地縛霊とは何か?どのような危険があるか調べている方へ。
地縛霊は危険なもの、とよく聞きます。心霊スポットにもよくいるのは地縛霊です。それでは、地縛霊は何が危険なのか、地縛霊と出会ってしまったら、どうしたらいいのか、何を注意したらいいのか、対策を見ていきたいと思います。
本記事では、地縛霊とは何か?ということと、注意するべきを解説いたします。
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地縛霊とは死亡した時にいた土地から離れられない霊
地縛霊とは、自分自身が死んだことを自身が受け入れられなかったり、自分が死んだことに気づかなかったり理解できなかったりして、死亡した時にいた建物や土地から離れられずにいるとされる霊のことを言います。
地縛霊は字の通り、「その地に縛られた霊」のため、基本的にその場所を動きません。そして、自殺者や、その土地に強い念を持って死んでしまった霊の場合、一部の動作を延々と繰り返している場合があります。
例えば、自殺者であれば、自殺の瞬間を繰り返していたりします。そして、気持ちや念が強いことから、周りの近い念や波動を持ったものをどんどん取り込み、自分でも気づかないうちに大きな集合体になってしまい、手に負えなくなってしまうものもあります。
心霊スポットとされる場所によくいるのはこのタイプで、自分の意思から離れてしまって暴走している可能性があるため、とても危険です。少しでも似たような波動や、気持ちがあると取り込もうとするため、現世を生きている私たちにも害が及ぶことがあります。
地縛霊のいる場所の特徴は「自殺」
地縛霊がいる一番わかりやすい場所は、自殺者が出た場所です。自殺者というのは、一回でうまく死ねたら良いのですが、ほとんどの場合、うまくいかず、何度もなんども繰り返し自殺を図ります。その為、「死にたい」という気持ちと、「死ねない」という思いがとても強くその場に残ってしまい、自殺した後も気付かずに思いを遂げようとしてしまうため、成仏できず、その場に縛られてしまうのです。
ほかには、事故死の場合、自分が死んだことに気づかず、なぜ自分が動けないのか、なぜ時が止まってしまったのかを理解出来ずに、その場所にい続け、「帰りたい」という思いでその場で帰る方法をなんとか探そうとします。
事故死の現場で次々と事故や事故死が繰り返される場合、この「帰りたい」と思う霊がその車を乗っ取って帰ろうとして、自分が縛られていることに気づかず、同じような事故を引き起こしてしまうのです。
また、戦争で死んだ場合、自分の意思で死んだのではないので、死んだ事実を受け入れられていない場合があります。現世に未練のあるまま死んだ霊は特に、死んだ場所や、未練の強い場所に縛られ、そこで遂げられなかった思いを増長させ、周りの霊まで引き摺り込んでしまう可能性があります。
地縛霊と会ってしまったら同情せず立ち去る
地縛霊と会ってしまった時の対処法は、同情はせず、すぐにその場を離れることです。その場に居続けると、いつしか自分もその地縛霊の思いに同調してしまい、魅入られてしまう場合があります。そうしたらもうあとは、その場の念や空気にのまれて自分の意思とは違う何かに体を乗っ取られてしまうことになります。
例えば、地縛霊が、その人は死んでいないのになぜ自分は死んだのだろうと考え、検証しようとします。もちろん死につながる行為ですから、危ないことをさせようとするのです。そして、もし命を落としてしまえば、ああ、やはり死ぬのか、悔しい、と負のエネルギーを増長させるとともに、その人の霊魂も自分の中に取り込むのです。
また、その場から離れたとしても、一度同調してしまうと、その場所が気になって仕方がなくなり、また行ってみよう、行きたい、という思いに囚われてしまい、その場から離れられなくなり得ます。そして、違う場所にいたとしても、同じような死を遂げようとするのです。それはどこか病的で、自分や周りの人ではどうにもできません。
地縛霊から逃れるには御祓いや供養が最善
地縛霊から逃れる一番いい方法は御祓いや供養です。自分にまとわりついた念を祓い、その地縛霊に「住む世界が違う、私はあなたじゃない」と決別するために供養という形をとるのです。
供養とは、生者が死者のために行うものであり、その行為が、地縛霊にとっての一線になるのです。この時しっかりとした形で、お経をあげ、線香を炊き、供物を捧げることで「死者である」ことを霊自身に認識させることが大切です。
また、生に対する事をするのも大切です。生とは生きること。生きるためにご飯を食べる。生きるために仕事をするなど、生を意識して行動、生活をしましょう。意識的にそれをすることで、霊に自分とは違う存在である、と認識させるのです。
もっと根本を辿るのであれば、まず心霊スポットと呼ばれる場所に近づかないことです。自分から面白半分で首を突っ込んでおいて助けてくれ、というのはなかなかわがままな話です。当たり前のことですが、偶然目をつけられてしまったのならばまだしも、自分から行くという時点で相応の覚悟を持っていかなければいけません。