ワンネスの体感
ワンネスを体感したことがないという方はいないと思います。体感したことがないという方は、それがワンネスだと気づいていないだけです。
ワンネスの具体例
例えば、誰でも少しは自然と触れ合う経験があると思います。海岸で夕日を眺めたり、森林浴をしたり…そんな中で、何も考えず自然の中に溶け込んでいくという感覚。それは、自然とひとつになっているということ、ワンネスです。
また、言葉を交わさなくても、愛する人と同じようなことをしようとしていた、それも心がひとつになったというワンネスです。
スピリチュアルの仕事をしている一部のヒーラーさんは、ワンネスは瞑想などをして宇宙とひとつになること、自分の魂を向上させなければできない事という方もいます。それも間違いではありませんが、地球や宇宙とひとつであるということは、周りの自然や人ともひとつであるということです。瞑想や精神修養をしなくてもそれを体感することで、魂の目的であるワンネスに近づいているのではないでしょうか。
ワンネスを体験する為に大切なこと
①瞑想の重要性
上記でも述べましたが、瞑想や呼吸法を生活の中に取り入れるのは、ワンネスを経験する為にひじょうに有効です。瞑想は雑念や高ぶった感情を鎮めて、心の内側をクリアにすることができます。
瞑想には様々な効果があると言われています。心身の健康のために有効で、熟睡できるようになり、集中力が高まり仕事の効率が上がると言われています。
さらに瞑想は普段自我のレベルで見ていた世界を離れ、より大きな魂の視点へと導いてくれます。個を越えた境地へと導かれ、万物とのつながりに気づくことができるでしょう。
②自分を越えた存在に気づく
私たちの目に見える世界がすべてではないと気がついた時、私たちは個の視点を越えることができます。ハイヤーセルフやガイドとのつながりは、ワンネスの感覚を思い出させてくれます。
私たちの魂はハイヤーセルフとつながっており、一人ひとりの内には神聖な自分、内なる神がいます。普段は様々な自我の訴えや、思考のおしゃべりによって、このつながりが遮られてしまいますが、内側をクリアにすることでつながりを回復することができます。
真我の部分で物事を見られるようになると、ワンネスの世界を実感することになるでしょう。
③ハートを開く
ワンネスを実感するためには、ハートが十分に開いていることも重要です。現代社会を生きる多くの人は、思考で判断することが多くハートで生きることを忘れています。
自分をいたわり、愛情を注いで生きるよりも、本音を隠してがんばって生きてしまうのです。ハートを開くためには、自分を押し殺してハードワークをするよりも、自分を喜ばせること、わくわくすることを選択するのが近道です。
思いっきり好きなことに打ち込む、自分を愛してケアをする、自然の中で自分を解放してあげることでハートチャクラが活性化します。自分を愛し思いやれる人は、ハートを開いてまわりの存在にも光を注ぐことができるのです。
④自分自身を癒し受け入れる
ワンネスの境地というと、すべての人に愛情をかけて生きることであり、今の自分には到底できないと思われるかもしれません。
しかし、すべての存在を受け入れることは、自分を受け入れることにほかなりません。自分と他者の区別のないワンネスの視点でみれば、自分を愛することはほかの人を愛することにもつながっています。自分を癒すことはほかの人を癒すことへとつながっていくのです。
もしあなたが自分自身に厳しく、裁いたり罪悪感を抱いたりしていたら、深く癒される時です。自分を心の底から受け入れられると、ワンネスへの扉が開きます。
⑤感謝の気持ちで受け取る
感謝の気持ちはワンネスへの道です。普段、十分に感謝の気持ちを表わしていますか。
私たちはどうしても自分と他者を比較して、自分にないものを数えてしまいます。もっと裕福だったら、あの人のような容姿だったら、まわりの人より頭がよかったら……というように、ないものの方にフォーカスしがちです。
しかし、あなたが普段何気なく受け取っているものは、あなたへのギフトです。水や酸素、あたたかな光や美しい花々といったすべてが、あなたへの贈り物なのです。両手を広げて万物からの恩恵を受け取り、十分に感謝の気持ちを表現しましょう。
⑥自然と交流する
自然は大いなる教師であり、大いなる母です。自然の中に溶け込み、自然の雄大さを感じ、自然の一部になることで、心身ともに深くリラックスし、魂レベルでも回復することができます。
人間社会でストレスフルな日常を送っていると、心身のバランスを崩しがちになります。世の中は不安をあおるようなこと、競争心を駆り立てるようなことに満ちています。それらはまさに分離の原理によって起こる出来事です。
自然と交流して、自分がいのちそのものであることを実感することこそ、ワンネスの体験です。あなたは躍動するいのちの一部なのです。
⑦いのちに感謝する
生きるのが苦しい時、誰でも一度は「どうして生まれてきたのだろう」と考えてしまうかもしれません。孤独を感じ、自分の存在意義を疑ってしまうようなこともあります。
ワンネスの視点から見ると、あなたは祝福されたいのちです。ほかの生きとし生けるものが、ただ懸命にいのちの営みを繰り広げているだけで尊いように、あなたもまたそこに在り、生きることが尊いのです。
いのちの大きな営みの偉大さに気がつくと、一つひとつのいのちが必死に生きて輝いていると感じられるでしょう。自分自身もまた、輝くいのちを宿した人間であることに感動する瞬間があります。
⑧人間関係の学び
人間の社会で生きていると、様々な摩擦や衝突があり、どうしても受け入れられない人も出てきます。植物や動物は愛せても、人間をなかなか愛せないという方もいるかもしれません。
人間関係は魂にとって、とても大切なレッスンの一つです。そうは理解していても、つい相手のことを批判したり、裁いたりすることがあります。このように、私たちは皆、未熟な部分があります。
未熟な部分があるからこそ、この世でたくさんの学びがあります。未熟なあなたに神聖さのきらめきがあるように、未熟な相手の中にも神聖な魂の輝きがあります。学びのテーマも、魂の進化の段階も人それぞれ。大きな視点で受け入れていくと、ワンネスへと近づいていくことでしょう。