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7つのチャクラ+5の12のチャクラの意味を徹底解説

チャクラの中でとぐろのように渦巻くエネルギー「クンダリーニ」

クンダリニーは人間の尾てい骨に眠るエネルギーヨガの修行においては、どうしても通らなければならない関門があります。それがクンダリーニの覚醒です。チャクラを開くためには、クンダリーニの覚醒が必要条件になります。

【クンダリーニは眠れる蛇のイメージ】

クンダリーニとは、人体内に存在するといわれる根源的な生命エネルギーを意味します。宇宙に存在するエネルギーのプラーナを人体に取り込むとクンダリーニとなります。シャクティとも呼ばれています。クンダリーニ・ヨーガでは、クンダリーニを覚醒することによって、「解脱」に至ります。クンダリーニは、サンスクリット語で、螺旋(らせん)を意味します。クンダリーニは、第1のチャクラに存在すると言われています。

【クンダリーニの覚醒】

クンダリーニは瞑想と呼吸法によって、上方のチャクラへと引き上げられていきます。簡単に言うと「坐法」と「止息」という苦行が行われ、クンダリーニが覚醒します。クンダリーニが覚醒すると、通過していくチャクラは非常に高熱となります。それに反して、下半身は鈍く冷たくなります。

瞑想の危険性「クンダリニー症候群」とは?意味・原因・症状・治療方法
「クンダリニー症候群」について詳しく知りたい方へ。もし準備ができていない時にクンダリニーを目覚めさせてしまうと、心身に大きな害を及ぼします。本記事では、クンダリニー覚醒に失敗した時に起きる「クンダリニー症候群」について解説していきます。

【シッダ・アーサナの坐法(達人の体位)】

かかとを骨盤の基底部の近くにあて、他方の足のかかとを性器の上に置きます。アゴを胸につけ、不動の姿勢を保ちます。

【パドマ・アーサナの坐法(蓮華の体位)】

左のももの上に右の足を置き、同じく右のももの上に左の足を置き、背後で腕を交差して両方の手で足の親指をしっかりとつかみます。体が柔らかくないとできない姿勢ですので、無理をしてはいけません。

チャクラと副交感神経との関係

チャクラの働きを強めたり、弱めたりする原因は何なのでしょうか。チャクラに流れるエネルギーを理解するには、人間の体に流れる電気を理解すると分かりやすいと思います。

【人間の体を流れる微弱な電気】

人間の神経には常に直流電流が流れています。病院では、身体のコンディションを計測するには、脳波を測ったり心電図を取ったりします。脳波を計測する時には、頭の中から発生する電位を計測します。電位は電流の変化を示すデータです。

【瞑想中の脳波】

瞑想中の僧侶の脳波は、アルファ波(周波数、8~13Hz)が出ています。このアルファ波が出ると、ストレスがなくなり、健康を取り戻すことができます。アルファ波よりも深い状態に入ると、シータ波(周波数、4~7Hz)が出てきます。意識は自我の領域を越えて、潜在意識の世界に到達し、創造性が高まると言われています。これは、脳にあるチャクラが開き、アルファ波が出ると、リラックスし、次にシータ波が出ると、ひらめきや創造的なアイデアがあふれてきます。さらに深いデルタ波が出るようになると、精神的に忘我の世界に入り込むと考えられています。

【瞑想中の心臓の動き】

心臓を計器で量るのが、心電図です。心臓が安定して動いていることで生命が維持できます。現代のようにストレスの多い生活を続けていると、原因不明の不安症、動悸や息切れ、めまい、むくみや胸の痛みなどの症状を訴える人が多くなるといわれています。胸のあたりにあるチャクラは、人間の免疫力に関係していると言われています。瞑想を続けることで、心臓の動きを安定させ、免疫力を強めることは、ストレスからの解放に重要です。

【瞑想でチャクラを開き、副交感神経を整える】

第1から第7のチャクラは、ホルモンの分泌腺に近いということを、②の項で説明いたしました。この神経系統は、「自分の意思で動かすことができるもの(随意神経)」と「自分の意思では動かない自律神経(不随意神経)」のふたつに分けることができます。チャクラは、自律神経系統にあるホルモンの分泌腺に関わると言われています。

【自律神経は、交感神経と副交感神経がある】

自律神経は、交感神経系と副交感神経系の2つで成り立っています。体を活発に動かすのが、交感神経です。睡眠中に働くのが副交感神経です。この副交感神経が、人間の生存に重要なホルモンの分泌に関わる働きを持っています。その分泌腺に指令を与えるのが、副交感神経です。副交感神経から電気信号がでると、分泌腺からホルモンが出るしくみになっています。

【チャクラを開くのは副交感神経の働き】

脳のチャクラに関係する副交感神経は、眼に達しています。延髄から出る副交感神経は、顔面神経や舌咽神経、涙腺と唾液腺に分布しています。「脳のチャクラを開く」という作業は、瞑想によって、意思の働きによる随意運動を排除し、次に、不随意神経である自律神経を働かせるようにします。自律神経の副交感神経の働きが活発化すると「チャクラが開く」のです。さらに、脳のチャクラが開くと、脳の神経細胞から、副交感神経を通じて、電気信号が全身に行き届きます。さらに内臓諸器官にあるチャクラと連動して、食道、肺、心臓、すい臓、腎臓、脾臓、小腸、大腸の働きをコントロールします。

宇宙はエネルギーで溢れているという「プラズマ宇宙論」

チャクラの働きを促進させるためには、プラーナを取り入れなくてはなりません。プラーナは、「気」と訳されています。プラーナヤーナは、「気」を身体に取り入れる呼吸法です。「気」とは、宇宙に存在するエネルギーです。そのエネルギーの実態と見られているのが、宇宙の電気的なエネルギーです。

【宇宙にある4つのエネルギー】

宇宙にある4つの力は、重力、電磁気力、力学的な強い力、弱い力です。このうち重力と電磁気力は、宇宙のはてまで届くと考えられています。その中で、特に電磁気力の働きが注目されています。宇宙空間は、真空と考えられていますが、最近、宇宙は電気伝導度の高いプラズマで満ちているという考え方が出てきました。

【プラズマとは第4の物質の状態】

プラズマとは、物質の状態の固体、液体、気体の他に存在する状態です。物質の第4の状態と言われています。原子や分子が正と負の電気を持った粒子に分かれて激しく動き回っている状態です。地球上では、雷や電離層、燃える火もプラズマです。また、地下水脈で、水が勢いよく岩盤にぶつかる時にも発生します。

【ノルウェーの物理学者ビル・ケラン博士の研究】

クリスチャン・ビルケランド

クリスチャン・ビルケランド

ビル・ケラン博士は、オーロラがプラズマ現象であることをつきとめ、宇宙空間には、地磁気とイオンが宇宙空間に広がっていることを推論し、そして、星は進化する過程で、大量のプラズマを放出していることを予言しました。予言はみごとに的中し、宇宙空間には大量のプラズマが満ちていることが確認されました。今日、宇宙空間に流れる電流は、「ビル・ケラン電流」と呼ばれています。

【チャクラは宇宙のエネルギーであるプラズマ電流を受けるレーダー】

宇宙には、大量の電流が流れています。地球も大きな磁石になっています。方位計をご存じだと思います。北がN極で、南がS極で示されます。太陽や気象の変化や地中のマントルの対流が原因で、地中の中に電流が流れています。これを「地電流」と言います。雷の現象のように、空気中にも電気が発生します。大気と地球の間では、電気の流れがあります。私たちのチャクラは、この宇宙のエネルギーを受けるレーダーの働きをしています。

LSDで強引に「解脱」をする研究

チャクラを開くには、ヨガの修行をしなくてはなりません。時間もかかるし、個人差もあります。ヨガの修行をしなくても、簡単に「覚醒」できる方法を考えたのが、アメリカの心理学者でした。

【人為的に「解脱」を作り出した研究】

チャクラと副交感神経の働きのところで、ホルモンの分泌の説明をしましたが、血液中にホルモンの代わりに、LSDのような幻覚剤を注入した場合も、ホルモンが分泌された状態と同じ現象を得ることができます。アメリカの心理学者であり、元ハーバード大学の教授、ティモシー・リアリー氏(1920~1996)は、LSDやメスリカンなどの幻覚剤を使って、「解脱」と同じ状況を作り出しました。そのかわり、博士は麻薬の取締当局に投獄されると言う不運に会いました。幻覚剤を身体に注入すると、次のような現象が現れます。

  1. エクスタシー状態に入り、気持ちの良い幸せな感情に満たされる。
  2. こだわりや執念から離れ、自我を忘れる。
  3. 神や聖人などのいろいろな幻覚が現れる。
  4. 薬がきれると現実世界へもどるが、パニックをおこす場合がある。

現実に戻った時の精神状態は、聖人、英雄、人間、動物、餓鬼、地獄など様々な状況に陥るということです。麻薬や幻覚剤は、同じ効果が得られるにしても、中毒現象をひきおこし、麻薬に溺れた生活になってしまうという弊害があります。麻薬は健康を害し、人生を狂わしてしまいます。しかし、最近のアメリカやイギリスの研究では、マリファナを医学的な方法で使用する臨床実験が行われています。禁断症状を抑える正しい使用法が確立されるまでには、かなりの時間を要すると見られています。

【瞑想は安全に脳内麻薬でチャクラを覚醒します】

深い瞑想を行うと、チャクラが開かれ、脳内麻薬が大量に分泌され、強烈な幻覚を見ると言われています。幻覚を起こすのは「エンドルフィン」という物質が脳内で作り出されるからです。「エンドルフィン」は、脳内の視床下部で作られます。効果は、モルヒネの約6.5倍と言いますから、大変な効き目と言えます。

【日常生活の中でも脳内麻薬の分泌は可能】

日常の生活の中では、軽い運動や食事の後やセックスの後などに「エンドルフィン」が分泌され、爽快感や高揚感を得ると言われています。脳内麻薬には、「ドーパミン」や「セロトニン」もあります。モーツァルトの曲を聴くと「ドーパミン」が放出され、やる気を起こすということも知られています。心の安定には、「セロトニン」が、必要です。「セロトニン」は、朝日を浴びると良いと言われています。

続いて、チャクラの位置を特定した科学的研究についてお話しいたします。