どんなにダイエットを心がけても何故か太ってしまうという方へ。
人が太ることには様々な原因があります。単純に「食べ過ぎたから太る」というわけでもないことは、いくら食べても太らない人がいることからもわかると思います。また、どうして食べ過ぎてしまうかにも様々な理由があります。こうした問題はもちろん体質面での事情もあるのですが、見のがしてはならないのが「霊的な体質」とも言うべきスピリチュアルな側面です。
本記事では「太る」ということの意味についてスピリチュアルな面から解説していきます。
①食欲にはスピリチュアルな意味もある
一般に人間の食欲は「肉体的な欲求」と受け取られがちです。しかし、実際には人間の食欲にはスピリチュアルな要素も関係しています。
仏壇や神棚にご飯をお供えすることもありますが、これは肉体がなくても食欲があることもあるので、お供え物をすると神様やご先祖様が喜んでくださることがあるのです。
なお、食欲だけでなく性欲や睡眠欲にもスピリチュアルな要素が関係しています。一見肉体的な欲求に見えて霊的なものである可能性もあるのです。
②食欲は「複体=魄」(エーテル体)に起因する
人間の体には肉体だけでなくスピリチュアルな体もあります。それらを「霊体」「幽体」「複体」等と区別している人もいます。神道では「一霊四魂」といって一つの霊体と四種類の魂があると解釈しています。
中国の道教では「霊」「魂」「魄」という三つに分けています。この「魄」は人間の肉体に直接宿るもので、オーラもこの魄を指します。神智学協会のブラヴァツキーという人は魄のことを「エーテル体」と表現しました。
霊は霊体、魂は幽体、魄は複体と言い換えることも出来ます。このうち、食欲の直接的な原因となっているのは複体です。そして間接的に幽体も関係してきます。
③複体は人間の意識を司る
複体というのは人間の意識を司ります。肉体が空腹になっていても意識的に「いや、食べるのを我慢しよう」と考えることが出来ますが、これは複体によって肉体の欲望をコントロールしているのです。
なお、私はエーテル体という言葉は最新の理論物理学と一致しないので「複体」という表現を使います。昔はこの宇宙にはエーテルが充満していて光やエネルギーはすべてエーテルの波動によって生まれていると考えられていましたが、今の理論物理学では「超ひも」と呼ばれるものの振動(波動)であらゆる物質やエネルギーが誕生しているとされています。詳細を述べると長くなるので割愛しますが、昔の理論物理学の仮説を今の時代に使用していると「スピリチュアルは非科学的な話だ」といった誤解を受けかねません。
スピリチュアルな話も科学的な見地の話もどちらも宇宙の真理を語るものですから、科学の進歩に応じてスピリチュアルな話の説明の仕方も変わっていくべきだと私は思います。ただし、エーテル体という言葉を使っている人も多いので、この記事を読まれた皆様は私の言う複体と他の人の言うエーテル体とは同じものだと解釈してくださると有難いです。
④幽体は人間の感情を司る
そして人間の食欲というのは意識だけではコントロールできないものです。その原因になるのが幽体です。幽体は人間の感情を司ります。
感情は現在意識(顕在意識)ではなく無意識(潜在意識)の領域です。なので意識ではコントロールできない感情も生まれてくることがあります。
人間にとって感情ほど強いものはありません。認知症になって記憶が消えても感情に関する記憶は残りやすいといいます。亡くなってからも感情は残ります。だからご先祖様には生前好物だった食べ物をお供えすると喜ばれるのです。
⑤そもそも「痩せる必要がない」可能性も
さて、このページをご覧になっている方の中には「痩せたいのに太ってしまう」という方もおられるかもしれませんが、その方は「どうして太るのか」の前に一度「自分は本当に太っているのか」を考えていただきたいと思います。
人間は意識(顕在意識)では「太りたくない」と思っていても、無意識(潜在意識)では「太りたい」と思っている可能性があります。そうするといくら意識では「痩せたい」と思っても「ダイエットは面倒くさい」等と言う「感情」が出て来ることがあります。
こうしたケースの場合、実は多くの例では本当には太っていないことが多いのです。潜在意識では「自分は太っていない」と思っているのに、顕在意識の方が周囲の言葉やマスメディアの影響で「私は痩せないといけない」と思い込みダイエットを始めた場合「ダイエットなんかしたくない!」という感情が湧いてくることがあります。