ライフパスナンバー7の意味が知りたい方へ。
数秘術にはいくつもの算出法がありますが、その中で最もオーソドックスな手法と言えるのがライフパスナンバーです。生年月日の数字を全て足していくだけで導き出すことができるので、とても親しみやすい占いのひとつです。
占星術で言うところの「太陽星座」のような役割のナンバーなので、その人の主要とするパーソナリティや価値観、資質や才能などを紐解くことができます。
この記事では、深層心理セラピストの斎木サヤカが、ライフパスナンバーの「7」の人の性格、仕事や恋愛など、全てについて解説します。
ライフパスナンバーの導き方
生年月日の年と月と日の全ての数をバラバラに考え、ひとつひとつ足していき、二桁になったら、一桁になるまで足します。
例えば、2010年9月30日生まれの場合、
- 2+0+1+0+9+3+0=15
- 1+5=6
となり、この生まれの人の導き出されたライフパスナンバーの数は「6」となります。
「7」の数秘術的な意味は「哲学的、分析的、内省、理解、独立性」
7は「ラッキーナンバー」として捉えている人も多い数字ですね。ですが、数秘術的には「ラッキー」という意味は、特に与えられてはいません。
「1、2、3」が創造の三つ組みと言われる数なので、1~9の数を3段階に分けると、1~3が1段階、4~6が2段階で、3段階目の最初にくるのが「7」ということになります。
1段階が地の創造、2段階が天の創造、3段階目は、たとえるなら、天と地が融合していく段階、天と地の間にある「人」の創造の段階だとも言えるかもしれません。
思考やマインドは、人の創造性(想像性)の源だとも言えますから、そういうところから、「7」には、こうした意味が与えられているのかもしれません。
「ひふみ…」という日本の数霊としては、「7」は「な」。漢字では「魚」や「名、納」などで表すことができるのだそうです。「6」は虫で、その次に生まれるのが魚ということなのですが、命のあり方として、人は羊水の中で育まれてからこの世界に生まれてきますから、人の創造の始まりという点でつながってきますよね。
ライフパスナンバー「7」の特徴は「黙々と興味のある分野に向かっていく」
ライフパスナンバー「7」の人には、主に以下のような特徴があります。
・深い探究心を持つ
・知的好奇心が旺盛
・エキセントリック
ライフパスナンバーが「7」は、他者とむやみにつるむことなく、黙々と興味のある分野に向かっていく気質。あまり外に目が向いていなかったり、人に合わせることをしないので、個性的、協調性がない、といった印象になることも多いようです。
ライフパスナンバー「7」の長所は「知的好奇心や探究心」
ライフパスナンバー「7」の人の強みは、あまり見た目に分かりやすく発揮されることは少ないかもしれません。
鋭い洞察力や直観力を持ってはいても、口に出して表現しなければ、それが人々に素晴らしい示唆を与えるものであると、もしかしたら、本人ですら気づかない場合もあるでしょう。
けれども、積み上げた知的好奇心や探究心は、きっとライフパスナンバー「7」の人を何らかのスペシャリストにするはずですから、内なる「気づき」は大事にしてほしいもの。そして、温め続けてください。
感情に流されることなく、冷静に分析的な判断をできるのも大きな強みでしょう。
ライフパスナンバー「7」の短所は「協調性がない」
ライフパスナンバー「7」の人の他者に影響されにくい点は、自分の軸を持っているということでもあるので、強みのひとつではありますが、そうした独立独歩な部分が前面に出てしまうと、「協調性がない」というレッテルを貼られてしまうことになります。
実際、ライフパスナンバー「7」の人は、人に合わせることにほとんど意味を感じない傾向にあるため、「変わりもの」と見られることも。本人も「変人上等」と思っていたりします。
そういう部分を本人は弱点として捉えないところが、言わば、決定的な弱点かもしれません。常識や人の理解を深慮することなくして、本当の意味での豊かさを得ることも、充足感を覚えることも難しいというもの。それを悟ってからが、「7」の人の個性は本当に輝き、世の中に役立つものとなっていくのです。
ライフパスナンバー「7」の仕事・才能は「研究者」
「極める」ということが最大の才能だと言えるので、その才能を大いに発揮したなら、なんらかのスペシャリストとなるのは当然の道筋でしょう。「極める」という才能は、飽くなき探究心に支えられています。
楽天性
飽くなき探究心は、対象への愛や興味もそうですが、自分が知らないことを知っていったり、できないことができるようになっていったりするプロセスを、苦行ではなく、楽しめるという楽天性に支えられています。
「7」の人がエキセントリックで、常識や世間体など気にしないように見えるのは、そうした楽天性があるからだと言えるでしょう。
専門分野で活躍
一見、組織向きではないように見えるタイプも多いですが、大きな企業や機関の特別な研究班として活躍する道もありますし、もちろん、極めていけばフリーランスのスペシャリストとしても、成功できる可能性は高いでしょう。
上司の顔色を伺わずとも、専門的な技術と知識で世の中を渡り歩く、そんな立場なら、申し分なく才能を発揮できるはずです。
向いている職業や業界に関しては、持って生まれた課題や使命を表す「ディスティニーナンバー」も参考にしてください。
ライフパスナンバー「7」の相性がいいのは1と5の人
ライフパスナンバー「7」の人感覚的に理解し合いやすいのは「1」と「5」の人です。
ライフパスナンバーが「5」やライフパスナンバー「1」の人は、自然な距離感で親しくできる関係性となれるでしょう。一緒にいて楽な相手ですが、それぞれに自由な気質の持ち主なので、いざという時にサポートし合えないこともあります。
「助け合える仲間」を求めるなら、ふところの広いライフパスナンバー「9」の人が頼りになるでしょう。
相性が悪いナンバーは存在しませんが、親密さを求めるライフパスナンバー「2」やライフパスナンバー「6」の人は、あなたにとってはペースを乱されると感じる存在かもしれません。
ライフパスナンバー「7」の恋愛は「気づくとひとりで数年」
恋愛をしている時も、感情に振り回されることが苦手なので、自分からのめり込むことはしません。好みのタイプの相手に強く惹かれることはありますが、我を忘れて夢中になることはあまりないようです。常に心のどこかに冷静さを保っている傾向にあります。
友達の延長線上の結婚が理想
そのため、相手に感情的になられた場合には右往左往・・・。どう対処していいかわからなくなることも。結果として、あまりにも一方的に愛され過ぎてしまいそうな時には逃げ腰になり、フェードアウトしようとすることもあるようです。友達の延長線上で、なんとなく付き合うようになり、そのまま結婚・・・という形が理想的かもしれません。
共同生活的なパートナーシップ
あるいは、自分の好きな仕事や趣味の世界と、家庭とを、きっちり分けていくような、共同生活的なパートナーシップなら、平和な幸せ感を味わえるでしょう。
ライフパスナンバー「7」の人生は「色々な考え方があり、色々な正解があるということを忘れずに」
思考に偏り過ぎるのは、スピリチュアルな視点からは、あまりよろしくないことだと言われます。ですが、感情に偏り過ぎるのも、同じように良くないことだと言われますね。
ですが実際、このふたつは「違うもの」ではなく、言わば「セット」なんです。感情は、思考から生まれるものなのですから。
「こうあるべき」という考え方があって、そういう価値観があるから、「こうあるべき」という状況からはずれると、不平不満や怖れが生まれことになります。こだわりや価値観を持っていなければ、感情が生まれることはないのです。
同じ境遇にあっても、人の感じ方は、人それぞれですよね。問題は、ひとつの考え方だけが正解だと思い込んで、それを真実だと、他者にも押し付けてしまうこと。探究心旺盛なライフパスナンバー「7」の人だからこそ、色々な考え方があり、色々な正解があるということを忘れずにいたいもの。感情が全てではないように、知り得たことだけが全てではないということ。
知り得たことは、あなた自身の体験であり、あなた自身の価値観を通して得た知識であるということを、真に理解していくことこそが、あなたが本当の真理へとたどり着く道だと言えるかもしれません。
最後に
ライフパスナンバーが「7」の人は、物事を新たな角度で理解するために必要不可欠な存在です。人は色々な価値観を持ち、多様なフィルターで世界を見て、それぞれに信じていることがある。その信念の幅を広げ、凝り固まってしまった信念の檻から出してあげるのも、あなたの役割のひとつだと言えるでしょう。
数秘術ライフパスナンバー「7」の性格・恋愛・相性・仕事
- ライフパスナンバー「7」の特徴は「黙々と興味のある分野に向かっていく」
- ライフパスナンバー「7」の長所は「知的好奇心や探究心」
- ライフパスナンバー「7」の短所は「協調性がない」
- ライフパスナンバー「7」の仕事・才能は「研究者」
- ライフパスナンバー「7」の相性がいいのは1と5の人
- ライフパスナンバー「7」の恋愛は「気づくとひとりで数年」
- ライフパスナンバー「7」の人生は「色々な考え方があり、色々な正解があるということを忘れずに」
以上、深層心理セラピストの斎木サヤカがお伝えいたしました。最後までお読み頂き、有難うございます。