「第0チャクラ」をお調べになっている方へ。
第0チャクラは、地球のエネルギーを取り入れるチャクラです。地球からのエネルギーを取り入れて、心と体のバランスを整えます。このチャクラは体から地中の離れたところにありますが、身体と離れているわけではなく、見えないパイプで結ばれています。そして身体の中にある7つのチャクラを支える役目をしています。最終的には、宇宙や地球と一体化する働きもあります。ヨガ(ヨーガ)の基本となる第0チャクラは重要な働きを持っています。
本記事では、第0チャクラの意味・場所・色・開く方法を徹底解説いたします。
チャクラとは
チャクラとは、古代インドで生まれたヒンドゥー教や仏教などの教義に出て来る身体の重要なエネルギー中枢の概念です。チャクラに集積されるエネルギーは、プラーナという「気」によって流れ込みます。プラーナは、生命エネルギーとも言われ、エーテル体やアストラル体を作る源泉にもなります。厳しい修行によって、チャクラを開き、「解脱」を目的とします。
第0チャクラとは「地球からエネルギーを身体に取り入れる入り口」
第0チャクラとは、アースチャクラ(Earth Chakra)とも言われ、地球からエネルギーを身体に取り入れる入り口です。このチャクラは、地球に存在するために重要な働きをします。エネルギーを水に例えると、第0チャクラは、ちょうど雪解けの山の水をため込むダムのようなものです。ダムが満杯になると、そのエネルギーは第1チャクラに流れていきます。その勢いが増すと体が浮き、空中浮遊すると言われています。
第0チャクラの場所は「地下の中」
第0チャクラは、別名アースチャクラ(Earth Chakra)と言われ、場所は足裏から90センチ下にあります。
第0チャクラは、地球からのエネルギーを身体に取り入れる入り口となります。地球から吸収したエネルギーを集積し、増幅して身体の上のチャクラに流すことができます。
古代の人々は、地面に触れる機会が多く、「母なる大地」からエネルギーを吸収していました。私たちの現代の生活は、マンションなどの高僧住宅に住む人が多くなっています。その意味で、現代人は残念ながら、「母なる大地」に接する機会が少なくなりました。私たちは、なるべく外の大地に接触して、「母なる大地」からのエネルギーの吸収のチャンスを積極的に増やさなくてはなりません。
第0チャクラの色は「光沢のある黒みがかった茶色」
第0チャクラの色は、光沢のある黒みがかった茶色をしています。宝石で言うと、光沢のあるブラウンダイヤモンドのような輝きをしています。
第0チャクラが開くと、地球の多次元的な世界、この世とあの世をつなぐ働きがあります。その意味で、カルマのチャクラとも言われます。潜在意識と繋がり、古代からの記憶がよみがえる働きがあります。形は、球体をしています。地球のエネルギーが集まると輝き出します。そして、そのエネルギーが強くなり溢れ出て、やがて、第1チャクラへと昇っていきます。
第0チャクラ(アースチャクラ)は地球のパワーを身体に供給する入り口
第0チャクラは、アースチャクラ(Earth Chakra)と呼ばれ、地球の持つエネルギーを取り込み、エネルギーを身体に供給する入り口です。私たちは地球の核から発生するエネルギーを取り入れてチャクラに供給しています。
【身体の中のチャクラを循環するエネルギー】
瞑想が深くなると、地球のエネルギーが第0チャクラを通り、その上のチャクラに昇っていく様子が見えてきます。そのエネルギーは、頭部にある第7チャクラ(クラウンチャクラ)まで行き、そしてまた下に戻っていきます。この循環を繰り返しているのです。
第0チャクラには、精神的なエネルギー中枢があり、第1のチャクラに十分なエネルギーを送っています。また、宇宙のエネルギーは上部のチャクラから降りてきて、第1のチャクラで再構成され、クンダリーニの覚醒に繋がっていきます。
第0チャクラを開く(活性化する)方法
第0チャクラ(アースチャクラ)を最も効果的に活性化する方法の一つは、母なる大地と繋がることです。
【第0チャクラの活性化の方法】
- ⑴パワースポットと言われる大自然の中で座り瞑想します。
- ⑵目を閉じてリラックスして下さい。身体の各部分がリラックスしていくのを感じて下さい。「私の手足はリラックスしている。私のお腹はリラックスしている。私の胸はリラックスしている。私の首はリラックスしている。私の頭はリラックスしている」と心に念じてください。
- ⑶静かに呼吸を整え、呼吸に意識を集中します。呼吸に意識を集中させることで、雑念が起きないようにします。どうしても雑念が起きて心が落ち着かないときは、瞑想を中断してください。少し休んでからまた始めましょう。
- ⑷体の下に第0チャクラがあることを意識して精神を集中します。地球の内部と自分が繋がるための瞑想です。たくさんのプラズマが第0チャクラに集まって輝きがだんだん増してくるのを想像しましょう。
- ⑸地球からエネルギーが第0チャクラに集積しているのを想像します。たくさんのプラズマが第0チャクラに蓄えられ、いっそう輝きが増してきます。その一部が第1チャクラに昇っていくのを想像しましょう。
- ⑹地球のエネルギーが自分の足に入り込み、地球と一体となった感覚をイメージしてください。
- ⑺母なる大地としての地球の暖かさに包み込まれた感覚をイメージして下さい。
- ⑻自分自身と地球が繋がっているのをイメージして下さい。
- ⑼自分自身の自我が無くなり、自分は既に地球の一部となっていることをイメージして下さい。
- ⑽自分と地球が一体となり、集積されたエネルギーが、身体に流れ、それが常に循環しているのを感じて下さい。
- ⑾地球と宇宙のエネルギーが体内で合体し、オーラが発生します。自分自身の体から出る光の放射で、自分の周囲が明るく輝くのを感じることができます。
- ⑿十分に快適な時間を過ごしたと感じたら、呼吸を整え、静かに目を開けましょう。すぐに動かず、身体の各部に神経が通うのを確かめてから、少しずつ動かしていきましょう。急に身体を動かすのは危険です。
第0チャクラの活性化は、以上です。
このチャクラをまず活性化することが、12のうちの上位のチャクラを活性化するための第1段階となります。すぐに第0チャクラが活性化するとは限りませんが、根気よく続けることによって地球と宇宙のエネルギーを感じることができるようになります。
第0チャクラからエネルギーを取り入れやすいパワースポット
地球上の表面には、たくさんのパワースポットがあります。山の頂上や奥深い谷や深い海の底など、霊験あらたかな場所として有名なパワースポットは、私たちがアースチャクラからエネルギーを取り入れやすい場所です。
【世界で有名な洞穴パワースポット】
世界で有名な洞穴パワースポットは、次の通りです。
⑴ソンドン洞窟
ベトナムの中部奥地にある世界最大の洞窟です。4億年前にできたといわれるアジア最古の岩山が集まった世界遺産「フォンニャ・ケバン国立公園」にあります。大きさは、全長240メートルもあります。2009年にイギリスの探検隊によって発見されました。洞窟の入り口付近は霧がかかり、地底から地下水の流れる音がこだまして地元の人たちを恐れさせました。洞窟内にはジャングルや川が流れ、滝もあります。巨大な水晶の結晶群もあり、神秘なパワーを受けるのは間違いありません。
⑵クルベラ洞窟
クルベラ洞窟は、ジョージア(旧名グルジア)にある洞窟です。クルベラ洞窟が発見されたのは、1909年頃と言われています。ロシアの地理学者のアレクサンダー・クルベラ博士の名前から来ています。世界一深い洞窟と言われています。深さは2千メートル以上になるそうです。現在、調査隊によって確認された深さは、2256メートルと言われていますが、まだ地底までには至っていません。地底深くもぐると地熱のせいで、気温は高くなります。地底の近くでは、50から60度にもなるといいます。
【古代から変わらぬパワースポット】
⑴エアーズロック
オーストラリアにあるウルルとして知られる一枚岩です。ウルルは、先住民であるアボリジニによる呼び名ですが、イギリスの探検家、ウィリアム・ゴスによって、1873年、エアーズロックと名付けられました。標高は、約868メートル、周囲が9.4キロメートルあります。自然に空いた洞穴があり、アボリジニが住み着いたのは、1万年前といわれています。精霊などの壁画があり、聖地とされています。
⑵マーブルカテドラル
チリ・アルゼンチン南部のパタゴニアにある洞窟です。石灰質の大理石がヘネラル・カレーラ湖の波によって浸食され、洞窟内に日光が差し込むと青い色が反射して、神秘的な世界を造り上げます。大理石に囲まれた洞窟内では、優雅な雰囲気に囲まれて不思議に落ち着きます。大理石は、色や輝きが美しいので、彫刻や建築物にも使われています。
⑶カイラス山
ヒマラヤ山脈にある標高6,656メートルの山です。仏教、ヒンドゥー教などの信仰の聖地なので、登頂許可は下りません。世界の中でも代表的な秘境です。巡礼者は、時間のかかる「五体投地」と呼ばれる巡礼法によって山に登ります。地面に体を投げ出して礼拝しながら前に進みます。
世界には、まだたくさんのパワースポットがあります。それらは全て信仰の対象であり、霊的なパワーが強い場所となっています。
地中のエネルギーの実態(地磁気と地電流)
私たちの精神と肉体を支えるエネルギーの実態とはどんなものなのでしょうか。ひとつの答えが、プラズマエネルギーです。宇宙には豊富なプラズマエネルギーで充満しています。地球の内部や大気中にもプラズマエネルギーで満たされています。プラズマエネルギーは、地球の磁場や地電流を発生させ、人間の健康にも影響することがわかっています。
【地中を流れる地電流エネルギー】
地球の内部は、微弱な電流が流れています。これは、プラズマイオンが地球内部にもあるからです。農業の実験で、プラズマを球根に浴びせたところ、発芽率が高まりました。水耕栽培でも水中でプラズマを放電すると育成が向上します。医療の分野でも、腰痛、関節痛の治療や骨折などの治療に電気的な刺激を与えて、効果をあげています。プラズマイオンは、宇宙のエネルギーです。そのエネルギーを身体に取り入れるのが、第0チャクラです。私たち人間の身体にも、プラズマエネルギーを取り入れて健康になりましょう。
【地磁気も重要なエネルギーとなります】
例えば、鉄筋建築物とか電車や車など鉄で作られたものの中では、地磁気が弱められます。その結果、現代人には、磁気欠乏(不足)症候群とも言うべき病的状態が存在するということを唱える研究者が出てきました。現実的な例としては、長期間、潜水艦などに乗り組む海軍の兵士などは、鋼鉄製の艦内で、海水という磁気シールドの中で生活すると磁場がほとんどありません。乗組員の健康状態を検査した結果、地磁気を受けない生活を続けると代謝能力の低下や白血球の減少など様々な生体機能が乱れて来ると言われています。「母なる大地」からのエネルギーを取り入れる第0チャクラの重要性は、計り知れません。
第0チャクラが取り入れやすい地熱エネルギー
プラズマエネルギーの他に地球からのエネルギーに地熱エネルギーがあります。地球の内部には、高熱のマントルがあります。日本ではたくさんの火山が存在し、その近くでは、有名な温泉があります。この熱エネルギーも私たちには、有益なエネルギーです。
マントルの上昇部分が地上にあるアイスランドでは、全土が地熱地帯となっています。暖房や温室に利用されています。地中からの熱エネルギーを受け取ることで、私たちの生活を豊かにしています。
また、ハワイ島の聖地プナでは、母なる地球に触れて瞑想することが、流行っています。火山から海に流れ落ちる真っ赤な溶岩流や、地熱を直接感じることができるホット・スポットでもあります。
【岩盤浴で健康的に】
地中のエネルギーの地熱を利用した岩盤浴とは、温めた天然石などをベッドにして、横になって汗をかくサウナ形式の風呂のことです。温められた天然石からは、遠赤外線が発生し体を芯から温める効果があります。岩盤浴では、瞑想しても、横になっても、発汗作用により新陳代謝が活発になります。本来は、岩盤浴は天然の温泉地で始まりましたが、最近は人工的な岩盤浴が都会にも出現し、美容に良い事から、特に女性に人気を集めています。第0チャクラからのエネルギーの取入れ方と効果の確認としては、一番分かりやすい例です。
地中を貫くトンネルも強力なパワースポット
トンネルを列車とか車で通行していると何も感じませんが、トンネルを歩くと不思議な感覚におそわれます。それは、地球の周波数が身体に影響を直接与えやすい環境になるからです。地球の周波数は、人間のアルファ波に近い数字と言われています。暗く長いトンネルの中では、気持ちが落ち着いてきます。トンネルの中は意外にも不思議なパワーが溢れています。
【パワースポットで有名なトンネル】
⑴天城隧道
現存する日本最長の石造トンネルです。このトンネルができたのは、1904年(明治37年)です。全長445メートル。ドラマや小説でも有名な天城隧道にあるトンネルは、国の重要文化財に指定されています。心霊スポットとしても有名ですが、パワースポットのひとつです。
⑵燈籠坂大師(とうろうざかだいし)の切通しトンネル
千葉県、富津市にあるトンネルは、手彫りですが、古代遺跡のような形をしています。高さが10メートル、長さは100メートルもあります。このトンネルの工事は、明治時代に始まり、昭和初期に完成しました。人工のトンネルですが、自然の岩山を削り、壁のようになった岩盤からのプラズマイオンに包まれて不思議なパワーを感じます。
⑶せっぷんとんねる
石川県輪島市にある奥能登曽々木パワーゾーンには、不思議なパワースポットがあります。不動明王が鎮座する洞窟「福が穴」、通れば恋がかなう「せっぷんとんねる」です。「せっぷんとんねる」は昭和32年、東宝映画「忘却の花びら」のロケで使われた場所です。ヒロインは。司葉子さんと恋人役の小泉博さんがこの洞窟でキスをしました。それで、「せっぷんとんねる」として有名になりました。それ以来、恋愛スポットになっています。
⑷ハワイ島のサーストン溶岩トンネル
ハワイ島の火山国立公園内にある「サーストン溶岩トンネル」は、火山の噴火で流れ出た溶岩が冷えた際にできたトンネルです。周りは巨大なシダが生い茂るジャングルに囲まれ、恐竜時代にもどった感じがします。それだけに地球のパワーを強く感じます。トンネルの真ん中の光の中で両手の手をこすり合わせ、静かに話すと光の帯(オーラ)が見えると言われています。
⑸ウクライナの愛のトンネル
ウクライナ西部にあるクレーヴェンにあるトンネルは「愛のトンネル」と呼ばれています。このトンネルは地中を掘ったトンネルではなく、緑の木々に囲まれたトンネルです。このトンネルの中を、手をつないで渡れば恋が成就すると言われています。ウクライナの若い人たちの人気のスポットです。
第0チャクラの役目「自己超越」を現代の心理学で解釈すると
第0チャクラは、自己超越のための重要なチャクラと考えられています。ヨガ(ヨーガ)が「解脱」という自己超越を目的としたことは、現代の心理学のトランスパーソナル心理学での研究にも取り入れられました。自己を超越することは、宇宙とつながることですが、それは現世と過去世の一体化でもあるのです。
私たちの現世は、前世との繋がりがあります。全ての人々が自分の過去の人生に興味があるわけではありません。しかし、チャクラを開くという行為は、過去の人生につながりを求めていく行為でもあるのです。現世でうまく生きていくには過去の人生につながることも重要なことなのです。
【トランスパーソナル心理学は自己を越える研究】
トランスパーソナル心理学のことをご存じの方もいらっしゃると思います。この心理学の成立は、アメリカの心理学者アブラハム・マズロー(1908~1970)とスタニスラフ・グロフ(1931~)という心理学者の出会いで始まりました。グロフは、LSDを使って意識の研究を行っていました。その実験では、サイケデリックな鮮やかな色彩の洪水や心理学的な退行現象が起き、前世の体験としか思えないような体験が被験者から報告されました。さらに、体外離脱や宇宙との一体化というような現象も報告されました。トランスパーソナル心理学は、個人の領域を越えて、宇宙や高次元の自己と融合することを目的とする心理学です。
【スタニスラフ・グロフの神秘体験】
LSDが違法でない時代に、グロフはLSDを服用し、神秘体験をしました。そこでは、意識が身体から飛び出し、自我の境がなくなり宇宙と一体化しました。その後、LSDが違法となり、グロフは、ホロトロピック・ブレスワークという呼吸法を生み出し、LSDを服用したのと同様の結果を生み出すことに成功しました。
【グロフの意識の研究】
LSDを用いた時の意識の変革は次の4段階です。
- 第1段階・・・美的感覚、気持ちの良い感覚を覚える。
- 第2段階・・・フロイトの領域、退行現象、トラウマの再体験など。
- 第3段階・・・出生の記憶、過去の経験、楽園や天国、暗黒や恐怖の世界
- 第4段階・・・トランスパーソナル領域、第3段階を過ぎると時空間にとらわれない世界でのエクスタシー体験。
第4段階を過ぎると、輪廻転生における前世の体験やテレパシーや透視、宇宙との一体化などの感覚に入ります。宇宙意識や地球との一体化の体験を過ぎると、究極的な「光」との一体化、宇宙全体を越えた「絶対化体験」が訪れるというものです。
最後に
第0チャクラは普段あまり気にならないチャクラですが、働きや役目を考えると真面目にヨガや瞑想をしたくなります。地球のエネルギーと繋がることによって、第0チャクラを活性化させて、その他のチャクラを開き、最終的には宇宙の創造主と結合することができるようになります。その第一歩が、第0チャクラです。第0チャクラを意識し始めると、地球のエネルギーの威力の強さ、大きさや優しさを感じることができます。現代社会では、時間的に、なかなか余裕のある生活ができません。毎日の仕事や通勤などでストレスが重なり、精神的にもまいってしまうのではないでしょうか。
本記事でご紹介した第0チャクラは、理解するだけでも、心の解放につながるヒントがあります。是非、お役に立ててください。以上、最後までご覧いただき、有難うございました。