数秘術のディスティニーナンバーが6の方へ。
数秘術には、幾種類もの算出方法がありますが、ディスティニーナンバーは、生年月日から導き出すライフパスナンバーに次ぐコア・ナンバーのひとつです。姓名から算出するので、生年月日以上にその人固有の運命性を表すナンバーだと言えるでしょう。
「運命数」とも呼ばれますが、たどる運命そのものを示すというよりは、「向き合っていく運命の課題」を表すナンバーです。持って生まれた使命、生涯を通して目指すもの、人生上の課題などを示すもとされています。
この記事では、深層心理セラピストの斎木サヤカが、数秘術のディスティニーナンバーが6の人が送る人生を解説します。
ディスティニーナンバーの算出方法
全てのローマ字は数価を持っているという考え方をベースに、姓名を数に置き換えて、生年月日と同様の方法で最終的にひと桁の数にしてゆきます。
- A J S→1
- B K T→2
- C L U→3
- D M V→4
- E N W→5
- F O X→6
- G P Y→7
- H Q Z→8
- I R →9
たとえば、「やまだたろう」という人の場合、「YAMADA TARO」を数字に置き換えると「714141」となります。そして、全ての数を足すと「7+1+4+1+4+1=18」となるので、「1+8=9」と一桁にします。この人の特定の数は「9」となります。
詳しくは「ディスティニーナンバーとは何か」のページをご参照ください。
「6」が意味するもの
6という数字は、秘教的な意味では「3」がふたつ合わさった数と捉えることがあります。
上向きの三角形と下向きの三角形が合わさると、六芒星が作られますが、「6」はまさにそのイメージ。天へ上昇する力と、地へ向かう力が調和、あるいは呼応するその状態が6というナンバーの意味するところです。
「ひふみ…」という日本の数霊では、「6」は「む」、漢字では「虫」で表されます。
「6」の前の「5」では草が生まれて、次は虫という生命が生まれる、という地球創生のお話も鑑みると、さらにまた「6」の理解が深まるかもしれません。
天地を自由に動くことのできる命、天と地の間をゆきかい、コミュニケートする命の始まりを示すのが「6」ということですね。
「6」のキーワード
- ハーモニー
- バランス
- 均整
- 均衡
- 正義
- 美
- アート
- 愛
- 共感
- 奉仕
などが挙げられます。
ディスティニーナンバー6の使命
誰にとっても、サービス精神を発揮することは、社会で生きていくうえでは大切なことですが、「6」の人には、とりわけそれを期待される場面が多くなるでしょう。
とはいえ、サービス精神といっても、色々な発揮の仕方があるもの。人が面倒がるような仕事を買って出たり、困っている人を助けたり。進んで忙しい人のサポートをする、というのも全て素晴らしいことです。気づいたなら、ぜひ率先して取り組んでいきたいものです。
そこで、ディスティニーナンバー6の人に心得ておいてほしい大切なポイントは、その行為をあくまでも「サービス」としておこなうことなのです。
感謝されることや好感を得ることを期待しておこなったり、相手から頼まれているわけでもないのに、自分のやってあげたいことをやってあげたいときにやってあげる、という身勝手なスタンスでは、使命を生きることにはなりません。
そう、本当に必要とされることを、必要なときに、必要な分だけサービスすること。それがあなたに授けられている使命の理想的な姿です。
需要と供給が見事に一致する、その絶妙さが体現されたなら、そのあなたのアクションはまさにアートの域。その理想的な形を目指していってこそ、あなたの存在感は美しく際立ち、あなた自身も、自分の生き方に自然と誇らしさを感じられるようになるでしょう。
ディスティニーナンバー6の人の適職・天職
ディスティニーナンバー6の人が「サービス精神を発揮することの使命」に目覚めたなら、あなたはどんな業種を選んだとしても、必ずや活躍の場は広がっていくでしょう。
その場に必要とされるものを的確に提供していくことをやり続けたら、当然ながら、関わる人々や環境には喜ばれますから、あなたが豊かにならないはずはありません。常に業績や出す結果が上々であれば、着々と昇給したり、昇進もしていくことでしょう。
あなたの場合、どのような職業や業界であっても、使命を生きることは可能ですが、環境として、公正さのないところ、競争主義的なところは、あなたの魂を疲弊させます。サービス精神を発揮するほど、犠牲になっているような感覚に陥るかもしれませんので、その点は留意しておきたいところです。
適している職種としては
- 医療関係
- セラピスト
- マッサージ師
- 栄養士
- トリマーなどのペット関係
- 教育関係
- 弁護士などの法律関係
- カウンセラー
- ハウスキーパー
などが挙げられます。
ディスティニーナンバー6の人が体験すべきこと
ディスティニーナンバー6の人の周りには、その授けられている使命ゆえに、手助けしてほしい人が集まってくる傾向にあります。あるいは、出向く場所にはたいてい困っている人や悩んでいる人がいたり、職場はいつも人手が足りなくて忙しかったり・・・ということになりがちでしょう。
それは、使命を生きるチャンスではあるのですが、時として、自分ばかりが大変な思いをするような気がしたり、都合良く扱われたり、利用されているように感じることもあるかもしれません。
必要とされている証とはいえ、度重なってくれば、犠牲になっているような気持ちにもなるでしょう。疲れて果てて、自分の力を出し惜しみしたくなることもあるだろうし、この人のためにはやってあげるけれど、あの人のためにはやってあげたくない・・・と思うこともあるかもしれません。
そうなると、本来、尽くすことが好きなあなたは、自分で自分のやっていることに嫌気がさして、自分のことも、仕事も、周りの人も、心から大切に思えなくなってしまうこともあるでしょう。何をやりたいのか、何が喜びか、わからなくなる時期もあるかもしれません。そんなふうに心を疲弊させる前にぜひ気づいてほしいこと。それは、喜んで尽くすことの大切さです。
言われたから、義務だから、悔しいから、やめられないから、断れないから、頼まれたから・・・。と、尽くすことを嫌々続けるようになったら、それは使命をはずれていますから、早々にストップさせましょう。
喜んで引き受けられないときは、むしろ断ったほうが誠実かもしれません。断る勇気を養うことも、ディスティニーナンバー6の人には大切な課題だと言えるでしょう。
ディスティニーナンバー6とライフパスナンバー
ディスティニーナンバーとライフパスナンバーのふたつのナンバーは数秘術の主軸です。このふたつの違いは、こんなふうに位置づけて考えてみると良いでしょう。
あるいは、ライフパスナンバーをツールにして、ディスティニーナンバーへ向かう、と言い換えると、よりふたつの関係性がわかりやすくなるかもしれません。
ライフパスナンバーだけだと、イメージできる人生の景色は言わば静止画ですが、ディスティニーナンバーを加えると、方向性が加わって、よりアクティブな未来像が湧いてきやすくなるのではないでしょうか。
ディスティニーナンバー6の人は、サービス精神を発揮していくその時、何を思い、何を用いて、それをおこなうのか。その「何を用いるか」の部分がライフパスナンバーから読み取ることができます。
ディスティニーナンバー「6」×ライフパスナンバー「1~9」
では、ディスティニーナンバーが「6」の人のライフパスナンバーの9つの人生のバリエーションを簡単に解説しますので、ぜひご理解の参考にしてください。
ディスティニーナンバー6×ライフパスナンバー1
先読みのセンスとフロンティア精神で、世の中のサービス、福祉の仕組みを開拓したり、提案していく人生に。
ディスティニーナンバー6×ライフパスナンバー2
美的センスや豊かな感受性を活かして、世界の人々が癒される美しいものを提供し、人の和をサポートする人生に。
ディスティニーナンバー6×ライフパスナンバー3
豊かな発想力と表現力を活かして、世界の人々の心が健やかになるために便利なものを生み出したり、提供していく人生に。
ディスティニーナンバー6×ライフパスナンバー4
計画性や秩序立てる力を活かして、世の中のサービスや福祉のシステムを作ったり、運営して広めていく人生に。
ディスティニーナンバー6×ライフパスナンバー5
決断力や度胸の良さを持って、人々の期待や理想に応え、夢や勇気を与え続けていく人生に。
ディスティニーナンバー6×ライフパスナンバー6
持ち前のサービス精神を活かして、関わる世界の調和と均衡を大切に、必要なものをサービスし続ける人生に。
ディスティニーナンバー6×ライフパスナンバー7
鋭い洞察力と探究心を持って、世の中のために必要な研究と鍛錬を続け、極めていく人生に。
ディスティニーナンバー6×ライフパスナンバー8
采配センスと責任感を持って、関わる環境の全ての人が、平等に幸せや豊かさを得られるよう尽力する人生に。
ディスティニーナンバー6×ライフパスナンバー9
慈愛の心とスピリチュアルな資質をもって、全ての人が等しく幸せになれるよう、主に弱きものを救うことに力を尽くしていく人生に。
ディスティニーナンバーが「6」になる名前
「愛」という意味も与えられているナンバーなので、「多くの人に愛されてほしい」という願いのもと、名づけるのももちろんおすすめです。
ただ、バランスや調和のエネルギーを持つ数ですから、自分のところだけが繁栄すればいい、自分だけ愛されたいという発想だと、結果は伴いません。
業界のみんな、関わる全てが潤うように、という願いのもとなら、この6というナンバーは、大きな力を貸してくれることでしょう。
最後に
ディスティー・ナンバーが「6」の人にとって大切なのは、実は「我慢しないこと」だったりします。我慢でも犠牲でもなく、それをすることが嬉しくて喜びであること。そうであるときに、あなたの行為は本当のサービスとなるのです。それは愛があれば、ごく自然にできることですよね。
つまり、あなたの人生においては、関わる人や環境を愛するか否か、愛する環境を選んでいくか否か、ということがとても大切なのです。ぜひその点を心に留めておいてください。
以上、深層心理セラピストの斎木サヤカがお伝えいたしました。最後までお読み頂き、有難うございます。