レイキヒーリングとは何か知りたい方へ。
レイキヒーリングの「レイキ」は漢字で「靈氣」と書きますが、霊能力や超能力、また宗教とも全く関係はありません。
レイキヒーリングは、身体・魂の浄化・癒しを促進するために行われるヒーリングテクニックです。特殊な能力がなくても誰にでもできます。
この記事では、レイキヒーリングとは何か?どのように行うのか?そして、どんな効果が期待できるのかということをご説明したいと思います。
まずはレイキ・レイキヒーリングとは
レイキとは
レイキとは簡単に言うと宇宙エネルギーのことです。宇宙の根源からやってくる精妙なエネルギーを古来から『霊気(レイキ)』と呼ばれてきました。宇宙エネルギーであるレイキは私たちの周囲に常に存在し、太陽の光のように私たちの頭上へ降り注いでいます。
レイキヒーリングとは
宇宙エネルギーであるレイキを体に取り込み、手のひらから放出して行う癒しの行為をレイキヒーリング(手当て療法)と呼びます。
レイキは日常で誰もが経験している
このような説明をすると『レイキ』とはなにか特別なエネルギーだと思われがちなのですがそうではありません。
子供の頃、腹痛を感じたとき母親がお腹に手を当ててくれたという経験が誰にでもあったと思います。そのとき手を当ててもらっていると不思議と痛みが和らいでいたのではないでしょうか?これは母親があなたのお腹に手を当てて無意識に『レイキ』を流しレイキヒーリングを行っていたのです。
戦前は民間療法として広く日本に普及
レイキは戦前は民間療法として広く日本に普及し、戦後、一度表舞台から姿を消します。しかし海外で普及したものが日本に再輸入され今日ふたたび『レイキヒーリング』が普及することになります。
海外では医療行為として認められ保険適用されている国もあるレイキ。世界中で多くの医療の現場でレイキヒーリングは行われています。
レイキヒーリングと気功の違い
気功は筋肉に力を入れて、相手をよくしようという想念・意識を使ってエネルギーを出すので、気力や体力も消耗します。
それに対して、レイキは自身のエネルギーは全く使いません。宇宙に存在する高次元のエネルギーと繋がり、そのエネルギーをただ流すだけなのです。修行を行う必要もなく、自然界から取り込むエネルギーは、自分を介して必要な場所に必要なだけ流れていきます。
レイキヒーリングの歴史
創始者 臼井甕男
1922年、臼井甕男(ウスイミカオ)という人が鞍馬山で断食修行を行っていた時に、不思議な体験とともに宇宙に存在する高次元のエネルギーの存在を知り、このエネルギーを使って人々の病を治せないものかと考えたのがはじまりでした。
臼井甕男は「不思議な力を持った」という意味をこめて、このエネルギーを使った療法を「心身改善臼井式靈氣療法」と名づけました。その後、臼井式靈氣療法学会を設立。
ハワイに伝わったレイキヒーリング
臼井甕男の弟子の一人に、海軍大佐の林忠治郎がいたことから、手当療法として海軍でも認められていました。
戦後は、アメリカの文化や文明、価値観が広がり、レイキを使う人も減っていきます。そんな中、林忠治郎がハワイに住んでいる日系二世・高田ハワヨにレイキを伝授したことで、海外で盛んに使われるようになっていったのです。今でもアメリカやヨーロッパでは、医学の代替療法として研究されていて、実際にレイキを代替療法として使っている病院や施設がたくさんあります。
逆輸入されたレイキヒーリング
レイキヒーリングが今また日本で普及しはじめたのは、海外から逆輸入されたからです。しかし、レイキを使う人の数は、海外の600万人に対し、日本国内ではまだ5万人くらいしかいません。逆輸入されたレイキヒーリングは、欧米人に合わせて進化していることから、元となっている臼井甕男のレイキは、「臼井式」として区別されています。
レイキヒーリングの特徴
高次元のエネルギーと繋がりエネルギーを流す
ヒーラーは高次元のエネルギーと繋がり、受け取ったエネルギーを自分や相手の不調を感じている部分に手を当てたりかざしたりして、エネルギーを流します。手を正確な位置に置いてなかったとしても、必要な部分にエネルギーは自動的に流れていきます。
「臼井式」と「西洋式」にお違い
もともと日本で使われていた「臼井式」と、西洋から逆輸入された「西洋式」には大きな違いがあります。「臼井式」は心身の健康からはじまり、最終目的は自己実現、悟りの境地に至るというところにあります。
しかし、西洋から逆輸入されたものは、心身の健康の部分だけを目的としています。これは、西洋に伝わった時に代替療法として用いられたからです。ただ、レイキヒーリングの効果に関しては、どちらも全く違いはありません。