恋愛とカルマの法則の関係が知りたい方へ。
前世からのご縁とか、カルマの法則とか、そうしたものが今を生きる私たちに無関係ではないらしいことは、特にスピリチュアルに興味がない人にも知られるようになってきました。
一般的には、「過去生からの因縁」とか「運命的なつながり」といった物事のことを、ざっくりと「カルマの法則」と呼んでいるケースが多いようですが、恋愛において、カルマの法則はどんなふうに作用するのか、誰もが気になるところでしょう。

この記事では、深層心理セラピストの斎木サヤカが、恋愛に悪影響をもたらすカルマとはどんなものか、またその解消法について詳しく解説してゆきます。
カルマの法則とは
まずは、「カルマの法則」についての簡単な説明から始めていきます。
「因果応報」を意味しており、「善い行いは善い結果を生み、悪い行いは悪い結果を生む」ということ。それが輪廻転生を通じて伝わっていく、と考えるのがカルマ思想です。
つまり、過去生において善い行いをした人は、今生でも善い報いに出会うことになり、もちろん、逆に善ではない行いをした場合も同じ。そうして、連鎖して繰り返されていくもの、それがカルマなのです。



恋愛に悪影響なカルマの始まり
上記のカルマについての説明を、恋愛に置き換えて考えてみましょう。恋愛に悪影響をもたらすカルマがどんなふうに創られるのか、例を挙げてお話ししてゆきます。
たとえば、過去生において恋愛関係になった相手を裏切ったことがあったとしたら・・・。
今のあなたの無意識には、裏切った罪の意識が残っているかもしれません。そして、その贖罪の気持ちゆえに、今生では自分が裏切られる立場を選ぶことになる場合もあるでしょう。
過去生において、相手の恨みが強かった場合、今生でも、再び出会って、相手に仕返しされる、ということもあり得ることです。
それが、今の私たちにどのように影響するかは、過去生において、どのような動機で、どのようなつながりを持ち、どのような運命をたどったか、によって本当に様々です。
カルマの法則と恋愛傾向
たとえば、誰かを好きになって、「信じていいのかな」と不安になったり、ちょっと連絡がとれないと、なんの根拠もないのに疑う気持ちがわいてきたり・・・ということがあるかもしれません。
過去生において、裏切ったり裏切られたり、傷ついたり傷つけたり、という経験から、恋愛に対して保守的になったり、悲観的になったりすることもあるのです。
こんなふうに、私たちが持つ恋愛対象に対しての理想やこだわりは、良くも悪くも、過去生の感情体験が影響しています。
過去生で因縁のあった相手と出会うと
愛しさあまって憎さ100倍
「愛しさあまって憎さ100倍」と言いますが、多かれ少なかれ、私たちはそんな感情を無意識に秘めているものです。それは、今生だけではなく過去生から続いていると考えるのが、大抵の場合適切でしょう。そんな恨み辛みや後悔が残る因縁の相手と出会ったら、果たして私たちは気づけるのでしょうか。
執念が出会いを実現させる
今を生きる私たちは、普通の場合、過去生の出来事を忘れています。ですが、無意識は決して忘れることはないのです。というより、そのご縁を引き寄せるのは、その無意識のなせるわざ。数百年か、数千年か、数万年か・・・。思い続けたことを果たそうとしてきた執念こそが、その出会いを実現させるのです。
強い思いを秘めたふたり
そんな強い思いを秘めたふたりが出会うと・・・。無関係でいられないのは当然と言えば当然でしょう。恨みや罪の意識が引き合った縁でありながら、ビビッときたり、きゅんとしたりするのです。
運命的な出会いとカルマ
そう、たちの悪いことに、悪影響をもたらすカルマは、悪いイメージでやってこないのが定石なのです。むしろ、運命的なパートナー、理想の相手のように見えることが多々あります。
悪影響がある相手とは気付けない
だから、最初の段階で、この相手は悪影響をもたらす相手、と気づくのは極めて困難。というより、無意識ながらに気づいても、強く惹かれ合ってしまったり、激しく感情が動いてしまうので、顕在意識はそうとは認めたがりません。
過去生で遣り残したことを実行
どうして気づくのが難しいか・・・。それは、再び結ばれないと、過去生に遣り残したことを取り戻せないからです。
感情を動かされる相手がカルマの相手
出会う相手は全て、過去生からのご縁があると言っても過言ではありません。その中には、ネガティブなカルマのある相手とそうでない相手がいます。
最初はあまり興味がなかったけれど、知り合ううちに段々と好きになる、という穏やかな展開で進む関係性は、ネガティブなカルマのないご縁だと言えます。
それがわかっていても、感情に動かされてしまうのが私たち人なのかもしれませんが・・・。そう、私たち人の業は感情そのもの。感情に促され、感情に牽引されているうちは、カルマの外に出られることはないと言えるでしょう。
恋愛のカルマ解消への一歩
恋愛のカルマの解消は、意識的に心の探求を行っている人であっても、事前に対処することは難しい傾向にあります。もし、既に感情が掻き立てられる相手に出会ってしまったなら、逃げずに向き合っていくことです。
逃げるとカルマは温存される
強く惹かれ合うからこそ、問題が生じた時には冷静ではいられなくなるもの。相手の言動がいかに誤っているか、指摘したくなるかもしれません。あるいは、自分を責めて責めて、自滅的な行動に走る場合もあるでしょう。
深い恨みや罪の意識がある以上、大抵の場合、許し合うのは簡単ではありません。ですが、そこで感情のままに突き進んでは同じことの繰り返しになります。
逃げないと心に決める
もし、過去に逃げてしまった、と思うのなら、今度は逃げない、と心に決めましょう。許してもいい、と思えるまで、しっかりと向き合っていくことでしか、動き出したカルマを抜け出す方法はないのですから。
恋愛のカルマ解消のために何を大切にするか
今の気持ちは愛情なのか、恨みなのか、ただ執着か、自分を認めさせたい気持ちか、相手の間違いを指摘したいのか、相手に罪の意識を感じさせたいのか・・・。
自分の気持ちを掘り下げてみると、意外な意図があることに気づくかもしれません。
- いかに自分が尽くしてきたかを思い知らせたいだけ
- 相手を謝らせることに必死
- 相手に罪の意識を感じさせるために、新たな恋愛に向かわずに不幸なままでいる
など。
いかに復讐や仕返しに命がけであるかに気づくことができたら、カルマから抜け出せる可能性が出てきます。
恨むことより、主張することより、納得させることより
幸せになること、幸せにすること、仲良くすること
の方を、大切にできるかどうかにかかっているのです。
相手と自分が幸せになれる選択をする決意
カルマは、過去と同じ選択をせず、選び直すことでこそ、解消へと向かいます。感情にかられた選択の誤りがカルマを創っているのですから。
最後に
抜け出せないかに思える恋愛トラブルや因縁深い関係、嫉妬や執着、腐れ縁・・・。自分ではどうにもならないように思えることも、元々は自分の感情が生み出したもの。
恨むより、許したい、愛したい、仲良くしたいと思えるか否か。全てはそれにかかっていると言えるでしょう。恨みより、自分のプライドより、愛を選ぶことができたとき、魂から愛し合えるパートナーへと成長していくことができます。

以上、深層心理セラピストの斎木サヤカがお伝えいたしました。最後までお読み頂き、有難うございます。
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