プラーナとは何かということを知りたい方へ。
プラーナはサンスクリット語で「呼吸」を意味する言葉で、日本語では「気」と訳されたりもしています。
インドの思想では、宇宙に充満している生命エネルギーをプラーナといい、私たち人間もプラーナによって体を動かしていると考えられています。このプラーナを取り入れることで、私たちは心身ともに健康になれると言われていますが、それはなぜなのでしょうか?
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、プラーナとは何か?スピリチュアル的に分かりやすく解説いたします。
プラーナは生命エネルギー
スピリチュアルでは、プラーナを宇宙エネルギー、あるいは生命エネルギーとして捉えている場合が多く、私たちがいろいろな行動を起こすことができるのもプラーナがあるからだと考えられています。
心身ともに健康になれる
それは、人間だけではなく動植物全てに言えることですが、私たちはプラーナを体内にたくさん取り込むことができれば生命力が強くなり、心身ともに健康になれるのです。
古代インド発祥のヨガには、「プラーナーヤーマー」という呼吸法があり、体の内外にあるプラーナを調節するために行われています。他にもプラーナ療法などいろいろありますが、プラーナを取り込むカギとなるのは呼吸の仕方にあるようです。
プラーナのことを中国では「気」と呼んでいる
中国ではプラーナを「気」と呼んでいます。例えば風水では、深山で「気」が生成し、地中から平地まで流れて行き、私たちが住む土地や家をめぐると考えられています。それが健康や繁栄をもたらすエネルギーであると考えられているので、気の流れを重視するのです。
プラーナを体内に取り込むことが基本
体の中の気の流れを良くするために行われているものに、太極拳があります。気功などのエネルギー療法も気を整えるためのものです。
どのようなエネルギー療法であっても、プラーナを体内に取り込むことが基本になっていると思います。
プラーナの出入り口はチャクラ
人には7つの主要なチャクラがあり、体の外側と内側にあるプラーナのエネルギー交換を行っています。それぞれのチャクラから取り込まれたプラーナは、螺旋状になって出たり入ったりしていると言われています。そして、体内に取り込まれたプラーナは、体の中全体を循環するのです。
チャクラが閉じている状態
チャクラが閉じている状態だと、エネルギーが停滞してしまい健康を維持することができなくなります。肉体の病気だけではなく、脳が活性化しなくなることから感覚が鈍くなったり、運気が落ちてしまうのもチャクラが原因であることが多いようです。
チャクラを開いて良いエネルギーを取り入れる
ヨガや瞑想、いろいろなヒーリングを行う目的は、チャクラを開いて外側から良いエネルギーを取り入れることにあります。とは言え、チャクラが開いていればそれでいいということではありません。
エネルギーを取り入れる準備ができていても、周りの環境が電磁波などマイナスエネルギーに満ちていると、その影響を受けてしまいます。エネルギーワークを受ける時の環境にも十分注意しましょう。
自然からプラーナを取り込む
瞑想やヨガなどのエネルギーワークによって、プラーナを取り込むことができますが、日々の生活の中で簡単にできることもたくさんあります。
海や山など自然豊かな場所に行けば、プラーナをたくさん取り込むことができます。大きな木や水が流れている公園を散歩するなど、自然と触れ合うことです。時間があれば、森林浴や海水浴などに出かけるのもいいかもしれません。
パワースポットでもプラーナを取り込むことができる
大きな御神木がある神社やパワースポットなどでも、プラーナをたくさん取り込むことができます。
気持ちがいい、清々しいと感じる場所は、宇宙と繋がっていると言われています。宇宙が与えてくれてる生命エネルギーを感謝しながらいただくことで、私たちも元気になれるのです。
新鮮な食べ物からプラーナを取り込む
プラーナは、新鮮なものを食べるだけでも取り込むことができます。
新鮮な食べ物には、プラーナがたくさん含まれています。加工食品や冷凍食品などではなく、採れたての野菜などからプラーナを取り入れることで心身ともに健康になれると考えられています。
ビタミンが豊富な野菜の他、ひまわりなどの種や実、ロイヤルゼリーもプラーナを豊富に含んでいます。魚介類では、鯛や鰻、イセエビ、タコ、貝などにプラーナが多く入っています。
プラーナを取り込むことを意識すると生活が変わる
プラーナを取り込むことを意識していると、自然と肉よりも野菜を好むようになります。食事の回数も一日二食になったという方もいますが、無理にそうしているわけではありません。自然の流れで生活が変わっていき、感情的になることやストレスを感じることもなくなります。
「プラーナを食べる」
スピリチュアルでは「プラーナを食べる」と言ったりしますが、これは食べ物からカロリーや栄養だけではなく、プラーナを摂取するという考えがあるからかもしれません。
仙人はかすみを食べて生きている
食べると言えば、仙人はかすみを食べて生きていると言われていますね。そのかすみというのはプラーナのことです。食事をしなくても仙人が長生きできるのは、空気から直接生命エネルギーを取り込むことができるからだそうです。
プラーナは人に吸い取られることもある
イライラしている人やネガティブな波動を持っている人と長時間一緒にいると、自分の体内にあるプラーナを吸い取られることがあります。人込みで疲れを感じるのもそれです。
毎日そのような環境に身を置いていると、プラーナを取り込むことをどんなに意識していても、プラーナ不足になってしまいます。
プラーナが不足すると運気も下がってくる
プラーナが不足すると、自分自身がイライラし始めて、タイミングを逃してしまうことやミスをすることが多くなっていきます。体調だけではなく、運気も下がってくるので気を付けなければなりません。
ネガティブな波動が充満している場所はできるだけ避けるようにして、疲れを感じた時はプラーナをより多く摂取することを心がけてください。
プラーナは見ることができる
プラーナが見えるということについては、賛否両論あります。飛蚊症など目の症状からくるもので、プラーナが見えているわけではないという意見もあったりします。
私自身プラーナを見たことはありませんが、プラーナのイメージ画像を見る限り、飛蚊症で見えるものとは明らかに違っています。だから、オーラが見える人がいるのと同じで、私はプラーナも見えると信じています。
プラーナはたくさんのきらきら光る白い玉
ネットで検索すればイメージ画像はたくさん出てきますが、空中を飛び交うたくさんのキラキラ光る白い玉。それが、プラーナです。
プラーナが見えるのは、効率的にプラーナをたくさん取り入れている人に多いそうです。見える場所や時間帯はそれぞれ違うようですが、まぶしいくらいの太陽が出ている晴れた日に見えるという方が多いみたいです。
プラーナを感じる
プラーナを見ることはできなくても、そのエネルギーを感じるという方もいます。これは第三の目とも言われている第6チャクラで、そのエネルギーを感じ取っているのです。
プラーナを見るための練習方法やエネルギーワークもあるので、興味ある方はやってみてください。
最後に
私たちが健やかに生きていくためには、プラーナはなくてはならない存在です。プラーナを体の中に取り込むということを、意識してみるだけでも何かが違ってくると思います。
日常生活の中でできることがたくさんあるのですから、まずは自分ができることから始めてみましょう。
プラーナの要点は
- プラーナは生命エネルギー
- プラーナの出入り口はチャクラ
- 自然からプラーナを取り込む
- 新鮮な食べ物からプラーナを取り込む
- プラーナは人に吸い取られることもある
- プラーナは見ることができる
以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。