お金に困っている方へ。
一生懸命働いているのに、なぜかお金がなくて生活が苦しい、借金がなかなか減っていかないなど、お金に関する心配事が絶えないという方がいる一方で、好きな時に好きな仕事をして、周りから見ると遊んでいるようにしか見えなのに、お金の心配はなく豊かに暮らしている人もいます。
これは単に運が良いとか悪いとかということではなく、お金に対する考え方を含め内なる自分のあり方が違うだけなのです。では、お金に困っている人とそうでない方、一体どういうところが違うのでしょうか。スピリチュアル的な観点から見ていきたいと思います。

本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお金に関する心配事をスピリチュアル的に解説いたします。
①お金はエネルギー
宇宙の法則から言えば、お金はエネルギーであり循環して流れるものです。スムーズに循環していれば、出ていくお金があっても必ずまた入ってきます。お金が出ていくばかりで入ってこないと思う方は、無意識のうちにその流れをどこかで断っているということになります。
恐れの感情が流れを規制している
例えば、「お金を出すとなくなってしまう」という思いは、出すことへの恐れ感情を伴い、出費を抑えようとするわけです。知らないうちにこの流れを規制しているわけです。
まずは、お金は出すとなくなるものではなく、循環するエネルギーであるということをしっかり理解しなければなりません。「出入り」という言葉がありますが、出すと入ってくるのは自然の摂理です。
お金に困らない人は、無意識であったとしてもこの自然の摂理にかなった生き方をしているのです。お金はうまく循環させることで、豊かさをもたらしてくれます。有限な物質ではなく、増幅しながら無限に循環するエネルギーなのです。

②お金そのものは無価値
もともと私たちの世界には、お金というものは存在しませんでした。人々は物々交換をしながら、助け合って生きていました。それをもっと便利にしようということで考えられたのが、お金や銀行というシステムです。
ということは、お金そのものはただの紙切れであり、そこに価値をつけているのが私たち人間なのです。
有益かどうかはお金を使った人の価値観で決まる
私たちは、物質的なものだけではなく、何か体験することや情報を得るためにもお金を支払います。それが有益であったかどうかということは、たくさんお金を支払ったかどうかということではなく、私たちの価値観によって決まります。
目的のない預金も無価値
極端な言い方をすれば、銀行にいくらたくさん貯金があっても、有益に使われることがなく、目的もないまま眠ったままの状態にしておくのも無価値なのではないでしょうか。
貯金しておけば利息が溜まるじゃないかという方もいるかもしれませんが、それもうまく使えば利益になりますが、そうでなければお金の価値としてはないと同じです。
どれだけため込んでも、私たちがこの世を去る時持っていけるものではありません。持っていけるのは、お金によって得た有益な経験や知識だけです。
③お金は使い方が大切
お金に困っている人は、「どうしたらお金を手に入れることができるか」ということに重きを置いていますが、お金は循環するエネルギーであると考えるのであれば、どのように使うかということをまず考えなければなりません。お金の使い方が最も大切なのです。
生き金を使うことでエネルギーの良い循環が生まれる
生き金、死に金という言葉もありますが、自分が向上するために使うお金、人や社会貢献のために使うお金は生き金になります。生き金のエネルギーは、良い循環を生み出していきます。それが巡り巡って、あなたの元にまた返って来るでしょう。
死に金というのは、無駄遣いのこと。後先を考えずに衝動買いをする、何もすることがないからギャンブルにお金を使ったなど、目的も意味もなくお金を使うと、それは良い形で返って来ることはありません。
真の成功者たちがどのようにお金を使っているか、調べてみるのもいいかもしれません。例えば、収入の1割をどこかに寄付をするなど、人のためになること、社会貢献を考えている方ばかりです。
利己主義的な考え方の人は、一時は成功者のように見えるかもしれませんが、いつかは滅びてしまいます。
これまでのお金の使い方を見直してみる
もちろん、お金を得る方法を知ることも大切ですが、これまで自分はどのようにお金を使ってきたかということを見直すことで、今お金に困っていることの原因がわかってくるかもしれません。
④お金に対する思い込みを捨てる
日本人に多いのが、「お金を欲しがるのは卑しい事」だとか、「お金は汚いもの」だという思い込みを持っているということ。これは潜在意識の中に埋め込まれたマイナスイメージです。
お金儲けをすることや、高額なお金を手にすることに罪悪感を抱くのは、親の躾や育ってきた環境によるものかもしれませんが、この思い込みによってお金が入ることを妨げているのです。
いくら努力していても結果的には同じ繰り返しになってしまい、お金に困る生活からなかなか脱出できないというのも、お金に対する思い込みがあるからです。
お金に対する価値観や思い込みを変える
先にも書いた通り、お金は循環するエネルギーであり、お金そのものには価値はありません。その価値を決めるのは、自分自身の考え方です。
お金に対して自分はどんなイメージを抱いているのか、内なる自分を見つめ直してみることで、お金に困ることもなくなるかもしれません。
お金に対する価値観や思い込みを変えることが、お金の問題を解決するための秘訣です。
最近では潜在意識のブロックを外すためのワークなどもあるので、自分を変えたいという方は参加してみるのもよいでしょう。
⑤お金に困らないためにはお金に振り回されない
お金に困っている人は、お金に振り回されている方が多いです。例えば、値段が高いか安いかというところばかりを気にするなど、損得勘定で生きているということ。
買い物をする時なども、安いものを探して得をした気分になっていても、その品物は粗悪品だった、あるいは買っても使わなかったなど、結局は損をしているということはありませんか。スピリチュアルで言えば、これはマイナスエネルギーになっているので、お金の良い循環にはなりません。
自分にとって価値があるかどうかを考える
お金に振り回されないためには、値段ではなく自分にとってそれが価値あるものかどうかという視点で考えるようにします。それが生きたお金を使うということにもつながるのです。
⑥お金に困らないためにはポジティブに生きる
お金に困っている人はネガティブ思考の方が多いようです。損をしたらどうしようとか、お金が足りなくなったらどうしようという心配ばかりしているので、それが現実化するのです。
成功哲学でも「思考は現実化する」ということは言われていますが、心配したことはそのまま現実になってしまうのです。
悩んだり心配したりしないで楽観的に構える
お金に困っていない人は、ポジティブに考えるという習慣があります。困難なことがあっても「何とかなるだろう」と楽観的に構えているので、本当に困ったことは起こらないのです。
また、金運などの運がいい人は、いつも明るく笑っているから福が寄ってくると言われていますが、これも言い換えればポジティブだからです。
お金の問題だけではなく、ポジティブに生きるということは、人生の全てにおいて良いものを引き寄せるということ。ポジティブに考える習慣を身につけることで、お金の問題も少しずつ解決されるはずです。
今すぐにポジティブになりなさいと言われても難しいと思いますが、悩んだり心配になったりした時は、とりあえず「大丈夫。何とかなる」と口に出して言ってみましょう。言霊もエネルギーなので、少しは効果があると思います。

⑦お金を得ることに感謝する
現代社会において、私たちが生きていくためにはお金は大切です。お金は生活を豊かにしてくれます。
収入が低い、思ったほど報酬が得られなかったなどと嘆く方もいますが、それでもお金を得ることができたということには感謝しましょう。
そして、何か買い物をする時も、そのお金があるから買うことができるということに感謝してください。
足るを知るものは富む
老子の言葉に「足るを知る者は富む」というのがあります。今自分が持っているものに満足できれば心豊かに生きることができるという意味になりますが、これができる人は感謝の気持ちを持っています。
心の豊かさは全ての豊かさに繋がりますが、お金に困らない人は誰かと自分を比較して収入が多いとか少ないとか愚痴を言うこともありません。入ってきたお金を大切にし、感謝しながらそのお金を使います。
お金に対する執着やマイナスの感情を手放し、感謝の気持ちを持つことで、現状が少しずつ変わっていくと思います。
最後に

お金は循環するエネルギーだというところから、考え方を変えていきましょう。お金に困るのは、エネルギーの循環が滞っているからです。それを正常にするためには、お金に対する自分の価値観がキーポイントだということ。
お金の問題だけではなく、人生の全ては自分の考え方次第で変わるのです。
お金に関するスピリチュアルな考え方は
- お金はエネルギー
- お金そのものは無価値
- お金は使い方が大切
- お金に対する思い込みを捨てる
- お金に困らないためにはお金に振り回されない
- お金に困らないためにはポジティブに生きる
- お金を得ることに感謝する

以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。