メディテーションとは何か知りたい方へ。
瞑想とも言われるメディテーション。どんなものか分かっているようで、実はそうでないところも多いのではないでしょうか。
メディテーションとは何なのか、どのような種類があるのか、作法や効果は? そんな疑問にひとつひとつお答えしていきます。
本記事では、メディテーションについて基本からやり方まで解説いたします。
①メディテーションとは、“実在世界”との交流方法
メディテーションは日本語で瞑想と言います。瞑想とは「目を瞑って想う」ことですが、この言葉の通り、メディテーションとはこの世の世界を遮断してあの世の世界――すなわち天国的な霊界世界とも言うべき“実在世界”と交流をする方法のことを言います。
実在世界との交流方法として編み出されたのがメディテーション
私たち人間はあの世という実在世界から一時期この世に生まれてくるわけですが、一旦この世に生まれ落ちてしまうと、自分がもといた世界のことを忘れてしまいがちです。そのため、本来の世界を忘れないために、実在世界との交流方法として編み出されたのが瞑想=メディテーションであり、それは自らの“心の可能性を探る行為”でもあるのです。
②メディテーションには3つの種類がある
メディテーションにはいろいろなものがありますが、大きく分けると3つの種類があります。
1.心の調和を保つメディテーション
これは、どのようにして心の波長を整え、安らぎを得るかというメディテーションです。禅では「無念無想」というものがありますが、このように雑念を去って心を調えることによって、心の安らぎを得ることを目的とします。私たちは日常生活に埋没していると、さまざまなことで心を揺らしてしまうことが多いものです。そうした状態を遮断して、実在世界にいた時のような調和した心の状態を取り戻すのです。
2.目的性を持ったメディテーション
これは、具体的なビジョンを描くことによって、魂に一定の方向性を刻み付けるというメディテーションです。例えば、過去の出来事を清算する反省的なメディテーションや未来の理想像を描いていく自己実現のメディテーションといったものがあります。
3.直接的な実在世界との交流
もう一つ、実在世界(天国的な霊界世界)と一体となって交流するメディテーションもあります。前出の2つよりレベルが高いのですが、それらができてこそ可能となる高度なメディテーションです。
③メディテーションには適した作法がある
メディテーションの際には作法にあまりとらわれすぎる必要はありませんが、やはり一定の適した形やポーズがあります。
手の作法
人間は一般的に、手のひらが上に向いているときにはくつろぎ、下に向いているときには行動的になります。ですから、
- 心の調和を保つメディテーションの際には手のひらを上に向ける
- 目的性を持ったメディテーションの際には下に向ける
- 実在世界との交流の際には手のひらを合わせる合掌のポーズ
が効果的だと言われています。
足の作法は気にせずに
足も必ずしも座禅のように組む必要はありません。自分がリラックスして一定の時間集中できれば、特に決まったスタイルを取らなくても大丈夫です。
背筋を正して
ただ注意しておきたいのは、首筋から頭のラインが垂直になるようにすることと呼吸を調えることです。この2点を押さえていれば、他はある程度自由にしてO.K.です。
④メディテーションには3つの効果がある
メディテーションには、次のような3つの効果があります。
1.メディテーションの効果「不安を取り除く」
1つ目は、心配や取り越し苦労・不安といったものを取り除くことができるということです。メディテーションによって、一定の時間、悩み事から離れて心の安らぎを得ることができるのです。
2.メディテーションの効果「幸福感」
2つ目は、この世ではなかなか感じ取ることができない幸福感を感じることができるということです。メディテーションによって、私たちがこの世に生まれてくる前の実在世界にいた時の幸福感を取り戻すことができます。
3.メディテーションの効果「人生のコントロール」
3つ目は、自分の人生をコントロールできるということです。メディテーションによって、自分の思いと行いを点検し、運命をコントロールすることができるようになります。