数秘術のディスティニーナンバーが7の方へ。
数秘術には、幾種類もの算出方法がありますが、ディスティニーナンバーは、生年月日から導き出すライフパスナンバーに次ぐコア・ナンバーのひとつです。姓名から算出するので、生年月日以上にその人固有の運命性を表すナンバーだと言えるでしょう。
「運命数」とも呼ばれますが、たどる運命そのものを示すというよりは、「向き合っていく運命の課題」を表すナンバーです。持って生まれた使命、生涯を通して目指すもの、人生上の課題などを示すもとされています。
この記事では、深層心理セラピストの斎木サヤカが、数秘術のディスティニーナンバーが7の人が送る人生を解説します。
ディスティニーナンバーの算出方法
全てのローマ字は数価を持っているという考え方をベースに、姓名を数に置き換えて、生年月日と同様の方法で最終的にひと桁の数にしてゆきます。
- A J S→1
- B K T→2
- C L U→3
- D M V→4
- E N W→5
- F O X→6
- G P Y→7
- H Q Z→8
- I R →9
たとえば、「やまだたろう」という人の場合、「YAMADA TARO」を数字に置き換えると「714141」となります。そして、全ての数を足すと「7+1+4+1+4+1=18」となるので、「1+8=9」と一桁にします。この人の特定の数は「9」となります。
詳しくは「ディスティニーナンバーとは何か」のページをご参照ください。
「7」が意味するもの
7は「ラッキーナンバー」として知られていますが、実は、数秘術的には特に「ラッキー」という意味は与えられてはいないのです。
ちなみに、ラッキーな数字であると言われるようになったのは、野球が由来とも、さいころの目が関係しているとも言われています。
それはさておき。7という数字は、物事のバリエーションを示すときによく使われるナンバーですね。虹は七色ですし、音階も七音。そんなところから、完成とか完全とか、ターニングポイントを意味するナンバーだとも言われています。
「ひふみ…」という日本の数霊としては、「7」は「な」。漢字では「魚」や「名、納」などで表すことができるのだそうです。
6番目は虫で、7番目は魚。魚は、シンボリズムとしては水のエレメントを表すものとされています。万物を構成する4つのエレメント(火、地、風、水)が、ここで全部出揃うということが言えるでしょう。
7はバリエーションの基本形が出揃う、というプロセスの意味を含むナンバーということですね。
「7」のキーワード
- 理解
- インスピレーション
- 分析的
- 研究心
- 集中力
- 哲学的
- 知的好奇心
- 孤軍奮闘
- 独立性
などが挙げられます。
ディスティニーナンバー7の使命
もしかするとあなたは、いつも何かに疑問を持っているかもしれません。なぜだろう、どうしてかな・・・と。その姿勢は、時に難癖をつけるような形にもなり得るけれど、ディスティニーナンバー7の人が問いを発するのは、「理解したい」という思いゆえ。関わる以上、その全てを知りたい、という飽くなき探究心がその心にはあるのです。
きっとあなたは、人よりも不思議なことや不可解なことによく出会うはず。あるいは、みずから、簡単には究明しきれない物事へと果敢に踏み込んでいくのが日常だという人もいるかもしれませんね。
それは、あなたには「解き明かす」という命題があるからこそ。知らないままや不明瞭なままにしておくことが納得できないからでしょう。
興味を持つ分野によって、その探求したい対象が「人」になることもあれば、歴史や地理、生物や機械、天体になることもあるでしょう。とにかく、関わった以上、その分野における全てのバリエーションを、できることなら知り尽くしたいと思うはずです。
理解したい思いの先に、真理があり、その究明した真理は、必ずや人々に役立つ智慧となっていくでしょう。
生きることの意味も、あなたが生涯を通して探求し、解き明かしていくべきテーマだと言えます。そして、その知り得たことを後進たちへ伝えていくことでこそ、あなたは使命を生きることになるでしょう。
ディスティニーナンバー7の人の適職・天職
突き詰めていきたいテーマを見つけたなら、7の人は、大抵の場合、趣味の範囲の「○○マニア」になるだけで終わることはありません。その究明していった事柄は、同じ興味を持つ人にとって、必ずや欲しい情報となるからです。
それくらいの情熱を持って探求したいと思えるテーマを見つけられるか否か、というのが、職業経歴の明暗を分けるところかもしれません。
ですが、もし、今のあなたが「見つからない」と思っているのだとしたら、あなたが今まさに目の前にしている物事、関わっている事柄に、疑問と興味を持って向き合っていくべきでしょう。
そうした仕事への取り組み方こそが、実はディスティニーナンバー7の人がその役割を生きる生き方なのです。それが、天職を生きる道でもあります。
適している職種としては、
- 研究職
- リサーチ業
- 探偵
- システムエンジニア
などの技術者、
- 医者
- 各種分析官
- 作家
- ジャーナリスト
- 歴史や哲学などの学問関係
- 図書館司書
等が挙げられます。
ディスティニーナンバー7の人が体験すべきこと
本当のことを知りたい、という願望は、誰しも持っているものかもしれません。でも、知りたいと思う一方で、全てを知るのが怖いということもあるもの。知らないほうがいい、ということも時にはあるものですね。
そうした心の葛藤を、ディスティニーナンバー7の人はとかく軽く扱ってしまいがちです。相手が言いたくない、と思っていることを、無遠慮に聞いてしまって、気まずいムードになってしまう・・・というのもありそうなこと。理解したいという思いからとはいえ、相手の立場になって考えることを怠らないように気をつけていたいものです。
また、真実を探求していく先には、時として失望や落胆が待っていることもあります。なんであれ、「本当の姿」は、必ずしも思い描いた通りとは限らないものです。
それでも、真実を見出すことは、かけがえのない行為。あなたにとってはもちろん、世界にとっては、誤解や未解明な状態から抜け出すとても大切な機会となります。真実ではないもののうえに、揺ぎない安寧の未来が続くはずはないのですから。
全ての知る機会を、成長と進化のチャンスとして捉えていくことは、ディスティニナンバー7の人にとって、大切な課題だと言えるでしょう。
ディスティニーナンバー7とライフパスナンバー
ディスティニーナンバーとライフパスナンバーのふたつのナンバーは数秘術の主軸です。このふたつの違いは、こんなふうに位置づけて考えてみると良いでしょう。
あるいは、ライフパスナンバーをツールにして、ディスティニーナンバーへ向かう、と言い換えると、よりふたつの関係性がわかりやすくなるかもしれません。
ライフパスナンバーだけだと、イメージできる人生の景色は言わば静止画ですが、ディスティニーナンバーを加えると、方向性が加わって、よりアクティブな未来像が湧いてきやすくなるのではないでしょうか。
ディスティニーナンバー1の人は、真理を究明していくその時、何を動機に、何を用いて、それをおこなうのか。その「何を用いるか」の部分がライフパスナンバーから読み取ることができます。
ディスティニーナンバー「7」×ライフパスナンバー「1~9」
では、ディスティニーナンバーが「7」の人のライフパスナンバーの9つの人生のバリエーションを簡単に解説しますので、ぜひご理解の参考にしてください。
ディスティニーナンバー7×ライフパスナンバー1
先読みのセンスとチャレンジ精神で、次々と究明したいテーマを見つけ、果敢に難しい課題にも取り組んでいく人生に。
ディスティニーナンバー7×ライフパスナンバー2
美的センスや豊かな感受性を活かして、世界のアートや美しいものを探求&見聞して、その本質を見抜いていく人生に。
ディスティニーナンバー7×ライフパスナンバー3
豊かな発想力と表現力を持って、世の中の多くのことに興味を持ち、探求&究明したものを人々に伝えていく人生に。
ディスティニーナンバー7×ライフパスナンバー4
計画性や秩序たてる力を活かして、世の中に必要なシステムなどを探求し、人々が活用できる形にしていく人生に。
ディスティニーナンバー7×ライフパスナンバー5
決断力や度胸の良さを持って、興味ある分野の智慧や技術を極めていく人生に。
ディスティニーナンバー7×ライフパスナンバー6
サービス精神を活かして、人々の健康や生活のために必要なことを探求し、解き明かして伝えていく人生に。
ディスティニーナンバー7×ライフパスナンバー7
鋭い洞察力と探究心を持って、宇宙や人の命についてなど、普遍的なテーマについて深く突き詰め、人々に伝えていく人生に。
ディスティニーナンバー7×ライフパスナンバー8
現状だけではなく、未来にも責任を持って、人々が知りたいテーマや必要な事柄について研究し、時をこえて伝えていく人生に。
ディスティニーナンバー7×ライフパスナンバー9
慈愛の心とスピリチュアルな資質によって、世の中の神秘を解き明かし、人々に伝えていく人生に。
ディスティニーナンバーが「7」になる名前
一方、ひとりで努力するのではなく、助け合うことやつながることを目指すものの名前には、あまり適してはいないと言えます。
研究したものを発表する書籍や真理を語るメディアのタイトルなどにも良いかもしれません。「真実を伝える」という意味で、鑑定業、リサーチ業、信販系の屋号としても、信用度の高いイメージ作りを助けてくれます。
最後に
ひとりでいることを好む傾向にあるディスティー・ナンバー7の人ですが、使命を生きるうえで最も大切なのは、実は世界に対して心を開くことなんです。なぜなら、興味も探究心も、言い換えれば「世界への愛」に他なりません。
愛すればこそ、興味もわいて、知りたいと思うものですよね。夢中になれるものが見つからない時は、愛が足りない時。そんな時は、愛してみようと、心を開くところからはじめてみてください。
以上、深層心理セラピストの斎木サヤカがお伝えいたしました。最後までお読み頂き、有難うございます。