瞑想のやり方が知りたい方へ。
瞑想をすることは、人生のクオリティを向上させるためには大切なこと。
それはわかってはいるけれど・・・瞑想をしようと思って目をつぶっているとすぐに眠くなったり、集中できなかったり。そもそも瞑想をするような時間や環境が得にくかったりして、なかなか続かないし、あまり効果を感じられない・・・という人もいるかもしれません。
この記事では、深層心理セラピストの斎木サヤカが、「瞑想をしようと思ってから集中するまで」の道のりをスムーズに行うためのやり方と、その効果についてご紹介いたします。
瞑想は人生のクオリティを向上させる効果がある
引き寄せる力
私たちの心は、本来「引き寄せる力」を持っています。心のあり方によって、日々の生活に引き寄せられるものが変化し、その積み重ねが人生となっているのです。
朝起きて、今日一日の充実を信じる穏やかな心で出かけるのと、不安でいっぱいの心で出かけるのと・・・。どちらのほうが実り多い一日を送ることができるかはとても明らか。充実感からスタートすれば充実感に出会い、不安から始めれば不安に終わってしまう、それが「引き寄せる力」です。
引き寄せに瞑想が有効
いつでもどこでも、道具がなくてもできる瞑想。身に着けたなら、いつでも心を楽にしてあげられるだけではなく、人生そのもののクオリティと自由度を向上させることができるようになります。
瞑想とは
そもそも瞑想ってなんなのでしょう?
なぜなら、あらゆる感情は「思考」から生まれるものだから。一見、外側の誰かや何かが自分に影響を与えているようでも、それをどう感じるかを決めているのは自分自身。考え方を変えれば、おのずと感情も変化してゆきます。
苦しい辛い自分の考え方から解放されて、本来の魂の自由さを取り戻していく・・・。そこへ向かうための一歩が「思考を止めること」にあるのです。
瞑想のやり方①瞑想の導入(5分程度)
- 楽な姿勢で腰掛け(イスでOK)、目をつぶって呼吸に意識を向けましょう。ゆっくり深く呼吸を繰り返します。(5~10回)
- 慣れてきたら、今度は吸った空気をお腹の底まで入れるよう意識し、そして、吐くときは身体のいらないものを全部出すようイメージします。(5~10回)
- 呼吸をしながら、身体の皮膚感覚に意識を向けて、力んでいるところや冷えているところがあるかどうか感じてみましょう。力の入っているところがあれば緩めていきます。また、身体全部を耳にして、周囲の音を聞くよう意識してみるのも効果的です。
- 浮かんできた感情や思考があれば、それらを吐き出す空気と一緒に吐き出していくようイメージしましょう。
- 楽な呼吸に戻って、落ち着いてきたら次の瞑想法に入ります。
瞑想のやり方②元気や意欲を取り戻したい人へ
「火」を使った瞑想を行いましょう。
神社等でのご神事で使われるような純粋な火のエネルギーを思い浮かべても良いし、キャンドルを灯しながらでもOKです。キャンドルは赤と白の2色で行うのがお勧め。
火を吸い込んで、身体の中の古いいらないものを燃やして吐き出す。そんなイメージで呼吸を続けます。吸い込んだ火のエネルギーが血管を巡り、浄化されていくのを感じていきます。
瞑想のやり方③不安や疑い、自信のなさを解消したい人へ
「大地」のエネルギーを感じながら瞑想を行いましょう。
花や植木を前にして行うのも良いし、公園など、自然溢れる太陽の下で大地に腰掛けたり、寝転んだりして行えるならさらに理想的です。
太陽や大地の温かさが呼吸をするたびに身体に入り、身体のすみずみまで広がっていく。そんなイメージで呼吸を続けます。吸い込んだ大地のエネルギーが胃とお腹を満たしてゆくのを感じていきます。
瞑想のやり方④悲しみや痛み、怒りを楽にしたい人には
「水」を使った瞑想を行いましょう。
美しい湖、神域に流れる河や滝の風景を思い出しても良いし、神社からご神水をいただいてきて、それを前にして行うのもお勧めです。とにかく、溢れんばかりの潤沢な水のイメージを身近に感じながら呼吸を続けます。吸い込んだひんやり水のエネルギーが腎臓や膀胱を通って身体の水分を浄化していくのを感じていきます。
瞑想のやり方⑤フォーカスポイントと締めくくり
火や大地、水がうまくイメージできないときは、お気に入りの映像を見つけておいて、それを眺めながら呼吸を始めて、瞑想に入ってもかまいません。
単なるイメージと思いがちですが、心に力があるのなら、もちろんイメージにも引き寄せる力はあるのです。この部分、ぜひ心をこめておこなってくださいね。
ただ感じる
内臓と感情は結びついているため、呼吸しながら身体の感覚に意識を向けてゆくと、抑え込んでいた感情などがジワッと湧き上がってくることがあります。これは、瞑想がうまくいっているサイン! 感じたくない感情が出てくる場合もありますが、そのまま、ただただ感じていきます。悲しいんだな、寂しがっているんだな、怒っているんだな・・・と。感じてあげることで、ひとつ心の力みはとれるので、楽になる感覚を味わえるはずです。
自分を楽にするための呼吸
今ひとつすっきりしなときは、もう一度、深く呼吸をしながら、楽になっていいよ、と、自分で自分に心の中で声をかけてみましょう。何をどうすべきか、どうあるべきかを全部脇において、ただ楽にしていいんだ、と思いながら、自分を楽にするための呼吸をしていきましょう。自分のペースで呼吸をして、落ち着いたら目を開けます。
最後に
瞑想中、もしいろんな考えが浮かんできたりして集中できないときは、今一度、身体の皮膚感覚に意識を向けてみましょう。耳を澄ませて遠くの音にも意識を向けると・・・。車の通り過ぎる音、犬の泣き声、鳥のさえずり、誰かの足音、チャイムの音・・・。静かにただ聴くことをしていると、実はいろんな音が聴こえていることに改めて気づくかもしれません。
集中しなければ、気づけない「音」がどれほど多いことか。日頃、私たちはこんな風に、忙しく考え過ぎる頭によって、本当は気づくべき「音」を見落としがちなんです。
それが、引き寄せる力を持ちながら、幸運やチャンスをつかみ損ねたりする最大の要因と言えます。私たちを幸せにしない思考と、そこから生まれる感情から自由になるたび、私たちは本当に望む人生を生きられるようになっていきます。おおいに瞑想を活用して、どんどん心を楽にしてゆきましょう。
以上、深層心理セラピストの斎木サヤカがお伝えいたしました。最後までお読み頂き、有難うございます。