先祖からの因縁があると思われる方へ。
先祖からの因縁というのは、先祖の行ったことがその子孫にも影響しているということを意味します。因縁には先祖の良い行いからくる徳分と、先祖が犯した罪や穢れなどのマイナスのものがあり、このマイナスの因縁によって私たちの身に災いが降りかかることも実際にあることなのです。では、先祖からの因縁による災いはどのように対処すればいいのでしょうか。
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、先祖からの因縁で災いが降りかかっている時の対処法をご説明したいと思います。
先祖からの因縁とは
先祖からの因縁は①肉体的なもの、②精神的なもの、③霊的なもの の3つに分けられます。
▼肉体的なもの
肉体的なものはいわゆる遺伝というもので、「うちは背が低い家系だから」などと口にすることがあるかもしれませんが、血筋として受け継がれてきた性質です。
▼精神的なもの
精神的なものは、無意識の行動などを指します。気が付けば亡くなった祖母と同じようなことをしている…ということも当てはまると思います。
▼霊的なもの
霊的なもの、実はこれが一番家系に影響を与えている厄介な因縁です。喜怒哀楽、感情というものは他者に影響を与えるものですが、中でも恨みの感情は怨念に変わると莫大なパワーを持つようになります。
怨念による因縁
先祖の中に誰かに恨まれた、あるいは誰かを恨みながら亡くなった人がいたら、その家系には重い病気を患ったり、事故死や自殺など変死する人が多いと言われています。遺産相続の問題や金銭トラブルが多いのも、霊的な因縁が関係しているようです。
先祖からの因縁による災い
先祖からの因縁は、よいことも悪いことも子孫に影響を及ぼしているわけですが、家系的な流れとしては親・子・孫の3代が一つのくくりとなっているようです。
長男は因縁が現れやすい
特にその家を継ぐ長男は父方の先祖からの因縁が強いため、先祖に悪いことをした人がいると、幼いころから体が弱く、結婚運や子宝にも恵まれないといいます。
また、祖父母の代で不倫や別居、離婚などのトラブルがあると、孫でも特に長男にその影響が出ます。祖父母の代と同じようなトラブルが繰り返される場合もありますが、破産、倒産など違う形で出ることも多いみたいです。
因縁は断ち切るまで続く
こういう悪い因縁はどこかで断ち切ることがない限り、自分の子孫にもずっと災いが降りかかっていくということです。
災いの対処法①先祖供養
病気や事故で亡くなったご先祖様は、子孫にその苦しみを分かって欲しいと頼ってくるそうです。
同じような病気や事故に遭うのは、分かって欲しいがために追い込んでしまう場合があるのだとか。子孫を苦しめたいわけではないのに、結果そうなってしまうのですから、念入りな先祖供養をして差し上げることで災いから逃れることができます。
気付いてくれないと悲しい
できれば、ご先祖の中に大変な病や事故で亡くなった方がいないかを調べ、その方に対しては特に優しい言葉をかけてあげてください。生きている人間も同じですが、大変な目に遭っているのに気づかなかったり、無視したりすれば寂しく悲しい気持ちになるものです。あの世で苦しい思いをしているご先祖様も同じです。
優しい気持ちで供養
先祖の因縁による災いは、先祖のせいでこうなっているとは思わずに、大変辛い思いをなさったんですねという優しい気持ちで供養すれば、自分の代で悪い因縁を断ち切ることができるのです。
災いの対処法②先祖の代わりに功徳を積む
先祖の中に恨みを買うような行いをした人がいる場合、その相手の怨念で災いが起こることがあります。時代劇などで「末代まで呪ってやる」というセリフもありますが、恨みをもったまま亡くなった方は成仏できずにこの世を彷徨いながら、相手の子孫に悪影響を及ぼしてくるのです。
功徳を積む
この場合は、その行いをした先祖の代わりに子孫が功徳を積むことで災いから逃れることが出来ます。功徳を積むというのは、利他的な心を持つということ。自分が生かされているということに感謝し、人のためになる行いをしましょう。
先祖の代わりに謝罪の気持ちを込めて供養
良いことをすれば良いことが返ってくる、因果応報は宇宙の法則ですが、これは個人だけではなく家族や家系にも言えることです。先祖から受け継がれた血があなたの中に流れているというのは事実。先祖がひどい目に遭わせた相手がどんな方だったのかわかるのであれば、先祖の代わりに謝罪の気持ちを込めて供養するのも良いかもしれません。
災いの対処法③自分自身が変わる
私たちがこの世に生まれるとき、生まれる家、両親を選んでくると言われています。それは魂の使命や目的、学びのためにその家に生まれるという意味があるから。
そうであるならば、先祖の因縁も魂は知っていると言うことです。それを良き方向に導くために、自分自身が向上しなければならないということではないでしょうか。
物事は表裏一体。現実をどこから見るか、どのような考え方で捉えるかによって違ってきます。代々受け継がれてきた悪しきことを変えるのであれば、自分自身が変わるしかありません。それによって、現実も変わるのです。
太古の昔から、改革は誰かの手によって成されていました。その人の思考と行動が現実を変えたのです。先人達のおかげさまで、私たちは今生きています。その感謝の気持ちを忘れずに、愛ある行動につなげて行くことができる自分にならなければなりません。
災いは先祖のせいだと思う前に、自分自身の向上を目指していきましょう。
災いの対処法④専門家に相談する
先祖の因縁による災いが起きたとき、その原因を知るためには霊能力者に相談することで、解決される場合があります。除霊などをしてもらうことで、災いは起こらなくなるかもしれません。
ただ、これは一時的な応急処置となることも多いです。災いをもたらす霊が、本当に納得して成仏するのであれば大丈夫かもしれませんが、無理矢理遠ざけられたのであれば、また帰ってくる可能性があります。
どうしても相談したい場合は、それを踏まえた上で信頼できる方に頼みましょう。
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最後に
私たちは遠い昔の先祖の血のつながりがあって、今を生きています。それを考えると、先祖を大切にしなければならないと思います。現世の人間も同じですが、愛や感謝の気持ちを伝えられて嫌な気分になる人はいないでしょう。先祖の中にどんな生き方をしていた方がいようと、その存在のおかげさまだという気持ちで生きていれば、災いが降りかかることもないのでは?!
先祖からの因縁で災いが降りかかっている時の対処法
- 先祖供養
- 先祖の代わりに功徳を積む
- 自分自身が変わる
- 専門家に相談する
以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。