⑤不成仏霊も転生する
不成仏霊には、2パターンがあります。
①自分の未練を自覚し、その未練をなくそうと意思をはっきりと持った霊と、
②自分の未練を忘れてしまい、何を求めていたのかを忘れ、浮遊霊に近くなってしまった霊です。
未練を持ったままでも転生してしまう
その中でも、前者の場合で、親族による供養もしっかりとなされている場合、未練を持ったままでも転生してしまうことがあります。
ごく稀に、その未練を忘れず、子供の頃から転生前の自分の記憶を持っている子供が報道されることがありますが、あれはこの典型的なパターンです。その想いを自分の目で見て遂げるか、忘却とともに新しい人生を歩むかはその人次第ですが、実例がある以上、これは真実であると言わざるを得ないでしょう。
遺された人たちは、しっかりと供養をすること
供養がしっかりとされている以上、転生の条件は揃っているので、それをよしとして転生することは可能です。つまり、遺された人たちは、しっかりと供養をすること。これが故人のこれからの幸せを導くことに繋がるのです。
⑥不成仏霊が溜まりやすい場所は自殺の名所など
不成仏霊は、この世に強い未練を持っています。特に自殺の場合は、未練もあり、自ら命を絶つという罪を負っているため、霊は成仏されることなく、その未練に取り憑かれ、この世をさまようことになります。
また、周りの霊に感化され、取り込まれてしまうことも少なくないので、自殺の名所などで亡くなった場合は地縛霊のようにその周りをうろつき、自分と同じような境遇、自殺願望のある人の背中を押してしまうこともあります。
そういう行為を繰り返すと、どんどんと罪は多くなり、運良く転生出来たとしても人間に戻ることはありません。
罪を重ねた人の魂は人間への転生は叶いません
人間は自然界の中でも上位にいます。なので、転生するとしたらもちろん、人間なのです。しかし、罪を重ねた人の魂は重く、あの世に行けたとしても人間への転生は叶いません。動物というのは人間より魂が重く、どんなに頑張っても人間に転生することはできないのです。そうなると、罪を重ねた人の魂も重くなり、動物霊と同じクラスにまで落ちてしまうのです。
⑦不成仏霊に対する心構え「利用しようと考えない」
不成仏霊というのは、自我があるため、交信もしやすいのが特徴です。霊とのチャンネルを合わせることができる人は、不成仏霊に気付かれ、成仏させてくれるように願ってきます。
不成仏霊を利用すると
しかし、この時、悪意のある人はその霊を使って私欲を満たそうとします。霊は成仏させてくれるなら、と、その人の願いを叶えようとしてくれるでしょう。しかしただ利用されて終わり、となると、それに気づいた不成仏霊は怨念をその人に返すことでしょう。しかも、人の弱みに付け込んだのですから、その人もただではおきません。相応の罰があることを忘れないでください。
なので、私利私欲を満たすためであれば、そのように頼ってくる霊を使うべきではないのです。うまく利用してやろうと考えることは決してあってはいけません。
最後に
不成仏霊は、遺された遺族の方々の手助けがあれば必ず救われます。出来る限りの事をして、1人でも早く成仏出来るように、願いを込めてお祈りしてください。
以上、最後までご覧頂き、有難うございました。