすがりの人なんてこともあります。

ひとは誰しも縁を持っているものなので、姿かたちは違えど、同じ人に好意を抱き、同じように付き合っていくものなのです。たまに新たな出会いがあったとして、それは来世に引き継がれていくことになります。なので、全ての人がおなじと言うわけではありませんが、一生において縁のある方々とは何かしらの接点を持って出会う確率が高いと言えます。

過去世や現世で悪いことをするとどうなる?

過去世や現世で悪いことをすると、もちろん償いの時はきます。過去世で悪いことをすれば現世で、現世で悪いことをすれば来世で、償いの時は必ずあります。

地獄や天国という考えがありますが、それは魂を一度綺麗にして、次の器に入れるための中間でしかなく、悪いことを罰せられてもまだ業として背負っていくのです。

そして、不条理かもしれませんが、過去世の自分がした罪が大きければ大きいだけ、現世や来世の自分の人生というのは辛く、困難なものとなります。

過去世や現世で良い行いをしたらどうなる?

では逆に、良い行いをしたらどうなるか、と言うところですが、単に未来が良くなる、と言うわけではありません。善業をすることによって、過去世の罪や、現世での罪を償っている、また、来世で幸せな人生が送れるように業を少しずつ軽くしていくことはできますが、あからさまに「お金持ちになる」「宝くじが当たる」などのラッキーが起こると言うことではありません。

ですが、だからと言って善行をしないと、もちろん現世での罪はたまっていきますから、日々、気をつけることはとても大切なのです。徳を高く積めば、来世の自分が困難に見舞われた時、自分だけはなんとか助かった、なんてことがおこるかもしれません。

来世を操ることはできる?

願わくば大富豪の家に生まれたい、イケメンに生まれたいなど、欲は尽きませんが、来世を操ることは完全にはできません。しかし、先に述べたように善行によって得た「徳」が消えるわけではないので、「業」を軽くすることや、悪いことに見舞われないようにされる、と言うことはできます。そのためには、常日頃から自分の行いを見直し、しっかりと善行を行なっていくことが大切なのです。

「徳」と「業」

先程から出てきている「徳」や「業」は善行、悪行をそれぞれ表す言葉で、こちらも仏教の考え方です。よくお坊さんなどに対して「徳の高い人」と言う言い方をしますが、熱心に祈ったり、善行を行なったり、修行をすることによって徳を積むことができます。

また、業については、あまり良い意味ではなく、罪、と言い換えることもできます。業が大きな人ほど、あまり良い人生を送れるわけではなく、必ずいつか罰が下ります。

 

最後に

よくテレビで退行催眠などをしていますが、あれは実際に過去世の自分に戻っていると考えるのが正しいと言えるでしょう。なかなか難しい考えではありますが、要は、しっかり善行を積むことで未来を明るくすることができる、と言うことなのです。

過去世・現世・来世の三世とは何か分かりやすく解説

①過去世、現世、来世とは?
②自分の過去世はどんなもの?
③周りの人は過去世とおなじ?
④過去世や現世で悪いことをするとどうなる?
⑤過去世や現世で良い行いをしたらどうなる?
⑥来世を操ることはできる?
⑦「徳」と「業」