家族関係について、スピリチュアルな意味を知りたい方へ。
私たちの魂はこの世で学ぶために生まれてくるといいます。いろいろな人間関係の中で、様々な経験をしながら魂は成長していきます。
そして、この世で初めて経験するのが家族という人間関係だと思われますが、魂同士が家族として巡り合うことには何か意味があるのでしょうか。

本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、家族とは何か?スピリチュアルな意味を解説します。
私たちは親を選んで生まれてくる
自分の親に対して「誰も生んでくれとは言っていない」とか「こんな親を持つ自分は不幸だ」とか、一度は思ったことがあるかもしれません。そこまで思わなかったとしても、親のせいで自分はこうなったと考えたことはなかったでしょうか。
迎え入れる親の方も魂レベルではそれを承諾しているので、親と子の魂同士がお互いに学ぶこと、達成する課題もあるのかもしれません。
両親や家族との経験は何を意味するのか
そう考えた時、人生というものを見る視点も変わってくると思います。両親や家族との経験は何を意味するのか、自分は何を学ばなければならないのか。
これは私自身の経験ですが、幼い頃から親の言うことが一番正しいと思い込んでいて、特に父親の言うことには絶対に逆らうことはありませんでした。言い方は悪いですが、親のロボットみたいな子どもでした。
しかし、少し大人になってくると、うまくいかないことは全て「お父さんの言うことをきいたから失敗したんだ」と思うようになり、何でも親や家庭環境のせいにするようになりました。
そして、スピリチュアルを学ぶようになってから、初めて自分の魂が親を選んできたということを知り、いろいろな気づきを得ることができたのです。
なぜ自分がこの親を選んだのか?
人は、一人で生まれてきて一人で死んでいきます。いつどこで生まれ、いつどのように死んでいくか、すべて自分自身が決めていること。思った通りの場所で無事に生まれることができたのであれば、そのことにまず感謝しましょう。
そして、なぜ自分がこの親を選んだのか、魂が学ばなければならないことや達成しなければならない目的を早く思い出すことが大切です。
家族になるのは前世からの縁
魂が輪廻転生をするという考えのもとでは、今世で家族としてのご縁をいただいたのは、前世や過去世においても深いつながりがあったのではないかと考えられています。
ただ、前世で親子、あるいは夫婦という関係だったから、今世でも全く同じ関係であるとは限らないといいます。
これは、魂にもグループというものがあり、そのグループ内で配役を決めて生まれてくるという考え方に基づいたものですが、前世で夫婦だった者同士が現世では親子の関係になったりするそうです。


過去世のカルマが関係
どのような関係で家族になるのかということは、過去世のカルマが関係しています。同じ時代に出会い、違った配役で生きるということがカルマの解消につながるということのようです。
家族生活は社会生活の縮図
家庭は社会の縮図ということは、自己啓発の分野でもよく言われていることです。家庭がうまくいっていない人は、会社や組織の中でもうまくいかないと断言する成功者もいます。
家族は自分を一番理解してくれていると思っている
実際のところ、家族との関係は血縁というものがあるがために、複雑で難しい関係だと私は思っています。
他人なら許せることでも、なぜか親兄弟に言われると許せなかったりすることは多々あると思います。そこには、無意識下で家族は自分を一番理解してくれている、通じ合える存在だという考えがあるからかもしれません。
一旦こじれてしまった家族との関係を修復するのも、かなり時間がかかり大変だったという事例も見てきましたが、家族であってもそれぞれ違う魂であるということを、まず認識しなければなりません。
個性を認めるのも家庭での学び
家族仲がいいということは、みな同じ考え方であるということとは違います。同じ家族なのに、好みが全く違ったり、違う方向性を選んだりすることはあると思います。その個性を認めて受け入れてあげるということも、家庭において重要な魂の学びなのです。
血縁がある者に対して、それができるのであれば、社会生活でもそれができるようになるはずです。家庭生活は社会生活の縮図とはいったものの、社会生活よりもっと多くの課題や学びがあるのではないでしょうか。
家族の問題は魂が向上するための学び
深い絆で結ばれているはずの家族。しかし、家族間の問題がまったくないわけではなく、乗り越えなければならない苦難もたくさんあります。例えば、父親がギャンブル好きである、子どもが不登校になったなど。
これは、本人だけの問題ではなく、それぞれの家族が現実をどのように捉えてどう対処していけばよいのか、家族全員が乗り越えなければならない課題なのです。
問題から逃げると違う形で同じような苦難がやってきます
先にも書きましたが、私たちの魂は、目的や課題を持ってこの世に生まれてきました。そして、どんな家庭に生まれるかということも決めてきたことなのです。家庭内の問題にはしっかり向き合いましょう。
それを解決していくことが魂の向上に繋がります。そして、家族の幸せがあなた自身の幸せにつながっているのです。
家族と波長が合わないのは悪いことではない
家族であっても、それぞれに個性があり好き嫌いも違うわけですから、家族だから絶対に好きでいなければならないということもないのです。

他の家族とは違う特別な課題がある
特に、親の考え方にはついていけない、どうしても好きになれないというのは、その考えに同調していては自分の魂の成長が望めないということなのかもしれません。他の家族とは違う、何か特別な課題を持って生まれてきたという可能性もあります。
特別な課題とは何かというのは、その人の魂にしかわからないことですが、家族と離れて一人暮らしをしてみるなど、少し距離を置くことで自分が成すべきことに気づくかもしれません。
家族から離れてみると、家族のありがたさが身に染みたという方もいますが、常に一緒にいるから良い関係が築けるとは限らないのです。
家族はどこにいてもエネルギーで繋がっている
家族はお互い、どこにいようともエネルギーで繋がっているのです。家族と波長が合わないからといって嫌悪するのではなく、魂の成長のためにはどのような距離感が最適なのか、お互いに幸せになれる生き方を考えていきましょう。
家族の間には「バランスの法則」がある
バランスの法則
宇宙には「バランスの法則」というものがあり、全ては調和しながら発展、成長し続けています。例えば、事故や病気など。良くない出来事に見えてもそれはバランスを保つために起こるべくして起こることであり、そこにはいろいろな気づきもあるはずです。
家族の中のバランスの法則
家族の間にも、バランスの法則は働いています。家族の誰かが毎日あくせく忙しく働いているのに、他の誰かはそれを横目で見ながらのんびり過ごしているということはないでしょうか。それは、忙しい人とのんびりしている人がいることで家庭内のエネルギーバランスが保たれるということ。
私ばかりが一生懸命働いていると愚痴を言いたくなるかもしれませんが、家族にとって自分はどのような存在なのか、これまで家族のためにと思って働いてきたことが実際はどのような影響を与えていたのかなど、考えてみることも必要です。
バランスの法則という視点から家庭生活を客観的に見ることで、いろいろ気づくこともあるはずです。
家族全員で果たす使命
この世で家族になったという魂の繋がり。それは、家族全員で果たさなければならない使命や目的があるからです。家族は、お互いに足りないところを補いながら成長し合い、この世の修行を続けている大切な存在なのです。
最後に
この世で家族としての縁を持ったことは偶然でもなく、誰かが決めたことでもないということです。あなた自身が決めたことであり、魂の深いところでそれを受け入れてくれたのが、両親であり家族です。どんなに喧嘩しても、疎遠になったとしても、感謝の気持ちだけはずっと忘れずにいたいですね。
家族のスピリチュアルな意味は

以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。
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