癒しとしてのセラピー
しかしながら、一般的には「セラピー」といった場合、アロマセラピーやカラーセラピーのような、癒しを目的としたセラピーをイメージする方も多いことでしょう。
「病は気から」というように、効果を感じることが出来るものも多いのですが、医学的には未知の世界と言われているものも多く、また、国によっては医療行為でも、日本においては「医療行為ではない」ということもあります。
セラピーとカウンセリングやヒーリングの違い
それでは、セラピーとカウンセリングやヒーリングの違いは何でしょうか。同じような意味で使われることも多いですが、簡単に述べるとそれぞれの特長は次のようになります。
セラピー
クライアントに対して、能動的なアプローチを施すことが多いです。体を動かしたり、五感に作用したり、心身に働きかけることで自己治癒力を促します。
カウンセリング
あくまでも、受動的な立場でクライアントの話を聞き、答えを与えるのではなく「気づき」を促すことで、心の癒しを導きます。
ヒーリング
目に見えない(と言われている)エネルギー(気)を扱うことが多く、様々な手法で生命エネルギーのバランスを整えることで不調を改善します。
しかしながら、実際にはハッキリとした境界線はなく、セラピストがカウンセラーのように話を聞くこともありますし、カウンセラーがヒーリングを行うこともあります。
スピリチュアルなセラピーとは
セラピーとカウンセリングやヒーリングの特長をそれぞれにお話ししましたが、前述したとおり明確な境界線は無く、「目に見えない」からと言って「存在しない」ことにはなりませんから、エネルギーを使うことで能動的に心身に働きかけ、状態を整えるということも可能なわけです
高次元のエネルギーを波動として扱ってクライアントのチャクラを整えたり、言霊として扱って心に響くメッセージを伝えることで心の状態を整えたりといった手法(エネルギーワーク、チャネリング、占いなど)があります。
また、自然のエネルギーを活用して、心身の調整をする方法(メディカルハーブ、フィトセラピー、アニマルセラピーなど)もあります。
最後に
「セラピー」とは、「セラピスト」が知識と技術をつかって心身を癒やすための治療技術のことを言います。
アロマ療法、自然療法、心理療法、理学療法等々、医療の分野にも、癒し・スピリチュアルの分野にも世界中に様々なセラピーが存在していますが、実のところ、それらの資格の整備は遅れており、「セラピー」と名の付くものに携わる人たちは区別なく「セラピスト」と名乗ることができます。
色々な「呼び方」や「やり方」はありますが、すべてに共通して言えるのは、「セラピー」とは、人間だけではなく、動物も植物も含めて(話しかけると元気に育つというのも言霊のセラピーでしょう)、「命の在るもの」を元気な「エネルギーの満ちた状態」へ導く方法であると言えるのではないでしょうか。
以上、Nanna Satchaがお伝えいたしました。最後までお読み頂き、有難うございます。