ライフパスナンバー8の意味が知りたい方へ。
数秘術にはいくつもの算出法がありますが、その中で最もオーソドックスな手法なのがライフパスナンバーです。生年月日の数字を全て足していくだけで導き出すことができるので、コミュニケーションツールとしても活用しやすいのが、広く親しまれているゆえんかもしれません。
占星術で言うところの「太陽星座」のような役割のナンバーで、その人の主要とするパーソナリティや価値観、資質や才能などを紐解くことができます。
この記事では、深層心理セラピストの斎木サヤカが、ライフパスナンバーの「8」の人の性格、仕事や恋愛など、全てについて解説します。
ライフパスナンバーの導き方
生年月日の年と月と日の全ての数をバラバラに考え、ひとつひとつ足していき、二桁になったら、一桁になるまで足します。
例えば、2010年9月30日生まれの場合、
- 2＋0＋1＋0＋9＋3＋0＝15
- 1＋5＝6
となり、この生まれの人の導き出されたライフパスナンバーの数は「6」となります。
「8」の数秘術的な意味は「２つの秩序」
「8」は日本では「末広がり」とも言いますし、豊かなイメージのあるナンバーですよね。秘教的には、「8」を横にした記号の、永遠や無限大を意味する「∞」と重ね合わせられたりすることも多いようです。
「8」は、秩序を意味する「4」がふたつ重なるので、ふたつの秩序が関連しながら平行している図として考えることもできます。
「ひふみ…」という日本の数霊としては、「8」は「や」。漢字では「鳥」で表すことができるのだそうです。他には、「矢、弥」なども同じ言霊です。「8」を横にした「∞」は見ようによっては、鳥が羽を広げているようでもありますし、不死鳥のイメージとも重なりますね。
また、空を飛ぶ鳥は、遠くの地とつながることができる点で、異なる秩序がつながるきっかけを与えるものとしての役割もある、という見方をしても良いかもしれません。
ライフパスナンバー「8」の特徴は「目標を明確にして、確実に結果を狙う」
ライフパスナンバー「8」の人には、主に以下のような特徴があります。
・野心家
・タフな頑張り屋さん
・管理や指揮が上手
ライフパスナンバーが「8」の人は、何をするにしろ目標を明確にして取り組み、確実に結果を出そうとしていくタイプです。漫然となんとなく、物事に向かうことはほとんどないでしょう。屈託なく成功や勝利を求めるところが、「8」の人の最も際立った特徴と言えるかもしれません。
ライフパスナンバー「8」の長所は「采配センス」
子どもの頃から、仲間内で役割分担をするのはあなたの役目だったりしたのでは？人の向き不向きを見ながら、「あなたはこれ、あなたはあれ」といったように、てきぱきと人を配置していたりしたかもしれません。
作戦を練るのも上手
また、作戦を練るのも上手なはず。しかも、そのやり口は、温厚なパーソナリティからは想像もつかないくらいに、容赦のない的確さと冷徹さを持っていたりします。
目標のためなら何でもやる
目標を決めたら、そのためにはなんでもする、といった強い意志も、「8」の人の存在感を大きくしている要素のひとつでしょう。敵にはなりたくないけれど、味方になりたいと思う人は多いかもしれません。
ライフパスナンバー「8」の短所は「すきあらば下克上を狙う」
権力を嫌う一方で、力を得たがる心の矛盾に、しっかりと気づいていくことは、「8」の人が、本当の意味での充実を得るためには、とても大切なことであり、急務だと言えます。
権力志向になり、能力のあるなしで人の優劣を判断したりして、結果として、人を信じるのが怖くなったりすることもあるようです。
異なる考え方を持つ人は、「敵」ではなく、自分の偏執がちな視点に気づきを与えてくれる存在であると心得ておきましょう。あらゆる価値観を許容する姿勢を忘れずにいることは、「8」の人にとっての宝の地図と言えるかもしれません。
ライフパスナンバー「8」の仕事・才能は「指揮者」
そもそも野心家の「8」の人は、ほんの遊びで始めたことでも、そこからなんらかの実りを得ていくタイプ。人からの頼まれたことでも、趣味を営む時間も、映画や音楽を鑑賞している時でも、そこから何かを得ようとしています。
転んでもただでは起きない
とにかく無駄が嫌いなので、決して転んでもただでは起きません。失敗することがあっても、結果として、それは失敗じゃなくなってしまうのです。それは、失敗を失敗と認めたくないプライドの強さもあるからでもあるのですが…。
あきらめない気質
そうしたあきらめない気質は、あなたをなんらかの形で成功者にするでしょう。持ち前の采配センスを活かして、リードする人、管理者としても活躍できるはずです。
起業家としても有能ですが、継続されてきた伝統や土台を受け継ぎながら、新たに発展させていく力も充分備えています。
向いている職業や業界に関しては、持って生まれた課題や使命を表す「ディスティニーナンバー」も参考にしてください。
ライフパスナンバー「8」の相性が良いのは２と４
感覚的に理解し合いやすいのはライフパスナンバー「2」と「4」の人です。
特にライフパスナンバーが「2」の人は、「8」の人の能力や存在感に憧れ、敬いながら、サポートしてくれそうです。ライフパスナンバー「4」の人は、保守性が強い分、あなたがこだわり過ぎて周りが見えなくなりがちな時に、支えになってくれます。
「8」の人にとって、最も怖い存在となり得るのは、ライフパスナンバー「1」とライフパスナンバー「7」の人です。相性が悪いわけではありませんが、「8」の人と同様に、負けん気が強く、頑固さを持つので、考え方が合わないと衝突することもあるでしょう。
ですが、そばにいてもらうことで、異なる価値観を学ぶことができ、その学びはまた、あなたの可能性を広げることにつながります。排除せずに、ご縁を大切にしていくと、お互いに実りがあるでしょう。
ライフパスナンバー「8」は恋愛はいつも後回し
やるべきことや目標があると、それにのめり込むタイプの「8」の人は、とかく仕事人間になりがちです。人によっては趣味人間という場合もあるでしょう。
そのため、ライフパスナンバー「8」の人は恋愛はいつも後回し。仕事が忙しい時は、恋人をそっちのけにしてしまい、それでも自分は大丈夫だったりします。その結果、恋人が去ってしまう・・・ということもあるかもしれません。お仕事大好きな「8」の人にとって、独立心があることは、恋人の大切な条件のひとつだと言えるでしょう。
恋愛モードの場合
そんな仕事人間となりがちな「8」の人ですが、仕事にもあまり興味がなく、好きな趣味も持っていない場合は、とことん恋愛にのめり込むこともあります。
恋愛モードの「8」の人には、とにかく狙った獲物は奪ってでも手に入れる、といったようなパワフルさがあります。
一途さゆえに、うまくいかなくなると執着し、時には復讐心を抱くほどにも・・・。その反動で、他の異性にのめり込んでみたり、仕事に精力を注いでみたり・・・ということもあります。そうして極端になりやすい点は、家庭を持つと落ち着いていきます。
深い信頼の絆で結ばれた家族的な存在を持つことで、「8」の人の野心は、心身共に豊かさを生み出す方向へ花開いていくことでしょう。
ライフパスナンバー「8」の人生は「共にうまくいくことを喜べる仲間を持つ」
ライフパスナンバー「8」の人が、人生に充実感を得ていくためには、成功や勝利、栄誉を目指す、その動機にフォーカスすることが肝要です。
なんのために頑張るのかって、考えたことはあるでしょうか。
なんで勝ちたいのかって、考えたことはあるでしょうか。
その勝ちたい、成功したいという気持ちの中に、誰かや何かを見返したい気持ちが隠れているとしたら、その動機の先にある結果は、あなたを本当の意味で幸せにも豊かにもしないかもしれません。
一時は満足しても、まだまだ勝利も成功も足りなくて、常にお腹のすいている状態が続いてしまうことにもなり得ます。
可能性を広げることにもつながりますし、動機が「見返したい」ではなく、「愛」に変わるので、さらに応援してくれる人も増えて、出せる結果も大きくなるうえ、スピードも速くなります。そうなってこそ、ライフパスナンバー「8」の人の采配センスは、素晴らしく活かされていくようになります。
最後に
ライフパスナンバーが「8」の人は、社会においては、物事を広げて定着させ、またさらに広げていく・・・という拡大発展の方向付けをする役割を担う傾向にあります。世界を豊かにするのも、豊かにしないのも、実は「8」の人のセンスが握っているかもしれませんよ。ぜひ広く大きく、豊かにしていくことを望んでいってください。
数秘術ライフパスナンバー「8」の人は…
- 特徴は「目標を明確にして、確実に結果を狙う」
- 長所は「采配センス」
- 短所は「すきあらば下克上を狙う」
- 仕事・才能は「指揮者」
- 相性が良いのは２と４
- 恋愛はいつも後回し
- 人生は「共にうまくいくことを喜べる仲間を持つ」
以上、深層心理セラピストの斎木サヤカがお伝えいたしました。最後までお読み頂き、有難うございます。
