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瞑想とは?その8のポイントを分かりやすく解説

瞑想と現実的生活

祈る女性 感謝 瞑想 願い瞑想は、どこか日常的な生活と切り離したものとして考えがちかもしれませんが、実はとても現実的なものでもあるのです。

瞑想とは自分自身に正直になること

瞑想するということは、自分自身に正直になること。現実の問題から逃避することでもないし、ただ日々の生活からくる痛みや疲れを癒してくれるためのものでもないのです。

わたしたちは、社会的な生活の中で、いろんな顔を持って生きています。そのため、本当は感じている気持ちを素直に表現しなかったり、自分自身に対しても本心を隠して過ごしがちです。たとえば、本当は怒っていても、怒る自分が嫌なので、怒っていないことにしたり・・・ということをわりとやっているのです。

そう、現実生活のほうが実は自分をごまかしやすいのですね。本当の気持ちとは違うことを言ったりやったりできるのですから。

瞑想は生々しくリアルなもの

瞑想ではそうはいきません。自分に対して、自分の気持ちを隠してしまえば、それはもう瞑想の意義を離れてしまいます。瞑想の中で出会うものは、フワフワしたものなどではなく、実はとても生々しくリアルなものであるはずなのです。

鎮静的な瞑想

瞑想の技法は無数にありますが、おもに「鎮静的な瞑想」と「分析的な瞑想」と大きくふたつに分けられます。一般的におこなわれているリラックスできる瞑想は前者のほうですね。

鎮静的な瞑想は感情が動き続けている状態を鎮めていくもの

鎮静的な瞑想は、頭の中が色々な思考でいっぱいだったり、感情が動き続けている状態を鎮めていくもの。集中力を高めるためのものでもあります。技法としては、呼吸法から入って、なんらかのイメージを用いながら思考や感情をクールダウンさせ、本来の洞察力を取り戻させていきます。

たとえば、水が流れるイメージを思い描いたら、ずっとそこに心を合わせ続ける。思考や感情が動いても、気づいたらまたそこに戻していく。ということを繰り返していきます。

誘導瞑想の音源

昨今、誘導瞑想の音源なども多く出ていますが、それらはこうした瞑想のサポートとなるものです。イメージに合わせ続ける意志力を、音声によって助けてもらうのですね。集中力に今ひとつ自信がない場合は、こうしたものを活用してゆくのもお勧めです。

分析的な瞑想

分析的な瞑想は、わたしたちの精神的な成長を促してくれるものです。なぜなら、理解があってこそ、本当の意味での洞察となり、自分自身でも活用できる智慧となり、世界に与えられるものとなるのですから。この瞑想をおこなうモチベーションとしては、よくわからないことを理解しようとする目的、わかっていると思っていることを真にわかる目的と、ふたつ挙げられます。

わたしたちは人である以上、それぞれのフィルターによって世界を見ています。自分の信念や観念だけではなく、社会通念や常識、慣習などによって、あらゆることを判断しています。それを「真実」であるかのように思い込んでいることがとても多いのです。

当たり前のことにもなぜだろう、どうしてだろうと問いかけてゆくこと。単なる思い込みやレッテルではない、本当の真実を観じていこうとする意欲。それが分析的な瞑想における大切なポイントです

「こういうものだ」という思い込みから離れて、自分自身で感じる、観ずるという姿勢が養われるので、智慧だけではなく、感性も豊かになっていきます。

瞑想を効果的におこなう

瞑想 座禅 自然 精神統一 ヨガ上記のふたつの瞑想は相補的に作用します。何かのテーマを持って瞑想に入るとき、最初は見聞きした知識、自分の思うことや記憶、考えなどをガイドに深く観じ入っていきますが、ふと直感的な閃きや確信が感じられてきたらそこに集中していくのが、効果的な瞑想とするコツです。

「分析的な姿勢→鎮静的な姿勢」というかたちで進んでいったり、逆のパターンももちろん有益です。

心を落ち着けたい、リラックスしたいという場合でも、なかなか心と頭が鎮まらず、集中することがままならないことがあると思います。そうしたときには、抱えている問題についてまずは分析的に観じてみて、そこから呼吸に意識を向けていくのがスムーズです。

いずれにせよ、瞑想に入る前に動機を明確にするのがベターです。どうなりたいか、何をどうしたいか、を、だいたいのテーマを決めて瞑想に入りましょう。

初心者でもやりやすい3つの瞑想のやり方とその効果
瞑想をしようと思って目をつぶっているとすぐに眠くなったり、集中できなかったり。今回は「瞑想をしようと思ってから集中するまで」の道のりをスムーズに行うためのやり方と、その効果についてご紹介いたします。

最後に

内なる可能性に触れることのできる瞑想はとても豊かなものですし、その時間そのものも贅沢なひと時です。とはいえ、日頃は閉じ気味な内なる智慧に触れるためには、大抵の場合、相応の時間を要します。

まずは「瞑想しやすい心」を創るためのライフスタイル創りも心がけたいところ。朝起きたら、慌しく出かける準備を始めたりするのではなく、ゆっくり深呼吸をして今日一日の幸運をイメージしてから活動をし始める・・・などなど。日常の中に自分の心を見つめる習慣を、短時間でもいいので創っていくのがお勧めです!

深層心理セラピスト 斎木サヤカ
深層心理セラピスト 斎木サヤカ

以上、深層心理セラピストの斎木サヤカがお伝えいたしました。最後までお読み頂き、有難うございます。

瞑想が危険だと言われる理由とその対策
瞑想が危険だと心配な方へ。瞑想のノウハウ本やリラックスを謳うメディアなどでは、あまり語られることはありませんが、「瞑想は素人がやると危険」との声もあるのは事実です。この記事では、深層心理セラピストの斎木サヤカが、瞑想にまつわる危険と対策についてお話しします。