パラレルワールドとは何か調べている方へ。
パラレルワールドとは、並行宇宙とも言いますが、自分が今いる世界と並行して別の世界が同時に存在しているということ。これは次元が違うということではなく、同じ次元の中で存在しています。
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、パラレルワールドとは何か?分かりやすく解説します。
パラレルワールドとは
若い頃、SF小説を読んでいた私は、「もう一人の自分がいて、別の世界で違うことをして生きているかもしれない」なんて思ったこともありますが、今自分が存在している世界と並行してもう一つの世界が存在するというのがパラレルワールドです。
私たちは毎日、何らかの選択をして生きています。お昼ご飯は何を食べようか、買い物はどこでしようか…など、何かを決めるときに選択するという行為が伴ってきます。お昼ご飯はラーメンを選んだとき、ラーメンを食べることが現実に起こってきますが、ラーメンを選択しなかった自分も同時に存在するということ。
「もし~だったら…」という仮定の世界とでもいいましょうか。
ラーメンを食べていなかったとしたら、チャーハンだったかもしれないしサンドウィッチだったかもしれない…つまり、選択肢の全てがパラレルワールドとして同時に存在しているということになります。
見る人によってそれぞれ違う世界観がある
また、自分が見ている現実は他の人から見て全く同じものではありません。見る人によって、それぞれ違う世界観があるからです。
自分が見ている現実は自分だけの現実であるということ。同じ場所にいるから同じ体験をしているというのは単なる思い込みで、本当は全く違う体験をしているかもしれません。それも、パラレルワールドの概念として捉えられています。
パラレルワールドは存在するのか
パラレルワールドは、物理学や量子力学の分野でも存在する可能性があるとされています。
量子力学の理論から言えば、今私たちが見ている現実とは別に、選択肢の数だけ様々なパラレルワールドが存在しているそうです。
先に挙げたのは食べ物の例でしたが、「もし、他の会社に就職していたら」「もし、他の人と結婚していたら」など、別の運命を選択していた時の自分がいる世界がどこかに存在するというパラレルワールドの研究は、多くの科学者たちが注目しています。
また、パラレルワールドは個だけではなく、地球をはじめとしたすべての惑星にとっても存在していて、それを否定することはできないとされています。
パラレルワールドは潜在意識でつながっている
私たちの意識には、顕在意識と潜在意識があります。
自分が考えている、判断しているという自覚があるのが顕在意識。それに対して、潜在意識は自分が考えているという自覚なしに考えている部分です。
私たちが顕在意識で考えていることは意識全体の3パーセントくらいしかないと言われているように、ほとんどは潜在意識で考えているのです。
集合意識
そして、潜在意識の向こうにあるのは集合意識。ここに選択しなかった運命のパラレルワールドが存在すると考えられています。
人は眠っている時に潜在意識の働きが活発になりますが、夢の中に会ったことがない人が出てきたり、知らない町を歩いていたりしたことはありませんか?あるいはその夢を何度も見たとか。
もしかしたら、それは超意識にあるパラレルワールドとつながっていたという可能性もあります。