霊がいそうな場所で、違和感がある、何か臭う、と言う話を聞いたことがある方へ。
それは、誰でも感じることがあるのか、どんな臭いがするのか、臭いを感じた時、どうすればいいのか、などをお話していこうと思います。
本記事では、霊が存在する所には匂いがあるのか?いわゆる霊臭について解説いたします。
霊の臭いは確かに存在する
霊感とは、ただ存在を視る、感じることだけではありません。人によっては、口の中に変な味がする、耳鳴りがする、臭いがある、と感じる人もいます。
なかでも、霊の臭いのことを「霊臭」と呼び、独特の臭いを感じることがあります。霊の種類や感じ取る人によって様々ではありますが、確かに存在しています。その臭いも多種多様で、人によっては感じない人もいます。臭いによっては危険と言われるものもあり、注意が必要な場合があります。
よく霊臭を感じる場所は戦場
特に、よく霊臭を感じる所として有名なのは、戦火の中で死んでいった方達のいた場所です。あるはずのない焦げ臭さや、鉄のような臭い、火薬のような臭いがするというのがあります。ただ、人間とは時としてそのような場所で擬似的に臭いを作り出し、感じ取ってしまうこともあるため、一概にそれが全て霊臭かと言われるとそうとも言い切れません。
感覚的なものなので、言い切ることができないのが現実ですが、多くの人が、「なぜか同じ臭いがした」と証言することがあるのも事実です。
霊的な臭いは神聖なものも不気味なものもある
神社など、神聖な場所へ行くと息がしやすくなったり、爽やかな感覚が鼻を通ることがありませんか?あれは神聖な場所特有の「匂い」のひとつなのです。森林の中で「空気が美味しい」と感じるのも、生のエネルギーに満ち溢れた場所だからこその独特な感覚なのです。
同じように、不気味な場所、嫌な感じの場所に行くと、空気が重く、息がつまるような、古い臭いがあることがあります。それも臭いのひとつなのです。霊感がない人でも、これらのことは心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
霊臭には花、金属、お香…様々なものがあります
中にはもっと具体的に、「花の匂いがする」とか、「生臭い臭いがする」とかを感じる方がいます。こういう方は、鼻で霊感を得ている人なのです。また、人によっては、鉄の臭い、金属の臭い、ホコリの臭い、お香の匂いなど、感じる臭いも様々で、それをたどって行くことで、どんな時にどんな臭いがするかを特定することができたりします。
もし心当たりのある方がいれば、注意して過ごしてみるのもいいかもしれません。
霊臭がしたら危険なモノの時は避難
霊感と一緒で、臭いがしたからといってどうする必要もありません。いちいち反応していたらきりがありません。
ただ、自分の中で臭いをしっかりと細分化した後で、危険なものの臭いがする時には注意や、場合によっては遠ざかる、避難する、といったことをしたほうがいい時があります。その時には、自分だけでなく、他の人もさりげなく誘導しましょう。霊が存在がわかってくれる人、と思って自分の気配を追ってきて、間違えて他の人に霊が取り憑いてしまうかもしれません。そうすると、自分に害があるため、しばらくその人と直接会うことが出来なくなる、という可能性があります。
また、昔の遺跡などで感じる臭いについては、過去の出来事がずっとこびり付いていて、「場所の記憶」として残っている場合があります。なので、こちらも、臭いがしたからすぐに避難しなくてはいけないわけではありません。あくまでも、危険だと思う時にだけ、行動を起こすことが大切なのです。
霊臭の元を特定するには「危険でない」と感じてから
あまりおすすめはしませんが、臭いの元を辿ることで特定はできると思います。しかし、元を特定するということは、あくまでも霊と対峙する可能性が高いことを忘れてはいけません。その臭いがどんな臭いなのか、危険なのかそうでないのかがはっきりとわかっていない状態でそれを行うのはとても危険です。
また、霊臭と気付いていながら、元を辿ると、それに気付いた霊に惑わされて危険な場所へ連れていかれる可能性もあります。臭いに夢中になって崖から落ちた、なんてことがあったら笑い話では済ませられません。
まずは、元を特定するのではなく、どんな時にどんな臭いがするのかを自分のなかでしっかりと理解することが出来てから、その先のこととして、危険だと思わないところから元を辿るようにしましょう。
また、死に近い人や、霊が取り付いている人も臭いがすることがあります。これも霊臭のひとつなので、不謹慎ではありますが、どんな臭いがするのか、心に留めておくのもいいかもしれません。
強い臭いと弱い臭い、危険なのは強い臭い
強い臭いと弱い臭いでは、断然、強い臭いがする時の方が危険です。しかし、その臭いの種類にもよります。特に危険なのは、硫黄やアンモニアのような臭いや生臭い時です。このような臭いを強く感じた時には、できるだけその臭いのしない方へ避難をすることをおすすめします。悪霊の塊の場合、すぐに死に繋がるかもしれません。
身の危険を感じるような臭いというのは、総じて良い臭いはしません。迷わずに逃げるようにしましょう。また、地域によっては臭いと悪霊についての伝承が残っている場合があります。その場合は、どんな対処法があるのか、事前に聞いておけると良いですね。
逆に、花の匂いや爽やかな良い匂いがする時というのは、神に近い存在や、自分を守ってくれる存在の匂いの時があります。たどっていって何もなくとも、自分のなかで気持ちがスッキリしたり、穏やかになったりすることがあるかもしれません。あまり詮索しすぎず、近くまで来てくれたという事実に、感謝の気持ちを持ちましょう。
臭いがするかどうかだけで危険を判断はしない
さっきまで確かに臭いがしていたのに突然途切れた場合は、それ以上詮索するのはやめましょう。臭いが途切れるということは、もうその付近に気配がないということです。躍起になって探すと、もしかしたら何処かで待ち伏せされていて、取り憑かれてしまったり大変な事態になってしまうことがあるかもしれません。注意しましょう。
また、自分と波長が合わない時や、自分の力がそこまで強くない時は臭いはしません。臭いがするかしないかだけで危険を判断するのはやめましょう。特に、地縛霊の集合体などの時にはいろんな臭いが混ざり合って、逆に惑わされることがあります。場所や雰囲気もしっかりと判断の基準として心に持ったまま、臭いはその手助けなのだと思う程度にしましょう。
また、人を臭いで判断するのも危険です。その人特有の臭いがあったり、または害はなくとも、自分との相性が悪いだけ、という場合があるからです。また、近くを通った浮遊霊のにおいが感じ取れてしまっただけ、ということもあります。注意しましょう。
霊臭を感じる力を使って生活に役立てることができる
霊臭をただ単ににおいがする、だけで終わらせず、霊感と同じようにうまく使って生活をよくしましょう。生活空間においても、空気のよどみや、悪臭というのは悪い霊や良くないものが好むものです。なんだか空気が悪いな、変な臭いがするな、という時には、もしかしたら近くに悪いものが来ている可能性があります。そういう時は、しっかりと空気を通し、掃除を徹底して、清潔に保ちましょう。
よく、事業で成功している人や、お金持ちの人ほど綺麗にしている、掃除をしっかりしている、という話も聞きます。それは、ちゃんと理にかなっていて、運気やいい空気というものは清潔で明るい空間を好むのです。自分の力でなんとかできるものなのです。いい空気の中にいると、悪いものはそうそう寄ってはきません。自分で自分の身の回りの霊臭を判断して、少しおかしいな、と感じたらすぐに対処しましょう。霊臭というものが感じられるものの特権です。うまく利用して、いい生活を送りましょう。
最後に
ここまでの長文をお読み頂き、有難うございます。
霊臭という耳慣れない言葉に、少し疑問があるかもしれませんが、この世には、感じることができる人もいるのです。それとともに、それを味方にして、明るい未来へ向かうこともできるのです。もし、心当たりがあったら、試してみてください。
霊が存在する所にある「霊臭」についての要点は
- 霊の臭いは確かに存在する
- 霊的な臭いは神聖なものも、不気味なものもある
- 霊臭がしたら危険なモノの時は避難
- 霊臭の元を特定するには「危険でない」と感じてから
- 強い臭いと弱い臭い、危険なのは強い臭い
- 臭いがするかどうかだけで危険を判断はしない
- 霊臭を感じる力を使って生活に役立てることができる
ということでした。
最後までご覧頂き、有難うございました。