低級霊はとても身近で、気をつけなくてはいけないものです。たくさんの低級霊が存在するこの世で、上手く生きていくためには、何に気をつけ、どうしたら良いかを見ていきます。それを知って充実した人生を送ることができるように、低級霊とは何なのかを読み解きます。
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⇒霊にはどのような種類があるのか一覧で紹介
低級霊とは何か?注意するべき事とともに解説
①低級霊とは?
低級霊というと、「低級」なので、人間よりも下の霊、動物や念のようなものと思われがちですが、実は低級霊は人間で、不成仏霊、浮遊霊、地縛霊などをさします。
なので、動物は含まれません。動物はそのまま、「動物霊」と呼び、よほど強い力を持った、狐などの祀られる対象ではない限り、力を振るったり、悪さをすることはありません。
それでは、それぞれの霊についてみていきます。
②不成仏霊について
不成仏霊とは、その名の通り、成仏できずにこの世にとどまっている霊のことを言います。主に、なにか未練が残っていたり、生前の行いが悪く、供養が生者によってなされない場合、不成仏霊となります。
成仏したい願望から、生きているものたち(生者)に霊障を起こし、供養してもらえるように危害を加えるものもあります。この場合、適切にお祓い、供養を行なうことによって霊障を解消し、成仏出来ます。
③浮遊霊について
何かあてがあるわけでもなく、ただ辺りを浮遊している霊のことを言います。多くの場合、自分が死んだことに気づいておらず、変わらず生活を送っている霊です。
通過する際に写真に写り込んでしまうことがあり、危害を加えるわけではないため、むやみにお祓いなどをすると返って悪い霊になってしまうため注意が必要です。浮遊霊については、あまり気にしないこと、に尽きます。
④地縛霊について
強い恨みや強い意志をもってその場所に縛られている霊のことを言います。死んだことを受け入れられず、強い念を持っているため3つの霊のうち一番危険です。
自分の意思ではその場所から動くことができず、怨念を飛ばすことで危害を加えてきます。元から断つことが非常に難しく、近くの浮遊霊を巻き込んで集合体のようになってしまっていることが多いので、お祓いや供養も難しくなってきます。
また、元にあった恨みの原因を忘れてしまっている場合や、集合体になって、もはやいくつもの念が混ざり合って解消の糸口が無くなってしまっている場合があるので、注意が必要です。
⑤気をつけなければいけないこと
「霊に取り憑かれた」というのは、ほとんどありません。基本的に念を飛ばされて悪いことが起こっているならまだしも、霊自体が取りつくというのは、本当に偶然、波長が合ってしまい、入りやすい体だった場合に限られます。
なので、すぐにお祓いや供養で何とかする、というのもしづらいのです。ただ、実際に不成仏霊のように成仏を願っている場合があるので、一概にダメとは言えません。
また、地縛霊の場合は、実際にその霊のいる場所に行くことで目をつけられることがほとんどです。一番気をつけなければいけないのが「肝試し」と銘打った「冷やかし」に心霊スポットを訪れること。この場合、普通の生きている人でもそうですが、人のことを冷やかしに見にきた、というのは気分のいいものではありません。
心霊スポットはそこに何かがあるからそう呼ばれるのです。できるだけ、自分から興味本位で近づくことのないようにしてください。
⑥障りを受けた場合の対処法
不成仏霊の場合、成仏を願っていますから、しかるべき供養を行なって、丁寧にお経を読むこと、丁寧に祈ることで解消されます。
浮遊霊については、あまり危害を加えませんが、例えば自分の通る道(霊道)に障害物やお札などがあると、そこを通ることができなくなって霊障を起こす場合があります。できれば自分の家の霊道を把握し、塞がず、きれいに保つことで対処できます。
地縛霊の場合、お祓いや供養を行なうこと自体が難しいため、自分の身を清め、自分の先祖霊へ守護をお願いすることが一番です。長引くと縁が出来てしまうため、抜け出しづらくなり、体調や精神に異常をきたしはじめます。異変を感じたら早いうちにお祓いなどを受けるべきです。
⑦具体的になにをすればいいのか?
お寺での供養、お祓いに加えて、般若心経を唱えることが重要だと思います。簡単で、どの宗派も関係なく唱える般若心経は供養にとても有効です。霊に入られて体調を崩した場合、般若心経で供養すると大体は楽になります。
それでも解決しない強い霊の場合は、素直に専門家に相談して、お祓いをしていただてください。
最後に
霊は基本的にどこにでもいるものと思ってください。そのどこにでもいる人が、知らない人に馬鹿にされたり、好機の目で見られたら腹をたてるのも当たり前です。供養、お祓い、身を清める。そして、成仏するようにねがってあげる余裕を持ってください。
低級霊とは何か?注意するべき事とともに解説
①低級霊とは?
②不成仏霊について
③浮遊霊について
④地縛霊について
⑤気をつけなければいけないこと
⑥障りを受けた場合の対処法
⑦具体的になにをすればいいのか?
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