仏教用語「南無阿弥陀仏」の意味を分かりやすく解説

仏教用語「南無阿弥陀仏」の意味を分かりやすく解説「南無阿弥陀仏」という言葉の意味を知りたい方へ。

仏教に詳しくない人でも、「南無阿弥陀仏」という言葉、もしくは、年配の方が仏壇に手を合わせて「なんまいだ」という言葉を唱えているのを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。「南無阿弥陀仏」は、「阿弥陀様をたたえます」という意味で、念仏とも呼ばれています

本記事では、「南無阿弥陀仏」という言葉の意味や由来を解説いたします。

①「南無阿弥陀仏」とは「阿弥陀仏に帰依します」という意味

「南無阿弥陀仏」とは、主に仏教の宗派、浄土宗・浄土真宗で唱えられる言葉です。「念仏」と呼ばれることもあります。

「南無(なむ)」という言葉は、帰依(きえ)や信仰を表します。そして「阿弥陀(あみだ)」は「阿弥陀如来(あみだにょらい)」を表しますので、「南無阿弥陀仏」は「阿弥陀如来に帰依します」「阿弥陀如来を信仰します」という意味です。

②浄土宗・浄土真宗では阿弥陀如来を信仰している

阿弥陀如来は、別名を「アミターバ(無限の光を持つ者)」、もしくは「アミターユス(無限の寿命を持つ者)」といいます。浄土宗、浄土真宗では、この阿弥陀如来を主に信仰しています。

阿弥陀如来はゾロアスター教の神がルーツという説もある

阿弥陀如来の起源は、ゾロアスター教の最高神「アフラ・マズダ」という説があります。仏教の神々は、ヒンドゥー教や他の宗教から取り入れられている神が多いです。

③「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで極楽へ行ける

極楽・天国浄土宗・浄土真宗では、「南無阿弥陀仏」という念仏を唱えれば誰でも極楽へ行ける、とされています。仏教に限らず多くの宗教では、様々な戒律を守り、難しい経典や聖典を読み、厳しい修行をしなくては極楽へ行けないといわれています。それなのに、浄土宗・浄土真宗はなぜこんなに戒律がゆるいのでしょうか。

④浄土宗・浄土真宗・日蓮宗は「鎌倉新仏教」と呼ばれている

浄土宗・浄土真宗・日蓮宗は、鎌倉時代に成立しました。この3つを合わせて「鎌倉新仏教」と呼ぶこともあります。この3つの宗派は、日本で独自に発展した宗派です。

鎌倉時代以前の仏教は難解だった

当時、仏教の教義は難解で、庶民にはとても理解できないものでした。庶民の中には、経典どころか文字を読めない者も多く、また、狩猟民や武士など、人や動物を殺さなくては生きていけない人たちも多く存在していました。

僧侶以外は地獄行きだと思われていた

仏教では、殺生(人や動物を殺すこと)は罪とされていましたから、僧侶以外の人々は、死後、地獄行きになるのが当然だと思われていたのです。

⑤浄土宗は庶民の心の支えとなった

親鸞

親鸞

法然の弟子・親鸞(しんらん)が開いた浄土真宗では、さらに戒律がゆるめられました。仏教では元々、僧侶は結婚してはならず、肉を食べてはいけないとされていたのですが、親鸞は妻子を持ち、肉食も行っていました。

海外では僧侶の妻帯、肉食は許されていない

余談ですが、海外では未だに仏教の僧侶の結婚や飲酒、肉食は許されていません。そのため、日本のお坊さんが結婚したり、お酒を飲んでいるのを見て、驚く人が多いようです。

浄土真宗は爆発的に広まった

結婚していても、肉を食べていても極楽へ行けるという浄土真宗は、多くの庶民を引きつけ、爆発的に広まっていきました。歴史の授業で、戦国時代の一向一揆について学んだ記憶がある人も多いかもしれませんが、「一向宗」とは、この浄土真宗のことです。

⑦浄土宗・浄土真宗では「他力救済(たりききゅうさい)」が強調される

浄土宗や浄土真宗では、「他力救済」が強調されます。「他力」というと「他力本願」などのイメージから、他人ばかりを当てにしているという悪いイメージを持つ人が多いかもしれませんが、仏教用語の「他力」は、一般的に使われる言葉とは若干意味が違います。

「他力」とは神仏の力のこと

仏教用語の「他力」というのは、阿弥陀如来などの神仏の力のことです。ですので「他力救済」というのは、自分の力ではなく神仏の力によって救われる、という意味です。

⑧本当に救われるかどうかは人間にはわからない

そもそも、自分が救われるかどうか、自分の行いが正しいかどうかは、人間である私たちには判別できません。

正しい修行をしていると思っていても、視点を変えると正しくなかった、ということもままあるものです。宗教テロリストなどは、その最たるものでしょう。

私たちにできることは限られている

私たちの行いが神の目から見て正しいかどうかは、私たち人間には判断できません。だとすると私たちにできることは、神仏などの目に見えない存在を信じ、「南無阿弥陀仏」と唱えることだけなのかもしれません。

 

最後に

ここまでの長文をお読み頂き、有難うございます。
「南無阿弥陀仏」という言葉の意味や、浄土宗、浄土真宗の信仰について、少しでも理解を深めることができたでしょうか?日本独自の宗派である浄土宗・浄土真宗の大きな特徴は、信仰生活や修行の簡単さです。そこには、文字を読めない庶民や、生きていく上で殺生を避けられない人々への優しさが感じられます。

仏教用語「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」の意味の要点は

  • ①「南無阿弥陀仏」とは「阿弥陀仏に帰依します」という意味
  • ②浄土宗・浄土真宗では阿弥陀如来を信仰している
  • ③「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで極楽へ行ける
  • ④浄土宗・浄土真宗・日蓮宗は「鎌倉新仏教」と呼ばれている
  • ⑤浄土宗は庶民の心の支えとなった
  • ⑥浄土真宗ではさらに戒律がゆるめられた
  • ⑦浄土宗・浄土真宗では「他力救済(たりききゅうさい)」が強調される
  • ⑧本当に救われるかどうかは人間にはわからない

ということでした。
以上、最後までご覧頂き、有難うございました。


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この記事のライター

スピリチュアルライター。仏教校出身ということもあり、昔から精神世界や宗教、心理学などへの興味関心を強く持っていました。2012年頃から様々な神秘体験やチャクラが開く体験などを経験し、精神世界の勉強を再開。仏教やキリスト教などの教義を、現代人に分かりやすく解説するのが得意です。

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