大天使ラファエルとは？その伝説とお役目を解説

ラファエルという名前には「神は癒す」または「神は癒した」という意味があります。その名のとおり、人間も動物も強い力で癒してくれるのが大天使ラファエルです。

大天使ラファエルがそばにいてくれるだけで、そこは安らぎの場となりストレスも軽減されると言いますが、どんな伝説とお役目を持っているのかを解説していきたいと思います。

守護天使とは何か知りたい方へ。守護天使は、一度も人間として生きていたことがない存在。人がこの世に生まれてから息を引き取るまでの間、無条件の愛を持ってずっとそばで見守り続け、導いてくれます。今回は守護天使とはいったいどのような存在なのか？代表的七大天使に絞って守護天使の名前一覧とそのお役目をご紹介しましょう。

大天使ラファエルの伝説①「トビト書」

ユダヤ教では癒しの天使とされていますが、キリスト教に受け継がれると旧約聖書第二聖典にある「トビト書」の中に大天使ラファエルの伝説が残っています。ユダヤ教では、この「トビト書」を聖典からはずしています。キリスト教でもプロテスタントは、聖書ではなく物語とて扱っているようです。

そんな「トビト書」の中に出てくるラファエルは、人間の姿となってトビトの息子であるトビアスと一緒に旅をします。旅の途中でのラファエルの言動を見れば、大天使ラファエルのそのお役目が見えてきます。

大天使ラファエルの伝説②旅人の守護

「トビト書」でラファエルは、水筒や杖を持った人間の姿をしています。トビアスをずっと守護しながら旅を続けるのですが、この物語をもとに旅人の守護者と言われるようになりました。

ラファエルは旅先で守ってくれるだけではなく、切符や宿泊先の手配など、旅全般においてスムーズに事が運ぶようにサポートしてくれます。

また、旅というのは旅行だけを意味するのでありません。例えば、自分自身の内面を探求するということであれば、本当の自分を知るための手助けをしてくれたり…大きな意味での「旅」を指します。

大天使ラファエルのお役目③精神的な癒し

大天使ラファエルには、神聖で強力な癒しの力があります。五大予言者の一人アブラハムの物語では、ラファエルは信仰によって割礼を受けたアブラハムに、その痛みがやわらぐように癒しを与えたといいます。痛みは神の恵みとして受け取ることができたのです。

辛い時や苦しい時など、精神的な癒しが必要であれば、ラファエルは名前を呼ぶだけですぐにそばに来てくれます。自分以外の誰かを癒してあげたい時も、ラファエルを呼び出すことができます。ただし、その方がラファエルの癒しを拒否する場合、ラファエルは手出ししません。それは、人間の自由意思を尊重するからにほかならないからです。

大天使ラファエルのお役目④物質的な癒し

「トビト書」の中でラファエルは、トビトスに魚の内臓から薬を作るための方法を教えています。これは、ラファエルが精神的な癒しだけではなく、医療行為という物質的な癒しを知っている、天使界の医師だからです。

ラファエルから与えられる癒しの力には、自然治癒力を高めてくれる効果もあります。

どんな種類かは関係なく、治療することを仕事としている方は頭の中でラファエルを思い浮かべれば、治療に役立つ知恵やインスピレーションが湧いてくるでしょう。具体的な症状を治して欲しいとお願いすれば、必ずサポートしてくれます。

大天使ラファエルのお役目⑤ヒーラーに対する指導

ラファエルは「癒し」が大きな役割ですから、ヒーラーたちを育むという役目も担っています。ヒーラーになろうと思っている方には、技術の習得、そのための時間、学費など、全てにおいてうまくいくようにサポートしてくれます。

チャクラについて学んだ方には、第三の目を開いてくれます。第三の目は霊視力を司るエネルギーポイントです。この部分が活性化した方は、ラファエルがそばにいる時、エメラルドグリーンの光が煌めいて見えることがあります。

ヒーラーとしての技術を学び、実際に仕事に就いた方にもサポートは続きます。クライアントがたくさん集まってくるようにずっと導いてくれます。

大天使ラファエルのお役目⑥動物に対する癒し

ラファエルは、人だけではなく動物を癒す力にも優れています。心身ともに健康であるように、動物たちにも強い癒しのエネルギーを与えてくれます。

また、ペットが迷子になったり、いなくなったりした時もラファエルは助けてくれます。ラファエルにお願いしながらいなくなったペットを探していたら、すぐに見つかったという話はたくさん聞きます。見つかるまでの時間は本当に短かったと。ラファエルの強い癒しの波動を動物たちは敏感に感じとり、それを辿りながら自分から戻ってくるのかもしれませんね。