波長が合う人とはどんな存在か知りたい方へ。
波長が合うというのは、一般的には気が合うなどと同じように使われる場合が多いですが、スピリチュアル的に考えた場合、似ているけれど少し違うのです。
本来、波長は空気を伝わる波、波動が持つ周期の長さを意味する言葉ですが、人間関係に使う「波長」とはどのような意味が含まれているのでしょうか。そして、波長が合う人とはどんな人のことなのでしょうか。
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、波長が合う人とは何かスピリチュアル的に詳しく解説したいと思います。
波長とは?スピリチュアル的に解説
波動
人だけではなく、場所や物、音や色など様々なものに「波動」が存在しています。それはそれぞれの個性を表すものであり、人間の波動とは目に見えないスピリチュアル的なエネルギー振動のことです。そこには霊質、霊性などの情報が含まれています。
波長
そのエネルギー振動の幅を波長といい、元々あるスピリチュアルなエネルギー振動に感情や気持ち、コンディションなどの振動も加わることで、毎日波長は変わります。
波長の違い
波長の違いは、振動の幅が長いか短いかです。そして、第六感のような超感覚や無意識下で、なんとなく感じるものかもしれません。なんとなく惹かれるというのは自分の波長に近いもの、何となく嫌な感じというのは自分の波長とは違うということです。つまり、自分の波長が基準となっているということです。
波長の法則をスピリチュアル的に解説
波長の法則とは、よく似た波長、同じレベルの者同士が引き寄せられていくものであるという法則です。つまり、「類は友を呼ぶ」ということ。人の出会いだけではなく、住んでいる土地や仕事など全てのものは波長の法則で引き寄せ合っています。
同じような波長をキャッチして人は集まってくると言いますが、自分自身の波長が高いときは高い波長を、低いときは低いものを引きつけます。
波長の高低
波長の高低を簡単に表すと、ポジティブかネガティブかということです。高ければ高いほど、ポジティブなエネルギーが強くなります。これはどちらが良いとか悪いかではなく、自分の波動に合った人が集まってくるという法則として受け入れなければなりません。
波長の法則を意識し、自分の周りにどのような人がいるかチェックすることで、自分はどのような波長を持っているのかがわかります。
人間関係を見ればその人がわかる
また、恋愛や仕事において、相手がどんな人なのか知りたい時には、その人の人間関係を観察してみることで見えてくるものもあるかもしれません。
波長が合う人との出会い
本当に波長の合う人と出会うためには、まずは自分自身を大切にして、自分らしく生きてなければなりません。
- 人の目ばかり気にしていませんか?
- 本当にしたいことをしないで我慢していませんか?
この質問にYESと答えた方は、自分を大切にしていないのかもしれません。本当の自分を素直に出していきましょう。そうすれば、今のあなたにふさわしい、本当に波長の合う人との出会いがあるはずです。
「類は友を呼ぶ」
そして、先にも書いたとおり、波長の合う人との出会いは「類は友を呼ぶ」ということ。詐欺にあったり、人に騙されてばかりいるという人は、そういう波長の人を引き寄せているからです。
不本意な人との出会いばかりだという方は、今一度自分自身の生き方を見つめ直してみるのもいいかもしれません。
波長が合う人との人間関係
波長が合う人とは価値観や考え方がよく似ているため、相手に話を合わせようとしなくても自然に話ができます。話が弾み、楽しい時間を共有できます。一緒にいて緊張することもなく、気持ちが落ち着いています。また、同じような趣味を持っているとか、ライフスタイルや経済状況なども似ていたりします。
シンクロニシティが起こることもあります
波長の合う人は、その人のことを考えていたら電話がかかってきたとか街でバッタリ出会ったとか、シンクロニシティが起こることもあります。シンクロニシティとは、意図しなくても起こる偶然を意味しますが、これは波長の法則にある「お互いに引き寄せ合う」ということが作用しているからです。
共感が一時的なものの場合もある
初対面でも違和感なく話が出来た人、すぐに意気投合した人なども、波長が合う人だからとも言えますが、気をつけたいことはその共感が一時的なものの場合もあるということ。そして、自分の利益のために波長を合わせようとして近づいてくる人もいるので、注意が必要です。こういう人との人間関係は、いつかは本当の姿が見えてくるはずです。
波長を高める
人間関係は自分とよく似た波長の人との繋がり。もし、もっと波長の高い人とご縁を満ちたいと思うのであれば、自分自身の波長を高めることです。
波長を高める方法
波長を高めるためには、目標を持つこと、向上心を持つことが大切です。明確な目標がなくても、例えば「あの人のようになりたい」という憧れでもいいから、今の自分よりもっと上を目指すことが、波長を高めるためのポイントです。
なりたい自分に近づくための行動を起こす
まずは、自分はどのような人間でありたいかということを考えてみてください。そして、なりたい自分に近づくための行動を起こすことで、波長が高くなっていきます。
実践してみるとわかることですが、行動を起こし目標に近づくと、また新たなる目標が出てきます。これは徐々に波長を高めるための段階を踏んでいるということなのです。
波長が高まると人間関係が変わる
自分自身の波長が高まっていくと、当然ながらこれまで引き寄せ合っていた人とはだんだん合わなくなってきます。同じ価値観だと思っていた人がなぜかうっとうしく思えたり、会いたくないと思うようになったりします。
無理に会わない
そういう時が訪れたとしても、これまでいろいろお世話になったからと考えたりして無理に合わせようとはしないことです。
それは、拒絶するということではありません。会いたくないときは無理に会わないということを続けていく、自然の流れに任せていればだんだん疎遠になっていくはずです。
手放すことで、また新しいものが入ってきます
これまでありがとうという感謝の気持ちを持って、さよならしましょう。手放すことで、また新しいものが入ってきます。今のあなたの波長に合った人間関係をまた築いていけるのです。
波長は好きという気持ちとは関係ない
いくら好きな相手でも、いくら長年連れ添った夫婦でも別れてしまうことがあります。それは、好きな人の好みに合わせようとか、相手のペースに合わせて生活をしようという気持ちで一緒に過ごしていたから。誰よりも強く相手を思いやる気持ちがあったから相手に合わせてきたのですが、それでも波長が合わなかったということなのです。
本当に波長が合うということ
本当に波長が合うというのは、どちらかが相手に合わせなくても本当の自分、自然体でいられるはず。大好きな人だから価値観が同じ、趣味も同じだと思い込んでいただけで、本当の自分は違うものを欲していたのかもしれません。今一度、自分自身を見つめ直してみましょう。
最後に
波長が合う人というのは、理屈ではなく「なんとなく一緒にいるとリラックスできる」というようなことかもしれません。自分の意志ではどうにもならない、目に見えない電波のようなものではないでしょうか?
どんな電波をキャッチするかは人それぞれかもしれませんが、できれば高い波長を引き寄せ、楽しく幸せな人生を歩みたいですね。
以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。