エンパスについて、その特徴を知りたい方へ。
エンパスは欧米人よりも日本人に多く見られるという話も聞きますが、エンパスと言われる人たちにはどのような特徴があるのでしょうか。
この記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、共感能力が強いエンパスとは何か?その特徴をご紹介いたします。
エンパスとは
エンパスとは、日本語にすると「共感力の高い人」という意味になるのですが、他者の感じていることを強く感じ取ることができる、繊細な感性を持っている人を指します。これは単に感性が豊かであるとか、感受性が強いということではありません。
エンパスはスピリチュアル的な能力があると考えられていて、他者が感じていることが直感的にわかり、それを自分のこととして受け取ってしまうというものです。
その人の思いや感情、肉体的なことまで全てを、意図することなく無意識にわかるのです。つまり、他者のエネルギーが絶えず自分の中に流れ込んできているという状態。
エンパスとしての能力を仕事に生かしている方もいますが、自分自身がエンパスであると気付いていない方は、そのエネルギーに翻弄されてしまい、生活にも支障をきたすこともあるようです。
エンパスの特徴①エンパスは疲れやすい
エンパスは環境に敏感です。人に限らず、場の空気など様々なエネルギーからも意識することなく影響を受けています。
例えば、たくさんの人がいる場所には、人の数だけ思いや感情が渦巻いていています。それがその場の空気を作り出しているのですが、そこにはプラスのエネルギーだけではなくネガティブなものもたくさん含まれています。
それを受け取ってしまうので、エンパスには疲れやすいという人が多いです。人混みが苦手だというのも疲れるからです。
エンパスの特徴②エンパスは体調が悪くなることも
エンパスは、何でもないことで体調が悪くなることがあります。例えば、人の悪口などネガティブな会話を聞いただけで具合が悪くなるとか。これは、マイナスのエネルギーをそのまま受け取ってしまうからなのですが、頭痛、腰痛、胃もたれ、消化不良などの症状があります。
また、一緒にいる人の病気と共感して、そのまま病気をもらってしまう場合もあります。
エンパスの特徴③エンパスは五感が敏感
エンパスは些細なことでも察知する能力を持っていますが、五感も人一倍敏感です。周りの人が誰も気づかないような匂いを感じ取ったり、ちょっとした音でも敏感に反応して驚いたりします。まぶしい光なども苦手です。
自分がエンパスだとわかっている人は自分なりに対処していますが、自覚していない人の場合、誰も気づかないことを一人で大騒ぎすることもあります。
エンパスの特徴④エンパスは人の身体的痛みや不調がわかる
一緒にいる人の体調が悪かったり、体のどこかが痛いと思っている時、エンパスはそれを察知することができます。不調を訴えていなくても、全てがわかってしまうのです。
例えば、話すことのできない赤ちゃんが泣いていて、それがわが子ではなかったとしても、どこか痛いところがあるのか、どんな不快を感じているのかなどが瞬時にわかります。
そして、人の痛みなどがわかるだけではなく、自分も共感してしまうことで、その人と同じ症状になることもあります。
エンパスの特徴⑤エンパスは人の思いや感情がわかる
エンパスは話した覚えがないことを知っていたりします。読み取ろうとするのではなく、直感とも違う感覚的に察知してしまうというもの。そのまま、ただ「知っている」という感じで、内に秘めた思いや心の動きまで全てがわかるのです。
ですから、エンパスにはごまかしはききません。どんなに優しい言葉で語りかけていても、心の中で思っていることが全く違っていれば気づいています。
こういうことが度重なると、エンパスは人づきあいが嫌になったり、人間不信に陥ったりします。
エンパスの特徴⑥エンパスは人と自分の感情を混同することも
そばにいる人だけではなく、遠く離れている人の感情を、同じように感じることができるというのもエンパスの特徴です。本当に自分の感情のように「感じる」のです。
それは無意識に共感して起こっていることなので、エンパスであるという自覚がない方は他者と自分の感情を混同してしまうこともあり、自分のことがよくわからなくなって混乱してしまうこともあります。