チャクラについてお調べになっている方へ。
チャクラとは、何千年も前の古代インドで生まれた身体のエネルギー中枢についての概念です。チャクラという言葉は、ヨガなどでご存じの方も多いのではないかと思います。ヨガや座禅の修行により、チャクラを開くと、「悟りの境地」になり、「解脱」が達成されると言われています。ヨガは世界的にも流行し、国際的にも認められ、ユネスコにも無形文化財として登録されています。夏至の6月21日は、国際ヨガの日と定められています。ヨガは、ダイエットや美容にも効果があり、自律神経を整え、健康増進にも良いので大流行しています。
なぜそうした現象が起きるのか、本記事では、7つのチャクラ+5の12のチャクラの意味を徹底解説いたします。
チャクラとは身体の器官にある不思議なエネルギー中枢
チャクラとは、何千年も前の古代インドで生まれた身体のエネルギー中枢についての概念です。チャクラの意味は、「車輪」です。「車輪」というのは、チャクラの中に起こる「渦巻き状のエネルギー」を表現しています。(後述のクンダリーニで詳しく解説)
身体の中にあるチャクラの存在
チャクラは、古代インドで生まれ、ヒンドゥー教や仏教などの教義の中に取り入れられ、身体の重要なエネルギー中枢として考えられてきました。体の中には、7つの主なチャクラがあります。それらは、体の脊柱に沿って、背骨の基底部から頭の上の部分に存在すると言われています。
チャクラの働き
チャクラの位置は、現代の医学では、身体のどの部位に存在しているか証明はされてはいませんが、チャクラの位置関係から、ホルモンの内分泌腺にも関係していると言われています。また、その働きから言うと、身体の自律神経に関係していると言われています。自律神経は各ホルモンの分泌腺を調節しています。ホルモンの流れが停滞すると、病気になり、精神的なバランスも崩してしまうことは医学的にも証明されています。
チャクラとプラーナ
チャクラに集積されるエネルギーは、プラーナという「気」によって流れ込みます。プラーナは、生命エネルギーとも言われ、エーテル体やアストラル体を作る源泉にもなります。エーテル体やアストラル体は人間のオーラを形づくります。人間は、オーラの光に包まれていますが、プラーナが弱いとオーラも暗い色となり、生命力が弱くなるといわれています。
チャクラを開く修行
古代のヒンドゥー教の修験者たちは、「チャクラを開く」修行をして、精神と肉体を解放し、「解脱」を目的としました。
ヨガは、古代インドで生まれた心身の鍛錬法です。ヨガは、「牛馬にくびきを付けて車につなぐ」という意味です。チャクラは、ヨガの修行によって、牛馬をつなぐようにコントロールされます。
【チャクラの象徴としての蓮の形(ヤントラ)】
チャクラは、肉眼では見えませんが、ヨガなどの修行によって、意識や感覚を鋭くすると、体の各チャクラの存在が感じられるようになります。チャクラには、それぞれの形があります。それは蓮の花をイメージして造られたものです。蓮の花は聖なる花として古代インドの時代から珍重されてきました。瞑想の際に使われる蓮の花の図柄をヤントラと呼んでいます。
12のチャクラの色や場所、それぞれの機能
人間の体には無数のチャクラがあるとされています。そのうち代表的なものとして、体内に7つのチャクラがあり、体外に5つのチャクラがあります。以下で、それぞれの解説をいたします。
【体内の7つのチャクラ】
体内にある7つのチャクラが代表的なものとされています。第1チャクラから第7チャクラがそれに該当します。
第1のチャクラ
- 色:赤
- 場所:仙骨や脊髄の基底部
- 他の呼び方:ムーラダーラ(Mooladhara)、ルートチャクラ(Root Chakra)
第1チャクラの機能は、身体機能の基礎代謝や健康的な精神的バランスを整える働きがあります。霊的修行によって、このチャクラに目覚めると、上部にあるチャクラまで上昇し、テレパシーや透視能力が可能となります。内分泌腺でいうと生殖腺が関係します。男性ホルモンや女性ホルモンの分泌に作用します。
第2のチャクラ
- 色:橙
- 場所:丹田(おへその下)のあたり
- 他の呼び方:スヴァディスターナ(Swadhisthana)、セイクラルチャクラ(Sacral Chakra)
第2チャクラの機能は、創造性や芸術をつかさどります。内分泌腺でいうと、副腎に関係します。ホルモンとしては、アドレナリンやノルアドレナリンに関係します。
第3のチャクラ
- 色:黄
- 場所:みぞおち・太陽神経叢のあたり
- 他の呼び方:マニプーラ(Manipura)、ソーラープレクサスチャクラ(Solar Plexus Chakra)
第3チャクラの機能は、自信や勇気など、精神的なエネルギーを蓄えておく場所です。このチャクラが目覚めると、霊的存在の憑依や、降霊術にも関係することもできるようになります。内分泌腺でいうと、すい臓に関係します。ホルモンのインシュリンは、血液の血糖値に関係します。
第4のチャクラ
- 色:緑
- 場所:胸の中央あたりの部分
- 他の呼び方:アナハータ(Anahata)、ハートチャクラ(Heart Chakra)
第4チャクラの機能は、社会的な共感や愛の癒しをつかさどります。このチャクラに目覚めると、隣人愛や普遍的な愛に目覚め、スプーン曲げなどの超能力が得られます。内分泌腺でいうと、胸腺に関係します。胸腺からでるホルモンは人間の免疫力に関係します。
第5のチャクラ
- 色:青
- 場所:のど元のあたりの部分
- 他の呼び方:ヴィシュッダ(Vishuddhi)、スロートチャクラ(Throat Chakra)
第5チャクラの機能は、全てのコミュニケーションをつかさどります。このチャクラに目覚めると、執着心が消え、透視能力やテレパシー能力も得られます。内分泌腺でいうと、甲状腺に関係します。
第6のチャクラ
- 色:藍
- 場所:顔の眉間のあたりの部分
- 他の呼び方:アージュニャー(Ajna)、サードアイチャクラ(Third Eye Chakra)
第6チャクラの機能は、超能力をつかさどります。このチャクラに目覚めると、発明や発見の能力に優れ、悟りに近い境地が得られます。内分泌腺でいうと、視床下部に関係します。
第7のチャクラ
- 色:極彩色
- 場所:頭部の頂点のあたりの部分
- 他の呼び方:サハスーラーラ(SahasrAra)、クラウンチャクラ(Crown Chakra)
第7チャクラの機能は、夢や精神的な世界への接続点となる場所です。このチャクラに目覚めると、異常に高い熱を感じるようになります。耐えられないときは発狂するとも言われています。内分泌腺でいうと、脳下垂体に関係します。
【体外の5つのチャクラ】
体外のチャクラとして、5つのチャクラがあります。第0チャクラと第8チャクラから第11チャクラの5つがそれに該当します。
第8のチャクラ
- 色:輝く銀色
- 場所:頭頂から約30センチ上
- 他の呼び方:ルナー・チャクラ(Lunar Chakra)
第8チャクラの機能は、月と繋がり、月の力を吸収することができます。また、宇宙の全記録と言われるアカシックレコードにもつながることができます。
第9のチャクラ
- 色:金色
- 場所:頭上から60センチ上
- 他の呼び方:ソーラーチャクラ(Solar Chakra)
第9チャクラの機能は、さらに太陽に繋がり、太陽の力を吸収することができます。私たちの運命をつかさどるチャクラです。
第10のチャクラ
- 色:金銀などの混合色
- 場所:頭上から120センチ上
- 他の呼び方:ギャラクティックチャクラ(Galactic Chakra)
第10チャクラの機能は、銀河との繋がりによって、さまざまな星の力を吸収することができます。銀河のチャクラ、時空を超えてテレポーションが可能になり、その場で銀河のどこでも認識することができます。
第11のチャクラ
- 色:透明な金色
- 場所:頭上から180センチ上
- 他の呼び方:ユニバーサルチャクラ(Universal Chakra)
第11チャクラは、宇宙の広大な力、創造主の力を吸収することができます。宇宙の領域に達するチャクラ、完全に完成された存在を認識することができます。
第0のチャクラ
- 色:茶色
- 場所:足裏から90センチ下
- 他の呼び方:アースチャクラ(Earth Chakra)
第0チャクラは、私たちがどこにいようと地球の存在として守ってくれます。このチャクラの機能は、地球と繋がり、地球のエネルギーを吸収することができます。
続いて、チャクラの中でとぐろのように渦巻くエネルギー「クンダリーニ」についてお話しいたします。