聖母マリアについて知りたい方へ。
聖母マリアはイエスの母として知られていますが、「聖母」という呼び方はカトリック教会における呼び名。ギリシャ正教では生神女、神の母、女宰、許王などの表現が使われていたり、各国の言語によっては微妙に違う表現だったりします。
ただ、どのような表現であってもイエスの母マリアを指していることには違いはなく、世界中の人々が知っていると言っても過言ではありません。
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、聖母マリアの伝説、お役目などについて詳しくご説明したいと思います。
聖母マリアとは
聖母マリアはアセンデッドマスター
聖母マリアはイエスの母として知られていますが、スピリチュアルの世界では、聖母マリアをアセンデッドマスターの一人として考えられています。
アセンデッドマスターとは、一度はこの物質界に存在したことがある偉大なるヒーラーや聖職者のことですが、歴史的文書などには聖母マリアのことはほとんど書かれていません。
受胎告知
聖母マリアについての記述は、新約聖書におさめられている福音書の中にあります。その福音書によれば、聖母マリアはナザレという小さな村に住んでいました。夫は大工のヨセフ。
ヨセフと婚約後の1年間は両親と過ごすというユダヤの掟に従い、マリアは実家にいました。その時に大天使ガブリエルが受胎告知をするのです。聖霊による受胎で男の子を産むので、生まれてくる子にはイエスと名付けるようにと。
神の子・イエスを産んだ母ということで、カトリック教会などでは聖母マリアに神へ執り成してもらうための祈りが捧げられています。
聖母マリアは限りなく天使に近い存在
聖母マリアは「天使の女王」と呼ばれることがありますが、これは大天使ガブリエルから受胎告知を受けたからということもあるかもしれませんが、霊的な性質が限りなく天使に近いのです。
聖母マリアが一番気にかけているのは子どもたち。愛をもって子どもたちを育てる人、子どもたちを守ろうとする人、子どもたちのためになろうとしている人には、進んで手を差し伸べます。
天使たちはそんな聖母マリアを愛しているので、一緒に奇跡を起こしてくれるのです。
聖母マリアへの祈り
聖母マリアがそばに来てくれると、心が安らぎます。敏感な人は、鮮明な青い光が見えたり花の香りがしたりということがあるそうです。
聖母マリア像や絵画、その姿を思い浮かべながら祈りましょう。祈りの言葉は決まっていませんが、次の言葉を唱えるのが良いと言われています。
聖母マリアへの祈り
「愛する聖母マリア。妖精の女王、そしてイエスの聖なる母。どうか助けてください。
(具体的に助けてほしい内容を入れてください)
祝福を与えてくれてありがとう。直感を与えてくれてありがとう。
この体験から多くを学び、成長することができます。
私たちすべてが安らかであれるよう、神のご意思を見せてくれてありがとう。」
これを心の中で念じても、口に出してもかまいません。