シンクロニシティが起きる時にすべき事が知りたい方へ。
今、あなたの目の前で起きていることは偶然だと思いますか?日々生活をしていると、楽しいことだけでなく、つらい受け入れがたいこと、時には怒りの気持ちが強く現れることもあります。なんとなく感情に流されるままに、時間を過ごしていると、あなたにとって大切な転機を無意識のうちにのがしてしまっているかもしれません。
スイスの精神科医であり心理学者であったカール・グスタフ・ユングは、偶然というだけでは解明されない不思議な出来事をシンクロニシティ(共時性)と名づけました。
具体的に未来の目標があって、そこに向かって進んでいこうと考えている人も、将来の自分がイメージ出来ずに、なんとなく停滞した日々を送っている人も、どんな状況でもベストな自分になるために、シンクロニシティが起きるときにすべきことについてご紹介します。
①誰にでもシンクロニシティは起きるの?
心理学者のユングは、心には、
- 「感覚」
- 「直感」
- 「思考」
- 「感情」
の4つの機能が存在するという考え方を表しました。何か起こったときに、
- 事実をあるがままに受けとる機能の感覚力
- ふと思いついたりする直感力
- どうしてこのような結果になったのだろうという思考力
- 意味もなく無条件で嫌い好きという感情力
は、どんな人にも存在しています。
普段の忙しい生活の中で、今の自分がどの心の位置に存在しているのか、考えもしないかもしれませんが、心に余裕のあるときに自分を客観的に見つめ直す時間を持つことで、誰でもよりシンクロニシティが起こりやすい状態になります。
②迷いがあるときにシンクロニシティが起きる?
私たちは、ささいなことから、時には大きな物事まで選択することを続けながら生きています。
例えば、引越しをしなければならないときにいくつかの物件の中から1つを選択します。一度で好みの部屋が見つかれば問題はありませんが、日当たり、駅までの距離、お店や公園などの周辺環境、家賃の違い、どれかを選べばどれかの条件をあきらめなければならないかもしれません。できれば、住み始めてから後悔はしたくありませんよね。
自分では判断がどうしても難しい場合
自分では判断がどうしても難しい場合は、シンクロニシティにより、良い物件に導いてもらえるように、心のアンテナを伸ばしてみてください。
現れ方は、一人ひとり異なりますが、買い物をしたお釣りが、部屋番号と同じであったり、何気なく見ていたTVから、「日当たりは精神状態や健康を左右する」などの情報を目にすることになったり、さまざまな形で、今のあなたに最適な条件を提示してくれるはずです。
③病気やケガをしたときのシンクロニシティ
生まれてからずっと病気やケガもせず、100%いつでも元気というわけにはいきません。
特に、今日は大事な日!というときに限って、病気になってしまったり、思わぬケガをしてしまい入院生活を送らなければならなかったりすることもあります。
その後の人生が分かれます
ここでどんな心で向き合うかにより、その後の人生が分かれます。もう起きてしまった病気やケガはなかったことにはできません。自分はなんて運が悪いのかと恨んだり落ち込んだりしてばかりいる人には、明るい未来へ導かれるシンクロニシティは起こりません。
一方、病気やケガを早く治すことに専念することは必須ですが、この機会に健康なときには入手できない情報を手に入れようと視点を変えた人は、次へのステップへのヒントが、シンクロニシティとして表れます。
以前より1つ多くの視点を手に入れることができて、必ずその経験が後の自分に役に立つときが訪れます。
④うまくいかない時のシンクロニシティ
生活の中で、何か今までと違ってスムーズに物事が進まず停滞しているなと感じる時期は必ずあります。
あきらかに原因がわかる場合は対処の仕方もありますが、以前と何も変わったことをしたわけでもないのに、今までのようには進んでいくことができない時、シンクロニシティが起こる前ぶれかもしれません。
別の道を歩くことを選択する機会
次へのステージに上がっていくためには、今と同じことを繰り返し続けていては、変化することができません。
今まで歩いてきた道で、さまざまな壁に突き当たりまっすぐ進むことが難しくなることにより、別の道を歩くことを選択する機会に出会うチャンスがやってきます。
ポジティブな心で、今の自分に出来ることを
安易に今という環境を捨てることは望ましくありませんが、心やからだが壊れるほど追い込まれているのであれば、つらいネガティブな気持ちで過ごすより、次の世界はきっともっとステップアップされた過ごしやすい環境が待っていると信じて、ポジティブな心で、今の自分に出来ることを淡々と愚痴など言わずこなしていくうちに、目の前に新しい世界への道が急に開けることがあります。