生霊に恋愛を邪魔されているのでは?と悩んでおられる方へ。
昔の物語、源氏物語にも出てくるように、生霊が恋敵を呪い、悪いことを起こしたり、体調などにも影響を及ぼすということが昔から信じられてきました。
本記事では、生霊が恋愛を邪魔することはあるのかもし生霊が邪魔をしていると分かったらどんなお祓いをしたら良いのかをご説明いたします。
そもそも生霊とは?
生霊とは、いきている人の魂魄(こんぱく=魂)の一部が離れている状態です。一部なので、たくさんの感情を持つわけではなく、単体の感情のエネルギーが、こぼれてしまった状態と言えます。そして、その魂魄はプラスの気持ちだけではなく、マイナスの気持ちの方が増幅しやすくなっています。周りの浮遊霊や地縛霊のマイナスの気を集めて大きくなり、時にそれが個人に害を及ぼすことがあります。



元々の魂魄のかけらが、個人に対する嫉妬や羨望を持っていることが多く、膨らんだ感情はその人から離れ、1人で主人の意思なしにその人に付きまとうようになります。そうして主人から離れてしまった魂魄は、主人の嫉妬の感情だけ、羨望の感情だけを抱いたままさまよい、周りに悪影響を及ぼしていくのです。
しかし、例外として、強く(その人を)守りたい、というような気持ちが離れ、守護霊と同じようにその人を守ってくれることもあります。なので、全ての生霊が悪いもの、というわけではないのです。

生霊が恋愛を邪魔することはあるのか?
それは、男女間だけではなく、ときに同性間でも生霊を生んでしまいます。これは、友達としての友情が強すぎるあまり、独占欲に変わってしまう時にそうなることが多いようです。本人も気づかないうちに、友人の彼氏や彼女に友人を取られてしまったように感じ、同性なのに嫉妬から生霊を飛ばしてしまうのです。
生霊が及ぼす症状
そして、対象者とその思い人がいる時にだけ、対象者の体調がすぐれなくなったり、小さな怪我をしたりと、しきりに悪いことが続くのです。こうなってくると悪い気を持った生霊は勢いを増し、悪いことを立て続けに起こすことになりかねません。
この場合は早急に原因を見つけ出し、新たな生霊を生んでしまう前に本人に自覚させたり、まとわりつく生霊を力で払いおとすことが必要になってきます。それが出来ないと、最悪、結ばれていた2人が別れてしまったり、結ばれる手前まで行っていたのに心がなぜか離れて行って結ばれなくなる、ということにもなりかねません。もし心当たりがあるならば、一度専門家に相談してみることをお勧めします。
生霊が恋愛を邪魔している時の症状とは?
生霊が恋愛感情から生まれたものの場合、恋愛を邪魔するような症状が起きます。例えば、彼氏がいて、その彼氏のことを強く想っている人の生霊に憑かれると、
- 彼氏に会いたくなくなる
- 彼氏といると悲観的な思いを抱いてしまう
など。
ここで、彼氏と気持ちが離れてしまえばそれで生霊の影響も終わるのですが、それでも一緒にいたいと思っていると、
- 頭痛
- 吐き気
- 倦怠感
など、症状として体に異変が目立ち始めます。
生霊の症状の見分け方
彼氏に会うと気持ちが沈むのに、離れるととても楽になるので「もしかしてこの人のことあんまり好きじゃないのかな?」と思ってしまい、自分の気持ちが離れやすくなります。
「大好きで仕方がなかったのに何故いきなりそんな気持ちに?」と思ってしまった場合は、生霊の仕業を疑った方がいいと言えます。
源氏物語の生霊

葛飾北斎画『北斎漫画』より、御息所の生霊
有名な源氏物語の中で、葵の上が六条の御息所の生霊に取り憑かれ、体調を崩し寝たきりになり、そのまま息を引き取る場面がありますが、あながち物語の中だけのことではなく、現実にも同じように体調を崩しやすくなったり、寝込んでしまうこともあります。
詳しい、生霊の症状は以下の記事をご確認下さい。


生霊にとり憑かれたらどうすれば良いのか?
そして、何より大切なのは、できるならばその生霊を飛ばしている相手にそれを自覚させ、生霊を飛ばさないように話し合うことができれば一番良いです。ただ、この生霊がどこからきたものなのか、というのは素人目にはわからないので、専門家に探ってもらうことが一番いいと思います。
また、日頃から守護霊だけでなく、ご先祖様や神仏を大切にすることや、定期的に神社仏閣に行き、綺麗な空気に触れることで、悪い気を持ったものを払ったり、力を抑えられたりします。
とにかく、逃げるだけでは離れてくれるものではないので、立ち向かう勇気は必要になってきます。何かおかしい、と感じたら、それに立ち向かう手段を考えておくのが日々の予防になります。


生霊に悪さをさせないためには?
やり方は、簡単に言えば瞑想です。静かな場所で、心を穏やかにし、自分の中の自分に意識を集中させます。今何が問題で、どうしたいのか、ひとつひとつ丁寧に整理していき、自分だけの力ではどうにも出来ないことを見つけ出し、その解決のための手助けを乞うのです。



そうすることで、守護霊も何をしたら良いかが明確になり、害悪からピンポイントで守ってくれるようになります。また、守護霊だけで力が足りないときは、背後霊にも力を借りて、全力であなたをサポートしてくれます。

生霊のお祓いはどうしたら良いのか?
相手はまだ生きているので、成仏させるわけではありません。生霊本来のあるべき場所へ返すため、周りにまとわりついてしまった雑念や怨念をしっかりと綺麗に払い、元の宿主のところに返すことが大切になってきます。
この時、周りにまとわりついてしまった雑念や怨念をしっかり払わずに返してしまうと、その人が何故か悪霊に取り憑かれたように性格が変わってしまい、素行に問題が出てきてしまうことがあるため、ただ追い払うようにすることはお勧めできません。その人だけでなく、周りの人たちや自分にも結局害が及ぶ可能性があるからです。
そのため、生霊の扱いは本当にしっかりと丁寧にしなくてはいけません。普通の霊以上に力が必要となってきます。


自分が生霊にならないように気をつけよう
生霊の主な感情は、嫉妬や羨望から生まれます。
必要以上に他人と自分を比べ、嫉妬したり、羨望し、ひがむことのないようにしましょう。羨望し、そこを目標に努力すること自体には一向に構わないのですが、そこでひがみが入ってしまうと、マイナスの気を取り込みやすくなってしまうので注意しましょう。
心当たりがあるならば、瞑想してしっかりと自分と向き合い、マイナスの感情も受け入れた上で、どうしたら良いか、プラスに持っていく努力をしましょう。
マイナスの感情も悪いだけではなく、自分の欠点を見つけるためには大切なものです。ただ、それを誰かのせいにして、自分は完璧だ、悪くない、と思うその「おごり」がよくありません。それを気をつけるようにしましょう。
最後に
生霊は生きている人の魂魄のかけらのため、その人自身も傷つけたり、弱ったりしていることが多いです。
もしそのような場面に立ち会ったら、自分と向き合い、心や気持ちの整理をする手助けをしてあげましょう。自分がもし生霊を飛ばして誰かを傷つけてしまっているのだとしたら、と考え、穏やかな心で、受け入れてあげるようにしましょう。
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