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テレパシーとは何か?分かりやすく解説いたします

テレパシー 共感する男女 以心伝心テレパシーをお調べになっている方へ。

テレパシー現象は、昔から「以心伝心」と言われ、人の心から他の人の心へ直接の伝達方法です。超能力のひとつとして信じられています。従来は、心霊現象のひとつとして捉えられてきましたが、現在は、科学的な研究も進んできました。テレパシーがどのようにして起こるのか全容は解明されていませんが、未来社会においては重要な能力となる可能性があります

本記事ではテレパシーとは何か?分かりやすく解説いたします。

①テレパシーとは心と心のコミュニケーションです

フレデリック・マイヤーズ(1843~1901)

フレデリック・マイヤーズ(1843~1901)

テレパシーとは、自分の考えを離れた他人に伝えることができ、また離れた他人から送られたメッセージを受け取ることができる超能力のことです。

この能力を持つ人は、例えば相手が地球の反対側にいようと、あるいは深い海の中の潜水艦にいようと、または地球から離れた宇宙ステーションにいようと、相手の考えが自分に伝わってきます。

テレパシーという言葉は、英国心霊研究会(SPR)の設立者であったフレデリック・マイヤーズ(1843~1901)が1882年に、ラテン語で、「遠くから感じる」を意味するtele と pathos にちなんで名づけられました。

【テレパシーについて最初の科学的な研究】

J.B. ライン博士

J.B. ライン博士

テレパシーについて最初の科学的な調査を行ったのは、アメリカのデューク大学のJ.B. ライン博士(1895~1980)です。彼は、「近代超心理学の父」と言われています。彼の研究によって、テレパシーについては、次の事柄が分かっています。

  • ⑴テレパシーは誰にでも具わった自然な精神的な機能です。
  • ⑵瞑想時などに見られる脳波、「アルファ波」が出ている状態にテレパシーが起きやすい。
  • ⑶テレパシーのメッセージは、無意識であっても受け取れます。
  • ⑷テレパシーのメッセージが送られるのは、送信者が集中している時ではなく、メッセージを考えるのを止めたときに送信されます。
  • ⑸テレパシーは、距離の影響を受けません。
宇宙飛行士エドガー・ミッチェル

宇宙飛行士エドガー・ミッチェル

1971年2月、アポロ14号に搭乗したアメリカの宇宙飛行士エドガー・ミッチェルは、宇宙から地球にいる人にテレパシーでメッセージを送りました。一人は、リカウコ博士、もう一人は、スウェーデンの超能力者オロフ・ジョンソンです。メッセージの内容は、ライン博士のテレパシー実験でも使われたゼナー・カード(ESP実験用のカード)の記号でした。テレパシーを受け取ったふたりは、確かにエドガー・ミッシェルのメッセージを受け取ったと明らかにしています。

②テレパシーを成功させるコツ

テレパシー 男女 以心伝心人類は、言葉を使って話すという習慣がない時代には、テレパシーは一般的なコミュニケーションの手段だったと言われています。しかし、言葉を話すことが慣れて来ると、しだいにテレパシーでコミュニケーションをとることを止めてしまいました。日常生活が広がるにつれて、言葉を話すほうが、より具体的で実際的だったからです。人間には、もともとその能力が備わっているとすれば、電話やメールに加えて、恋人や親しい友達とテレパシーで会話をすることで人生が楽しくなるでしょう。ご参考までにテレパシーを成功させるコツをご紹介致します。

  • ⑴送信者と受信者の信頼関係・・・まず第一に、テレパシーの能力が、自分にあることを信じましょう。送信者と受信者の信頼関係は大切です。
  • ⑵送信者と受信者の心身の状態・・・送信者と受信者は、テレパシーでコミュニケーションを行う場合、双方がリラックスしている状態が望ましいとされています。
  • ⑶受信者に求められる視覚化の開発・・・受信者になる人は、目を閉じて鮮明な映像を映し出すことが必要とされます。送信者が、送る文字や形を鮮明に受け取るには、視覚化の訓練が必要です。
  • ⑷送信者の強い熱情・・・例えば、リンゴのイメージを送りたい場合、送る側のリンゴの像は、より鮮明なイメージでなければいけません。リンゴの輝き、赤さ、みずみずしさなど、より具体的なイメージにすることです。そして、テレパシーで像を送ると言う強い熱情が必要です。
  • ⑸テレパシーの送信時間・・・テレパシーで送信する場合、精神の集中力を必要とします。あまり長い時間をかけても、精神の集中を持続することはできません。限界は15分として、それ以上は効果が期待できません。

送信者と受信者は、結果がどうであったか、話し合うことで、よりテレパシーを効率的にすることができます。たとえ、うまくいかなくても、あきらめず続けることが必要です。また、テレパシーに懐疑的な人々と関わらないようにすべきです。彼らは、あなたの考えや行動に疑いを持ち、中傷するかもしれません。それはあなたにとって、有益なことではありません。

③イギリスの欧州連合(EU)離脱の阻止はテレパシーで

スプーン曲げで有名なユリ・ゲラー(72歳)が、イギリスのメイ首相に公開書簡を出して、「テレパシーで英国の欧州連合(EU)離脱を食い止める」と宣言しました。

【ユリ・ゲラーとメイ首相はご近所付き合いの仲】

ユリ・ゲラーは、毎日メイ首相にテレバシーを送っています。その目的は、メイ首相が欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票をもう一度行うように考えを改めさせるためです。1日2回、朝と夜の11時11分に首相にテレパシーで送っています。同時にイギリス国民にも参加するように呼びかけました。ユリ・ゲラーは、英国市民権を持っています。メイ首相が初当選した時の選挙区に住んでいたそうです。

【メイ首相に宛てられた書簡の概要】

その書館の概要は、

「親愛なるテレサ、私たちはお互いに21年のお付き合いです。あなたは、私の家にも来てくれました。あなたが首相になる3年前、私はあなたの勝利を予言しました。一般の国民の意見に反して、私はドナルド・トランプがアメリカ合衆国の45代大統領になることも予言しました。(中略)私は、ほとんどのイギリス国民が欧州連合離脱(BREXIT)を望んでいないことを超心理的にとても強く感じています。私はあなたに親愛の情を感じています。

しかし、欧州連合離脱にイギリスを導くことを私は赦しません。私は、テレパシーを送ってそれを阻止します。ただし、私がこの大胆な行動を起こす前に、あなたが私に対して、すぐにそれを止めさせる機会をあなたに与えることを強調しておきます。(後略)」

というものです。ユリ・ゲラーは、「ほんの数秒でもいいから、その時刻に同じことを、人々に念じてほしい」と言っています。

④動物にも有効!ピューマをテレパシーで撃退する方法

ピューマアメリカのオレゴン州でのお話です。オレゴン州のあたりでは、時々住宅地にピューマ(アメリカライオンあるいはクーガー)が現れます。ある時、ローレン・テイラーさんという女性の家の庭にピューマが入ってしまいました。池の水を飲んだ後、家のドアが開いていたために家の中に入ってきました。野生のピューマは獰猛なので、人を襲うかもしれませんでした。家の中にいた家族の人たちは、大声を上げました。

「ピューマが家の中に入った!」

テイラーさんは、冷静に言いました。

「大声を出すとピューマが興奮するから、静かにして」

テイラーさんは、ピューマの様子をしばらくみることにしました。

【テレパシーで家から去るように伝える】

ピューマはソファの後ろで寝てしまいました。テイラーさんは、愛情をこめて、何度もテレパシーをピューマに送りました。それは、家から丘までの道を描いたイメージでした。

そして、6時間後、テイラーさんは、音を立てました。ピューマは目を覚ましました。ピューマは自分が何をすべきかが分かっているように、体を動かしました。ピューマは、ドアから出て裏庭を抜け、丘につながる道を歩いていきました。それは、テイラーさんが、テレパシーで送った通りのものでした。

⑤神仏や霊からテレパシーを受け取るイタコやオガミサマ

イタコという言葉をお聞きになったことがあると思います。イタコは、青森県の津軽地方にある恐山で活躍している巫女(みこ)として有名です。イタコの名称の起源は、江戸時代中期に、津軽藩に仕えた平山家に残る「平山日記」に巫女という言葉が出てきますが、ふりがなに「イタコ」となっていました。

イタコは、亡くなった人の言葉を伝える「口寄せ」と呼ばれる方法で、死者の言葉を伝えます。現代語で言えば、「テレパシー」です。最近は、イタコになる女性が減りつつあり、高齢化しているそうです。霊場の恐山では、せいぜい10人ぐらいが入れる小さなテントの中で、イタコが「口寄せ」を行います。仕切りはありませんので、待っている人も口寄せの現場を見ることができます。時間は一人10分程度です。

成果というと、さまざまなようです。感激して帰る人もあれば、憮然として帰る人もあります。イタコの「口寄せ」は、津軽弁で話す人が多いので、わからないという人もあるかもしれません。津軽弁に自信のない方は、なるべく若いイタコの女性を選ぶほうが無難かもしれません。

【戦争中は、戦地の肉親を呼び出すのに活躍】

現代では、イタコの霊能力を評価する学者も少なくなり、もっぱら心理カウンセラーの効果を認めているようです。しかし、第2次大戦中、たくさんの男性が中国や太平洋の島々の戦地に行きました。その時に、あとに残った家族は心配でたまりません。「夢枕に、夫が立った」とか「息子が叫んでいる」などという夢を見たら、いてもたってもいられません。戦争中は、イタコと同様な、「オガミサマ」とか「拝み屋」とかいう巫女が、日本中に多くいました。彼女たちは、街の霊能者でした。家族からの依頼があると、祈りを始めます。

【オガミサマを本当に信じないと神様が降りてこない】

この時に注意しなくてはいけないことがあります。依頼する人は、巫女に絶対の信頼をおかなくてはいけないのです。そうでない場合は、巫女に神が乗り移らないのです。「どうか、あなた、私を信用してください。そうしないと、神さまが降りてくださらない。私は苦しくてたまらない」と言って、汗びっしょりになっていました。家族の人は驚いて、一心に手を合わせると、不思議なことに合わせた手が離れなくなってしまいました。そして、とうとう巫女の体に神が乗り移ります。

しばらくすると、声の質も変わり、表情も変わって、本当に神が乗り移ったかのように話し始めました。

「夕べ・・・夕べの12時ごろ、敵の夜襲があった・・・弾だ、弾が飛んでくる、真っ赤な熱い火の弾だ、・・・怖い・・・怖い、○○子、助けてくれー」

と奥さんの名前を言いました。こういうような臨場感のあるメッセージを送ってくれるのでした。

戦地から帰った夫に聞くと、「そうだった。その日、敵の夜襲を受けたよ」と話を聞くことができました。昔の「オガミサマ」は霊能力が強かったようです。それに、死に直面するような戦闘の場面では、普段は霊能力に関係のない男性でも、愛する妻に、強いメッセージをテレパシーで送っていたのでしょう。

⑥テレパシーは未来の通信手段

マーク・ザッカーバーグは、SNSサイトの「Facebook」(フェイスブック)の創立者です。彼の将来のフェイスブックのビジョンは、インターネットでもなく、バーチャル・リアリティでもなく、AIでもないと言います。彼が考えているのは、脳から脳へのテレパシーだと言います。

【フェイスブックの求人情報】

アメリカのカリフォルニア州で公開されたフェイスブックの求人欄では、脳波を読み取れるテレパシーの能力のある人を募集しました。フェイスブックの開発部門では、今後の2年間のプロジェクトで、大胆な企画を考えています。具体的には、それは「悩コンピューター・インターフェイスエンジニア」と「神経画像化エンジニア」を必要としているのです。

【将来のコミュニケーションは電話のような機器を使わない】

人の考えを読むことを可能にするアイデアは、プライバシーを侵害するかもしれません。しかし、ザッカバーグは、「私たちは、いつの日かテクノロジーを使って、自分の考えを直接送信しあえるようになるだろう」と言っています。今まで、フェイスブックは、最先端の技術の買収を行ってきました。

  • ⑴画像共有サービス(インスタグラム)
  • ⑵バーチャル・リアリティ(仮想現実)
  • ⑶オキュラス(仮想現実の機器開発)

将来のコミュニケーションは、スマホなどの電話機器は使わないようです。しかし、最小限、脳波を感知する機器は、体に装着するか脳に埋め込まれるかしないと、誰でもテレパシーを行えるというわけにはいかないでしょう。ザッカバーグが、考えているテレパシー・システムというのは、送信者の脳波が電波に変わり、その電波が送信され、受信者は、電波を脳波に変えることができるシステムのようです。

⑦平将門と藤原純友はテレパシー友達

築土神社所蔵の平将門像

築土神社所蔵の平将門像

歴史の勉強の中で、平将門(たいらのまさかど)と藤原純友(ふじわらすみとも)が起こした乱を承平天慶の乱と言います。二人は同時期に乱をおこしました。現在で言う同時多発テロのようなものです。歴史的な史実の上では、偶発的な事件とされています。

【反乱は計画されていたという噂があります】

事前に比叡山で二人が謀議をしたという噂があります。藤原純友は、平将門に言いました。「天下をとった時は、将門様は天皇となってください。私は関白となりましょう」という約束を交わしたそうです。

【都にいた経験がある平将門】

平将門(903~940)は、高望王(たかもちおう)の三男平良将(たいらのよしまさ)の子です。桓武天皇から5世の子孫にあたります。高望王の時に皇族から、平家として関東に下り大きな勢力となりました。将門は15歳ごろに都に出て12年の間、警護の武士として勤めました。将門の武勇に優れた才能は、すぐに朝廷の中で評判になりました。特に将門を気に入った藤原北家の長である藤原忠平(ふじわらのただひら)は、将門を家来としました。しかし、将門は宮廷内での高い官職を得るチャンスがなく、不満に思っていました。

【藤原純友との出会い】

藤原純友

藤原純友

藤原純友(893~941)は、藤原北家の出身でしたが、早くに父親を失い後ろ盾がなかったために、出世のチャンスがありませんでした。藤原北家の家来であった平将門とは、お互いに不遇の身の上であることで固い友情が生まれ、共通の野望をもつようになりました。

【平将門にチャンス】

その頃朝廷は、地方の豪族が勝手に領地を私物化して租税を払わないということに苦慮していました。そこで、平将門に白羽の矢が立ちました。「関東を治めよ」という命令です。平将門は、東国制圧のために出兵を行います。途中で叔父にあたる平国香(たいらのくにか)の襲撃に会いますが、国香の弟である平良文(たいらのよしふみ)の援護を受けて打ち破りました。その後も反乱の動きのある豪族を打ち破り、関東での覇権を打ち立てました。

【平将門を頼る豪族が増える】

勢いづく平将門に次々と頼ってくる豪族が増えました。彼らは朝廷の政治に不満を持っていました。毎年、飢饉があっても税金は増えるばかりです。しかし、朝廷は聞く耳を持っていませんでした。豪族たちに不満が増大していくのは当然のことでした。平将門は、朝廷に対抗する勢力の頭領としてのし上がっていきました。

【終に朝廷との戦いが始まり、将門は「新皇」を名乗る】

将門を支援する豪族の中に、興世王(おきよおう)や藤原玄明(ふじわらのはるあき)がいました。彼らは朝廷からは反抗分子とみられていた結果、平将門も朝廷に反抗する者として見られるようになりました。朝廷は、平将門に対し追討軍を派遣するようになりました。終に平将門は「新皇」を名乗りました。

将門は、藤原純友に、テレパシーでメッセージを送りました。「今こそ、お互いの約束を果たそうではないか、戦を起こし朝廷を滅ぼすのだ」、将門の思いは、すぐに藤原純友に伝わりました。

【藤原純友は平将門に呼応して反乱を起こしました】

その頃、四国にいた藤原純友は、ある晩のこと夢を見ました。その夢は将門が戦っている姿でした。あくる朝、都から知らせが来ました。将門が、関東で反乱を起こしたという知らせでした。藤原純友は、将門との約束通り乱をおこしたのでした。

【承平天慶の乱(しょうへいてんぎょうのらん)】

平将門と藤原純友の起こした乱をまとめて、承平天慶の乱(しょうへいてんぎょうのらん)と言います。東と西に分かれて反乱を起こしましたが、わずかな期間で鎮圧されてしまいました。武勇に優れた将門と純友でしたが、戦いの時に利あらず、朝廷軍に滅ぼされたのでした。しかし、この反乱をきっかけとして、各地の武家勢力の台頭を許すことになり、その勢力の鎮圧に朝廷は、源氏や平家の武家集団を登用していくことになりました。

⑧アメリカン・ジョーク(最新鋭のテレパシー時計)

アメリカのジョークの中に、「テレパシー時計」というお話があります。その話と言うのは、ある夜のことでした。

一人のハンサムで自信たっぷりの男性が、バーに入ってきました。そして、カウンターに近づき、とても魅力的な女性の隣りに座りました。彼はチラリと彼女を見て、そして、彼は腕時計を何気なく眺めました。女性は、それに気が付いて、彼に聞きました。

「デートに遅れてしまったの?」

「いいや、これは、最新鋭の時計なんだけど、テスト中なんだ」

と男性は答えました。

「最新鋭の時計ですって?何がそんなに特別なのかしら?」

「これは、アルファ波でもって、俺にテレパシーで話しかけてくるのさ」

と彼が説明しました。

女性は、不思議に思って聞きました。

「今は何をあなたに語りかけているの?」

「ああ、今、この時計が言っているのは、君がパンティをはいていないってことさ」

女性は、あまりにも馬鹿げているので、クスクス笑いながら言いました。

「その時計は、壊すべきよ、だって、今私はパンティをはいているから」

男性は、時計の表面をたたきながら、言いました。

「まったく、やんなっちゃうね。この時計は、一時間早すぎるんだよ」

(最新鋭の時計は、時間調整が必要のようです。一時間後のできごとをテレパシーで話しかけたようです。気の早い時計だったのですね)

最後に

「テレパシー」は失われた能力と言われています。人類は文明の発達とともに、原始的な能力を失っていきました。産業革命以降、画期的に人間の技術は進歩しました。現代はIT革命と言われる時代になりました。時代は進み、技術も高くなりましたが、結局、人間が持っていたもとの能力を取り戻すことに努力しているのかもしれません。

テレパシー技術が進めば、即時に考えが伝わり、「話し合い」が瞬時に行われることが可能になるかもしれません。そうなると、現在の「国会での白熱した議論」なども、激しい怒号やヤジなどもなくなり、静かな無言の議会場になるのかもしれません。

以上、最後までご覧いただき、有難うございました。