アカシックレコードの意味を調べている方へ。
アカシックレコードとは、この宇宙が誕生したときから現在まで全ての情報、記録のことを言い、精神世界ではよく使われる用語となっています。アカシックレコードには科学的根拠はありませんが、いったいどのようなものなのか、何を意味するのか?
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、アカシックレコードとは何か?その意味を分かりやすく解説したいと思います。
アカシックレコードの意味
アカシックレコードの語源は、「虚空蔵菩薩」の梵名「アカーシャガルバ」が語源ではないかと言われています。「アカーシャ」はサンスクリット語で、「もともとの本質」という意味があり、破壊されることがなく、全てこれに優るものがない、無限の知恵と福徳を内蔵している菩薩が「虚空蔵菩薩」です。
アカシックレコードのことを、プラトンは「宇宙の魂」、ユングは「集合意識」と表現しています。イエス・キリストは「私と父は1つである」と言っていますが、これもアカシックレコードの存在を意味するものです。
宇宙のデータバンク
アカシックレコードには様々な言い方がありますが、どれもその存在を示していることに違いはなく、ここには、宇宙が誕生した2億6千年前の過去から現在、これから2万6千年までの全ての情報が保存されています。つまり、宇宙のデータバンクのようなものです。
誰でもアクセスすることができる
アカシックレコードはインターネットと同じで、誰でもアクセスすることができます。というか、アカシックレコードにつながっていない人はいません。今この時、感じた思いや行動などは常に情報としてアカシックレコードに刻み込まれ、同時にあらゆる情報も受け取り続けています。
アカシックレコードと繋がっているという認識はないかもしれませんが、シンクロニシティなどの現象、予知夢などはアカシックレコードからの情報が元になって起こっています。
アカシックレコードはどこにあるのか
アカシックレコードは、基本的に人類の集合意識にひとつ存在すると言われています。
以前は、太陽系に7つのアカシックレコードがあり、別の銀河には別のアカシックレコードが存在すると言われていました。ただ、それも同じエネルギーで繋がっている可能性があります。
アカシックレコードはどこか特定の場所にあるのではなく、エネルギーの集合体として多次元にわたって偏在しています。
アカシックレコード能力者
アカシックレコードを読み取って未来を予知する能力は、霊視という言葉で表現されることがあります。霊能力者や予言者、チャネラーなどが霊視をする時は、アカシックレコードから情報を読み取っているのです。
霊視能力について海外では18世紀のころから研究されていましたが、中でも世界三大予言者の一人と言われる「エドガー・ケイシー」を知らない人はいないと思います。
エドガー・ケイシー
Edgar Cayce in October 1910, when this photograph appeared on the front page of The New York Times.
自身が催眠状態になってアカシックレコードと繋がる「リーディング」という方法で病気の治療を行いました。エドガー・ケイシー自身は、医学の知識は全くありませんが、アカシックレコードから得た治療法で、リウマチやパーキンソン病などの難病患者にも治療を行いました。リーディングした数は14000件以上ありますが、その内容の記録は今でもアメリカのエドガー・ケイシー・財団(ARE)に保管されています。