アカシックレコードリーディングとはとは何か知りたい方へ。
アカシックレコードとは、この宇宙が誕生したときから現在まで全ての情報、記録のことを言い、アカシックレコードリーディングとは、スピリチュアルリーディングの1種で、アカシックレコードにアクセスして内容を読み取ることを言います。
アカシックレコードリーディングを行うことで、過去生や未来のことなど、いろいろなことがわかり、今の人生をよりよくるすためのヒントがもらえます。

本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、アカシックレコードリーディングとはどのようなものなのか、どのように行うのか?その方法などをご説明していきたいと思います。
アカシックレコードとは
そこには、過去ばかりではなく、未来に関わる情報も存在しているとのこと。情報が波動や響きのように存在しているとも、分子のような状態で点在しているとも言われています。

アカシックレコードリーディングの歴史
エドガー・ケイシー

エドガー・ケイシー
Edgar Cayce in October 1910, when this photograph appeared on the front page of The New York Times.
アカシックレコードリーディングの先駆者と言われているのはエドガー・ケイシーです。自身の霊能力を24歳の時に自覚し、亡くなるまでに14306件ものアカシックレコードリーディングを行いました。
ただ、エジプト文明には「予言の書」が存在していたこともあり、この時代から、宇宙のできごとはすべて決められているという考えがあり、未来予知も行われていたのではないかと思われます。
神智学協会のブラヴァツキー

ヘレナ・P・ブラヴァツキー
Founder of the Theosophical Society Elena Petrovna Gan (HP Blavatsky), born in Russia 1831 – died in England 1891
そのことを、アカシックレコードという言葉で表したのが神智学協会のブラヴァツキーという女性です。1888年、ブラヴァツキーは「シークレット・ドクトリン」という著書の「生命の書」の中で、エーテル(アストラル光)で構成される見えないキャンパスに、七大天使の子である言葉、声、霊から創られたリピカが記録されていると書いていて、過去にはこれを読み取る種族がいたとしています。

シークレット・ドクトリン
The Secret Doctrine, Helena Blavatsky (1831-1891), Cover Edition 1888
これは現代の神智学の概念にもなっているものですが、その影響を受けたエドガー・ケイシーが実際にアカシックリーディングいう形で実際に行っていました。エドガー・ケイシーのリーディング結果は、アメリカのエドガー・ケイシー財団に今でも保管されています。
アカシックレコードリーディングをする意味
何のためにアカシックレコードリーディングをおこなうのか?
それは人によって様々な目的があると思います。単なる好奇心、あるいは自分自身を知りたい、現状を打破したい…どんな目的であったとしても、これからの人生をよりよくするための情報として価値のあるのもだと思います。肉体的に健康になることだけではなく、精神的に向上したいという方にも有益な情報をもたらしてくれます。
人は誰しもいろいろな悩みを抱えながら生きていると思います。悩みがないという人はいないでしょう。その悩みから解放されたい、自身の考え方や意識を変えたいということが、魂の向上につながるのですから。アカシックレコードリーディングは、つきつめると自身の覚醒のためにあるのです。
アカシックレコードリーディングで解決されること
自身が生まれる前に決めていた課題や、輪廻転生の中で繰り返し起こっているできごとなどを知ることができれば、今なぜ、その問題が起こっているのか、そして、それをどのように考え、どんな行動をすればいいのかということがわかるのです。
人は、生まれた場所や両親、性別、など、絶対に変えることができない宿命を持っています。それも生まれる前に自身が決めたことですが、その上で、今の人生を変えたいのであれば、考え方や行動、選択を変えることしかできません。輪廻転生する魂の目的は、そこにあります。
アカシックレコードリーディングを正しく行うことは、人間関係や恋愛の悩みなど、魂の目的に沿った現状の様々な問題解決と、人生の転機におけるよりよい取捨選択ができるようになるのです。
アカシックレコードリーディングのための瞑想
アカシックレコードリーディングはチャネリングと似ています。根本的に違うのは、霊界や動物と繋がるのではなく、宇宙の記憶=アカシックレコードそのものに繋がるというところです。
アカシックレコードリーディングは、他のリーディングと同じように、心を落ち着かせて集中することが大切です。その意味において、瞑想が一番効果的だと思います。瞑想は座禅を組むなどと難しく考える方もいますが、身構える必要はありません。
瞑想のやり方はいろいろありますが、どんなやり方でも大切なことはリラックスすることと呼吸法だけです。ここでは、一人で簡単にできる瞑想法をご紹介しておきます。
一人で簡単にできる瞑想法
- 仰向けになって床に寝るか、座って行う場合は背もたれのある椅子にリラックスして座り、目を閉じます。
- 足のつま先から順番に上に、力を入れては脱力して筋肉の緊張を解いていきます。全身がリラックスしていると感じるまで行ってください。
- リラックスした状態で、今度は頭を空っぽにして呼吸に意識を向けます。呼吸の基本は、息を吸うとお腹が膨らみ、吐くとお腹がへこむという腹式呼吸を行います。
- 自分の呼吸を意識しながら、まず、口か細く長く、ゆっくり息を吐きます。これ以上吐ききれないところまでいったら、次に鼻から息を吸います。この時もゆっくり深く吸い込みます。
- 呼吸に集中できないときは、数を数えたりしてもいいので、毎日数分継続的に行います。
ここまで、瞑想ができるようになれば、アカシックレコードに繋がる準備はできています。瞑想がうまくいかないという方は、瞑想のためのCDや書籍も販売されていますから、それを活用してみてください。


アカシックレコードリーディングの方法とは
例えば、
- 「私は適職についていますか?」
- 「私は正しい人間関係の中にいますか?」
- 「私はどうしたら幸せになれますか」
など。
質問が決まったら、アカシックレコードリーディングを行っていきます。ここでは、イメージによる方法をご紹介しておきます。
アカシックレコードリーディングの方法
- 瞑想で腹式呼吸をしながら、目の前に階段があるのをイメージします。その階段を一番下まで降りていきます。そこにはドアがあり、開けてみると景色が広がっています。どんな景色ですか?暖かい場所ですか?それとも・・・。五感を使って、匂いや色、肌の感触などを感じてみてください。
- そして、そこで質問をしてみてください。答えは明確な言葉で返ってくるとは限りません。質問した後の景色がどのように変わったか、変化があればそれも五感で感じてみてください。
- 瞑想を終えたら、イメージの中で見たことや感じたことを細かくメモしておきます。その時すぐに答えがなかったとしても、メモを見直したりしているうちに、インスピレーションがわいてきたり、突然、問題の解決方法が浮かんだりします。ゆったりとした気持ちで、答えが来るのを待ちましょう。
アカシックリーディングの方法を学ぶ講座や、ヒーラーによるアチューメントなども行われています。それを利用して、確実にマスターするのもいいかもしれません。
アカシックレコードリーディングの注意点
アクセスする人に応じた内容しか受け取れない
アカシックレコードリーディングは、アクセスする人に応じた内容しか受け取ることができません。
霊能者であっても、そのレベルに応じた内容しか受け取ることができません。レベルとは潜在意識、魂のレベルを意味しますが、アカシックレコードから高度な情報を得たいと思うのであれば、自身の向上努力を怠らないということにつきます。
未来、医学的診断、治療法は予言すべきでない
また、アカシックレコードリーディングで、予言をすべきではないとされていることがあります。それは、未来、医学的診断、治療法、などについてです。
未来は、人は変わることができ、人が変わると未来も変わるものだからです。また、医学的診断は医師免許を持っていない人が診断することは認められていません。治療法も、ある部分だけの治療は総括的に見て悪い方向に行く場合もあり、これも病気の原因を知るのはいいですが治療法は予言すべきではありません。
他者の人間関係の問題に関して予言すべきでない
他者のアカシックレコードリーディングを行う場合、人間関係の問題に関して予言することもよくありません。結果的に、離婚や不倫を奨励することにもなりかねないからです。
最後に
アカシックレコードリーディングによって、自身が生きている意味、過去生のカルマなどを知り、人生の向上に繋がるのであれば、それは大変有益なものであると思います。
ただ、安易に未来を知りたいと思うのであれば、それは間違いです。どんな未来なのかわかってしまうと、人は何の努力もしなくなり、今生きている意味さえわからなくなってしまいます。

アカシックレコードリーディングは、今の人生をより幸福にするためのひとつのツールです。それをよく理解した上で行うようにしましょう。以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。