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呪いの種類はどんなものがあるか?一覧で紹介

ツタンカーメン王の呪い(古代エジプトの呪い)

ツタンカーメンの黄金のマスク

ツタンカーメンの黄金のマスク

photo by MykReeve

エジプトのピラミッドの発掘の中で、王家の墓で見つかったツタンカーメン王の墳墓の発掘に関係した人々が、発掘作業の直後、次々と急死したという事件から、ツタンカーメン王の呪いという伝説が生まれました。

【カーナヴォン卿の突然死】

カーナヴォン卿

カーナヴォン卿

ジョージ・ハーバート・カーナヴォン卿(1866~1923)は、イギリスの貴族であり考古学者でした。古代エジプトのツタンカーメン王の王墓発掘の資金提供者として知られています。1922年11月4日、ハワード・カーターが率いる考古学調査隊は、エジプトの王家の谷で古代エジプト第18王朝のファラオ、ツタンカーメン王の墓の入り口を発見しました。カーナヴォン卿もこの発掘に立ち会っていました。

【ツタンカーメンの墓の入り口にあった碑文】

その発掘の時に、王墓の入り口に次のような碑文がありました。

「偉大なるファラオの墓にふれた者に、死はその素早き翼をもって飛びかかるであろう」

この碑文には、王の墓を暴いたものに死が与えられるという呪いの言葉が書かれていたのです。この発掘の5か月後、カーナヴォン卿が、カイロのコンティネンタルサヴォイホテルで死亡しているのが発見されました。この不可解な死は、「ツタンカーメン王の呪い」として、世界に知られることとなりました。

【相次ぐ死亡者が出たという噂が世界に流布された】

1923年に墓の開封式が行われた時には、出席していたのは26人でした。カーナヴォン卿の死後、「ツタンカーメン王の呪い」のために、犠牲者は1930年までにツタンカーメンの墓の発掘に関わった22人が死亡したという伝説が生まれました。

【ツタンカーメン王の呪いはねつ造だった】

しかし、その後の調査によって、発掘に関係した人々は、1930年までに死んではいませんでした。また、呪いのもとになった碑文も実際にあったのかどうか確認できませんでした。関係者の中でも下記の12名は、特に長生きした人々です。

  • ジェイムス・ブレステッド・・・実際の没年は、1935年(70歳)
  • ハワード・カーター実際の没年は、1939年(65歳)
  • アーサー・キャレンダー・・・実際の没年は、1939年(60歳)
  • ヘンリー・バートン・・・実際の没年は、1940年(61歳)
  • アルフレッド・ルーカス・・・実際の没年は、1945年(78歳)
  • P・E・ニューベリー・・・実際の没年は、1949年(80歳)
  • ハーバート・ウィンロック・・・実際の没年は、1950年(66歳)
  • ウォルター・ハウザー・・・実際の没年は、1959年(66歳)
  • アラン・ガーディナー・・・実際の没年は、1963年(84歳)
  • ダグラス・デリー・・・実際の没年は、1969年(87歳)
  • リンズレー・F・ホール・・・実際の没年は、1969年(86歳)
  • イヴリン・ハーバート・・・実際の没年は、1980年(78歳)

この発掘がもとで、亡くなったのは、カーナヴォン卿だけであったことがわかりました。カーナヴォン卿の死因については、1901年にドイツで自動車事故に遭遇し、後遺症のため健康状態は良くありませんでした。発掘後、たまたま髭剃りの時に誤って顔を傷つけてしまいました。そこに黴菌が入り、熱病に感染してしまいました。病気は悪化し、最後は肺炎を併発し、心不全となったようです。ツタンカーメン王の呪いとは、デタラメであったようですが、当時の新聞社が面白くするためにねつ造したもののようです。

【不思議なピラミッド・パワー】

ピラミッドには不思議な力があることが知られています。ロシアのクラシュノホロヴェツ博士の研究によると、次の効果があると確認されました。

  1. 免疫力が向上する。
  2. 細胞の再生が速くなる。
  3. 毒薬を飲まされた鼠の死亡率が激減する。
  4. 植物の発芽率や生産能力があがる。
  5. オゾン層に改善がある。
  6. 地震が減少する。
  7. 異常気象が減少する。
  8. 放射性物質の放射能レベルが低下する。
  9. バッテリーが自然に充電される。
  10. ピラミッド内部では、水がマイナス40度でも凍らない。

ピラミッドの中に入ると精神的にも安定するそうです。ピラミッドは、宇宙意識との結合を可能にする力があると言われています。実際に小さなピラミッドを部屋に置いて、その中に入って瞑想する人たちの話をお聞きすると、精神が安定し、ヨガなどの練習に効果があるそうです。

続いて、持ち主を不幸に陥れたダイヤモンドの呪いについてお話しいたします。