
透視能力とは何か?また自分で高める方法を知りたい方へ。
透視能力はクレアボヤンスともいいますが、現在・過去・未来の真実を見抜く能力です。これは決して特殊な人だけが持っているものではありません。
例えば、夢で見たことが現実に起こったりしたことはありませんか?これは透視の体験と言っていいものなのですが、無意識で行っているこの体験を訓練することで高めることができます。
この記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、透視能力を自分で訓練して高める方法をご説明したいと思います。
透視能力とは
透視能力とは、普通は肉眼で見えないものを見ることができる能力のことを言います。例えば、裏返したカードの模様がわかる、封筒の中身が何なのかがわかるなど。
また、「千里眼」とも言われる遠く離れた場所のことがわかる能力、特定の人物が過去に起こした事件の真相を知ることができる、あるいは未来が見えるというものも透視能力とされています。
透視能力に関する研究

ラッセール・ターグ
これまで、多くの学者たちが透視能力に関する研究を行っていますが、日本では明治時代になってから、超心理学の分野で透視能力の研究や実験が行われるようになりました。
1973年にアメリカの物理学者であるラッセール・ターグが、緯度と経度のみで特定された場所の透視実験を行い、これを「リモートビューイング(遠隔透視)」と名付けましたが、これはいわゆる「千里眼」のことです。
透視能力の分類
現在、透視能力と言われているものを分類すると、
- 人の体内の様子を見る「人体透視」
- 物体に隠されたものを見る「物体透視」
- 遠く離れた場所の人や物を見る「遠隔透視」
- 肉体と霊体にまたがる次元…オーラやチャクラを見る「半物質次元透視」
となっています。
一言で透視能力と言っても、何が目的なのかによって違ってくると思いますが、肉眼で見えないものを見るということにおいては、どれも同じだと言えるでしょう。
透視能力を持っている人の特徴
1.想像力が豊かである
透視能力を持っている人は、想像力が豊かです。友だちにこの洋服を着せたらどんな風に変わるか…頭の中で思い描いたりしてみたり、仕事中でもどこかに旅行していることを想像したりします。
透視能力が高いほど、すごい想像力があると言われています。
2.想像上の人物が友だち
これは想像力が豊かであるということにも関係していますが、透視能力のある人は、幼い頃から架空の友だちがいたという方が多いようです。
どんな顔立ちでどんな服装なのか、自分の友だちを細部にわたってリアルに想像し、頭の中で話をしたり遊んだりするのです。
4.オーラが見える
透視能力のある人は、普通肉眼で見えないものが見えたりします。私たちの肉体の周りを包んでいるエネルギーも見えることがあり、「あなたのオーラは何色だよ」とか言い当てることができます。
また、空気中に漂う光やエネルギーが見えることもあります。



5.芸術的で美しいものを好む
透視能力がある人は視覚が発達しているので、芸術的で美しいものが好きです。
美術品や装飾品のコレクションが趣味だったり、写真やグラフィック、インテリアデザイナーなど芸術に関係のある仕事をしている方も多いようです。
6.方向感覚に優れている
自分のいる場所を脳内で視覚化できるというのも、透視能力のある人の特徴です。方位磁石がなくても東西南北がわかってしまうので、方向感覚に優れています。
地図やカーナビがなくても目的地に行くことができるという人や、地図をパッと見ただけで今いる場所や行きたい方向がすぐにわかります。
7.色のついた鮮明な夢を見る
透視能力を持つ人は、睡眠中であっても視覚が働いています。そのため、頻繁に夢を見るのですが、その夢も色のついた鮮明な夢であることが多いようです。
一般的に、色鮮やかな夢はこれから起こることを告げるための予知夢であることが多いと言われていますが、透視能力のある人がそういう夢を見るのはごく普通のことなので、これが予知夢であるとは限りません。
8.謙虚な性格
これは透視能力に限ったことではありませんが、本物の能力者には謙虚さがあります。
自分に優れた透視能力があって、いろいろなことを見抜くことができたとしても、それを自慢してひけらかすことはありません。
「自分には透視能力があるから、あなたの将来は見えている」と威圧的な態度で言ってきたり、不安がらせたりする人は、本物の透視能力者ではないかもしれません。
9.修行をしている
仏教では、千里眼のことを神通力といいます。神通力はお釈迦様の教えの中にもありますが、出家して悟りを開くための修行をしている人は、千里眼…透視能力が身につくと言われています。
ただ、修行の副産物とも言えるようなものなので、修行者はそれを見せびらかすようなことはしません。
透視能力に関する実話
1.明治時代に実在した透視能力者
明治42年~43年にかけて、京都帝国大学医科大学の教授・今村新吉氏と東京帝国大学文化大学の心理学助教授・福来友吉氏は、透視能力の研究や実験を行っていました。

御船千鶴子
二人は、熊本県の御船千鶴子という女性が人体を透視して手かざし治療を行うなど透視能力があることを知り、透視実験を行いました。実験は、鉛間の中の文字を透視するというものでしたが、御船千鶴子さんはみごと言い当てたのです。
実験結果が心理学会で発表されると、新聞でも取り上げられ、大きな話題を呼びましたが、その後、透視は100%的中するわけではないということがわかると、御船千鶴子さんは世間から激しい攻撃を受けることになり、追い詰められて自殺しました。
2.アメリカのスパイ養成所で行われていた遠隔透視
アメリカとソ連の冷戦時代、アメリカでは「スターゲイト計画」という遠隔透視ができるスパイを養成する研究が行われていました。その中心となっていた超能力者に、インゴ・スワンという人がいます。
インゴ・スワンは、座標を聞いただけでその場所にあるものがわかったといいます。また、探査機による宇宙開発や研究がまだ行われていなかった1972年に、水星や木星の透視をしたことでも知られています。
1995年に、スターゲイト計画がマスコミで取り上げられたことがきっかけで、CIAは計画を打ち切りましたが、超能力開発を隠蔽するためではないかとも言われています。
3.人体透視ができるロシアの少女
ロシアのナターシャ・デムキナという少女は、人の体の臓器や骨、組織まで透視することができるといいます。
医者よりも正確に病名を言い当てるそうですが、10歳の時、突然「ママの静脈を通っている血管が見える」と言ったのがはじまり。それ以来、その少女は正確な医学用語を覚えて透視を行い、1万人以上の人を診断してきました。癌患者の腫瘍がある位置も正確に言い当てることができると言います。
ロシアの医者はこの透視能力が本物かどうか調べるために、自分自身を透視してもらったそうですが、少女は内臓を絵にして、胃に潰瘍があることまで言い当てたことから、医者からも信頼されているようです。
透視能力があるのか確認する方法
透視能力は、もともと人間に備わっている能力ですが、使わなければ封印されてしまうだけなのです。自分には透視能力なんてないと思っていても、実は無意識で行っている場合もあります。
例えば、ある風景や場面が映画のように頭に浮かんでくるとか、目を閉じたら瞼の裏に浮かんでくるなどということがよくあるという方は、透視能力があるということです。
また、鍵が見当たらない時に置き忘れた場所が突然頭に浮かんだ、ふと思い出した人がいて、その後その人から電話がかかってきたなどというのも、実は透視能力なのです。
これをもっとはっきりした形で行いたい、透視能力を開花させたいと思うのであれば、訓練することでそれは可能になります。
透視能力を高める方法①呼吸法
どんな訓練を行うにしても、基本的なこととして呼吸法は大切です。ヒーラーや精神世界の仕事に携わる人なら周知のことだと思いますが、呼吸は腹式呼吸で行います。
腹式呼吸の訓練を毎日10分程度行うことで、自身のエネルギーを高めることができます。息を吸うときにお腹がぺたんこになり、吐くときはお腹が風船みたいに膨らむイというメージです。
ゆったりリラックスしながら座り、鼻からゆっくり息を吸って、口から長くゆっくり吐きます。これを毎日10分繰り返します。
透視能力を高める方法②瞑想を行う
透視を行うとき、気が散っていろいろなことを考えていたらうまくできません。そこで、雑念を振り払い透視能力を高めるために、瞑想をおすすめします。
瞑想と聞いたら、何か難しいものだと思う方もいるかもしれませんが、いつでもどこでも簡単に出来る方法もあります。時間の目安は10分間。タイマーなどをセットして行います。リラックスできる場所で、目を閉じてゆっくり複式呼吸を行います。自分の呼吸だけに意識を集中してください。
これを毎日続けると、心が静かな状態になり透視能力の向上につながっていきます。


透視能力を高める方法③五感を鋭くする
透視を行うときに大切なのは第六感です。この第六感は、視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚の五感の上に成り立っています。第六感を鋭くするためには、五感が敏感でなければなりません。
例えば、真っ暗な中で目を凝らして、そこにあるものを見てみる、じっと耳を澄ませて聞こえてくるかすかな音に集中してみるなど、意識して繊細なものを感じ取ってみてください。
日々の暮らしの中でいつでも気軽に、楽しみながらやってみましょう。
透視能力を高める方法④「第三の目」を活性化させる
眉間には、透視能力を活性化させるエネルギーセンターがあると言われています。透視したビジョンは、この「第三の目」から送られてきます。
3回くらいゆっくりと深呼吸した後、目を閉じた状態で眉間にある「目」のような楕円形を探してみてください。
見えてきたら、それが「第三の目」です。意識を集中してよく見てください。第三の目は開いていますか?透視はこの「目」から行います。もし、目が開いていないと感じるなら、「目を開いてください」とお願いしてください。「第三の目」がしっかり開いた時に、透視の準備はできています。


透視能力を高める方法⑤脳の松果体を活性化させる
人間の脳の中には松果体という器官があります。松果体を鍛えることで、透視能力など眠っている能力を目覚めさせることができるといいます。
サンゲージング
松果体を鍛える方法のひとつに、朝日や夕日などの弱い太陽の光を見る、サンゲージングという方法があります。日中の太陽の光は、目を痛めてしまうので必ず朝夕に行います。
残像トレーニング
また、残像トレーニングという方法もあります。これは、瞼の裏に残像を残すトレーニングで、模様などを書いた紙を用意します。最初は単純な絵柄から行うといいでしょう。10秒くらいリラックスしたあと、その模様をじっと見ること20秒。それから、目を閉じて眉間のあたりに意識を集中すると、瞼の裏にある残像が見えてきます。1分程度、しっかり見ることができればOKです。これを3回くらい繰り返します。
透視能力を高める方法⑥心像視トレーニング
心像視とはビジュアライゼーションとも言いますが、これは残像トレーニングの延長線にあると考えてください。残像トレーニングでは、実際に見た模様などを瞼の裏で正確に再現するというものでしたが、これは、実際に見ていないものをイメージする訓練です。
例えば、身近な人のアクセサリーなどを使って行います。目を閉じて3回くらいゆっくり呼吸したあと、そのアクセサリーを瞬きせずにずっと見つめます。そして、その人がアクセサリーを身につけている姿をビジュアライズします。その人はどんな表情で、何をしていますか?細かいところまで明確に見てみましょう。
その姿は、もしかしたら過去に見たものかもしれませんが、いろいろ考えたりせず、見ることだけに集中してください。疲れてきたら、すぐにやめましょう。
透視能力を高める方法⑦カードを使った訓練
透視能力を向上させるためによく使われているのが、カードによる訓練です。丸や四角などの図柄がセットになっているESPカードという訓練用のカードもありますが、トランプでもOKです。トランプの場合、A~10までのカードのみ使います。
トランプでの訓練
トランプで訓練する場合、最初は赤か黒のどちらかを当てることから始めます。カードの裏を、「第三の目」を意識しながらじっと見つめます。心の中にカードの色が見えてきたり、心の声が教えてくれたり…人によって違いますが、それを繰り返します。的中率が悪くてもあまり気にしないでください。
的中率がアップして来たら、次はスペード・クラブ・ハート・ダイヤのマークを当てる訓練。その次は、数字を当てる訓練というふうに難しくしていきます。この訓練は毎日10分程度行うことで、数か月後には不思議なくらい当たるようになり、何かこれまでと違った感覚を得ることができるはずです。
透視能力を高める方法⑧ビジョンを読み解くための訓練
透視するということは、気や念といった波動からくるビジョンを読み取ることです。心の中に浮かんでくるビジョンを実生活の中で活用するためには、そのビジョンの意味がわからなければなりません。その意味を知るために、目に見えない存在とコンタクトをとります。
「目に見えない存在」とは、神・霊・天使…人によって、しっくりくる言い方があると思います。霊的な存在は信じないという方は、超意識、潜在意識などと考えてもいいと思います。
ビジョンをもっとはっきり見たい時は、「はっきり見せてください」と要求することもできますし、意味がわからない時はどういう意味があるのかを尋ねることができます。心の中でつぶやいたり、声に出したりして尋ねてみましょう。
最初はうまくいかないかもしれませんが、繰り返しているうちに必ずその答えがやってきます。感覚として受け取ったり、アイディアがふと浮かんできたり、心の中の声として聞こえてきたりします。この訓練で一番大切なことは「信じる」という気持ちです。
最後に

霊能力者だから透視できるのだと思われがちですが、透視能力の実験は、日本でも明治時代から行われてきました。現在でも、超心理学の研究としていろいろな実験が行われています。その結果として、どんな人でも持っている能力であり、透視は訓練を行えば誰でもできるようになるということが証明されています。
透視能力を高めるためには、まず、自分自身にその能力があると信じること。その上で、感覚を磨いて能力を高める訓練にトライしてください。そして、透視で得た情報を日常生活に生かしていきましょう。
透視能力を自分で訓練して高める方法
①透視能力を高めるための呼吸法
②瞑想を行う
③五感を鋭くする訓練
④「第三の目」を活性化させる訓練
⑤脳の松果体を活性化させる訓練
⑥心像視トレーニング
⑦カードを使った訓練
⑧ビジョンを読み解くための訓練

以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。
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