「悪魔憑き」について調べている方へ。
ホラー映画や小説をお好きな方は、悪魔憑きを題材にした作品を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。イエス・キリストも修行中、悪魔に苦しめられた経験があるといいます。
「悪魔憑き」とは一体、どのようなものなのでしょうか?本記事では、「悪魔憑き」について分かりやすく簡単に解説いたします。
悪魔憑きとは悪魔に憑依されること
悪魔憑きの症状①人格が豹変する
悪魔に取り憑かれると性格が豹変するといいます。普段その人が絶対に言わないような暴言を吐いたり、極端に悲観的になったり、身近な人に暴力を振るったり、犯罪を犯したり、宗教的な習慣を毛嫌いするようになったり、聖書や十字架などの道具を冒涜したりするのです。
悪魔憑きの症状②体調が悪くなる
悪魔憑きになると、謎の体調不良が起きたり、重病にかかったり、精神疾患になることがあります。病院に行っても、はっきりとした原因が分からない場合もあるようです。
悪魔憑きの症状③破滅へと陥る
悪魔憑きになると家族や周りの人との関係が崩壊し、日常生活を送ることさえままならなくなり、破滅へと陥ることになります。
悪魔憑きは旧約聖書にも記述が出てくる
旧約聖書には、悪魔が憑いたとされる人物が何人か出てきます。
イスラエル王サウル
悪魔憑きとされる人物の一人が、旧約聖書「サムエル記」に登場するサウルです。サウルはイスラエルの王となった人物でしたが、悪魔に憑かれ、ダビデと激しく対立することになりました。サウルに取り憑いた悪魔は、ダビデの竪琴の音色で、サウルの肉体から出たとされています。
不幸な女サラ
また、旧約聖書「トビト記」では、サラという女性が出てきます。彼女は悪魔に憑かれ、結婚するたびに、夫が死んでしまうという呪いをかけられていました。サラは天使ラファエルによって救われたといいます。
悪魔憑きは修行のための試練とされる
また、新約聖書には、イエスが荒野で修行している最中、悪魔の誘惑を受けたという記述があります。また、イエスがマグダラのマリアと初めて会った時、彼女の身体から七体の悪霊を追い出したという記述もあります。
修行のための試練
イエスが悪魔に誘惑されたことから分かるように、キリスト教で悪魔憑きは、修行のための試練とされています。たとえ悪魔に取り憑かれそうになったとしても、悪魔の誘惑を退ける心の強さが重要ということなのでしょう。
続いて、悪魔憑きの実例をご紹介いたします。