ヒーリングとは何か知りたい方へ。
「ヒーリング」を日本語にすると「癒す」という意味になります。広い意味では、音楽やアロマなどの香りでリラックスすることもヒーリングと言ったりしますが、実際のところ、ヒーリングの定義を明確にするのは少し難しいかもしれません。ただ、精神世界の領域に範囲を狭めたら、スピリチュアル・ヒーリングのことを指して言う場合が多いと思います。
スピリチュアル・ヒーリングとは、宇宙エネルギーや霊能力、超能力などの目に見えない力を使って心身の病を治療することです。治療する人のことをヒーラーといいます。
ここでは、スピリチュアル・ヒーリングをヒーリングと捉えて説明していきたいと思いますが、目に見えないエネルギーなど信じられない…と思っている方のために一言。欧米諸国では西洋医学と並行してヒーリングを行っている病院がたくさんあります。保険が適用される国もあるので、決して怪しいものではありませんが、ヒーラーには偽者が存在するのも確か。その見極めが大切です。
ヒーリングには本当にたくさんの種類、方法がありますが、その中でも代表的なヒーリングと効果についてご紹介しましょう。本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がヒーリングとは何か?またその種類と効果をご紹介いたします。
ヒーリングとは?
スピリチュアル的に見たヒーリングとは、宇宙エネルギーや波動エネルギーなど目に見えない力を使って、心身の病を治療、回復させることを言います。
ヒーリングは非科学的なものだとか怪しいものだと思っている方もいるかもしれませんが、量子力学の分野ではこのエネルギーがどのようなものなのかということは証明されています。
ヒーリングの目的は滞っている気の巡りをよくする
宇宙エネルギーや波動エネルギーのエネルギーというのは、もう少しわかりやすく言えば「気」のことです。私たちの体は血液が循環するのと同じように、目に見えない「気」が巡っていますが、ヒーリングを行う目的は、滞っている気の巡りをよくして活性化させること。それによって、生命力や自己治癒力が高まり、「元気」になるのです。
欧米諸国では保険が適用されている国もある
欧米諸国では、西洋医学と並行してヒーリングを行っている病院もたくさんあり、保険が適用されている国もあったりします。
病気を治すための薬には必ず何らかの副作用があり、アメリカでは多くの癌患者が薬の副作用で亡くなっているという報告もあるようです。
欧米諸国でヒーリングが盛んになったのは、薬だけに頼るのではなく、人間自らが持っている生命力や自己治癒力によって病気を治そうという考えが普及してきたからです。
ヒーリングと一口に言っても、その種類や方法はいろいろあります。代表的なものは後に紹介してありますが、方法は違っていても目に見えない波動エネルギーを使うということには変わりありません。
セラピーとは?
セラピーという言葉は、日本語に訳すと治療、療法という意味になり、辞書には「薬や手術などによらない心理療法や物理療法」と記されています。
セラピーを行う人のことをセラピストと言いますが、広い意味で考えると医師やリハビリなどを行う理学療法士、鍼灸師、柔道整復師などもセラピストということになります。この場合、もちろん国家資格が必要となります。
スピリチュアルで考えられているセラピーとは、ストレスの解消など心理療法を中心に行うものや美容効果等を目的にしたものなどがあります。セラピストになるためには資格が必要ですが、通信教育などでも取得できます。
よく知られているのは「アロマセラピー」だと思いますが、これは精油を使ってストレスの解消や病気の予防、外傷の治療などを目的としています。
他にもカラーセラピー、リンパケアセラピーなどいろいろありますが、セラピストはセラピーを受ける側の感性に適切な働きかけをしなければならないということです。
カウンセリングとは?
カウンセリングとは、臨床心理学や精神医学などの専門知識を元に、相談者が心に抱えているいろいろな問題を解決するための手助けをするものです。カウンセリングを行う人のことをカウンセラーと呼びますが、カウンセラーになるためには資格が必要です。
相談者自ら解決策を導き出せるように働きかける
資格がないのに、カウンセリングをしている方も時々見受けられますが、カウンセリングは解決策を提示するのではなく、相談者自ら解決策を導き出せるように働きかけることがカウンセラーの仕事です。それには、心理学や精神の病に対する専門知識を持っていなければなりません。
カウンセラーの資格
カウンセラーの資格には、国家資格である「公認心理士」と民間資格の「臨床心理士」があります。「臨床心理士」は日本臨床心理士資格認定協会が指定している大学院修了課程、もしくは専門職大学院の終了が条件となっています。
心の問題は、相談したからといって簡単に解決するものばかりではありません。鬱病や統合失調症などの病気からくるものもあったりするので、その場合は専門医を紹介するなどの処置を取らなければなりません。
そういう観点から見ても、本来カウンセリングというのは素人が行うのは危険なことであり、資格のない方からカウンセリングを受けるというのはあまりお勧めできません。
ヒーリングと、セラピーやカウンセリングとの違いとは
ヒーリングがセラピーやカウンセリングと違う点は、クライアントはただリラックスして座っている、あるいは横たわっているだけでいいということ。大切なことは、リラックスできる環境でヒーリングを行うこと。そして、あとはヒーラーとしての力量だけの問題です。
ヒーラーがいかに良い波動エネルギーを流すか
ヒーラーがいかに良い波動エネルギーを流すかということだけなので、セラピーのように香りなど物理的な働きかけを行うわけではありません。また、クライアントの話を聞きながら解決策を導いていくカウンセリングとも違うということも、おわかりいただけると思います。
ヒーリングと除霊やお祓いとの違いとは
ヒーリングは、その人に溜まっている良くないエネルギーや念を浄化してきれいにすることです。浄化されるとエネルギーの循環が良くなります。定期的にヒーリングを受けると心身共に健康になるのは、エネルギーの循環が良い状態を保つことが出来るからです。
良い波動エネルギーを持っている人には、病気などのマイナスエネルギーは近づけなくなります。
除霊やお祓い
除霊やお祓いも、それと同じように思っている方もいるかもしれませんが、少し違います。除霊は、その人に憑いている霊を取り去るということ。神社などで受けるお祓いも、病気や厄を取り払ってもらうということです。
除霊やお祓いによって、その時は悪いものが取り払われるかもしれませんが、また頃合いを見て取り憑くこともあります。
憑依されやすい方にはそれなりの理由があるからなのですが、これは自分自身の問題かもしれません。悪いものと縁を切りたい場合は、自分自身の波動をよくするしかないのです。
遠隔ヒーリングとは
ヒーリングを行う時は、宇宙エネルギーや波動エネルギーを使います。そのエネルギーは時空を超えて送ることができるので、離れた場所にいる人にでも届くのです。テレパシーと同じようなものだと思っていただければいいと思います。
遠隔ヒーリングとは、直接ヒーリングを受けに行くことができない時のためにある方法です。前もって受ける場所や日時を設定しておけば、離れた場所であってもヒーリングを受けることができます。
遠隔ヒーリングを受ける時に大切なことは、座っていても横になっていてもいいので、とにかく心身共にリラックスした状態で受けること。そのまま寝てしまってもかまいません。リラックスした時が一番エネルギーを受け取りやすいのです。
人によっては、体が熱くなったとかピリピリと何かを感じたという方もいますが、何も感じなかったとしてもエネルギーは届いています。しっかり受け取っているということを信じてください。
また、遠隔ヒーリングは時空を超えることができるので、物理的に離れている人だけではなく、自分の過去や未来、亡くなった人に対しても行うことが可能です。
続いて、ヒーリングの効果についてお話しいたします。