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キリスト教の七つの大罪とは?その意味を分かりやすく解説します

④怠惰(堕落)の罪

怠惰の罪に対応する悪魔はベルフェゴール、架空の動物はフェニックス、実在の動物は熊、牛、ロバだといわれています。

行動することが億劫になってしまいます

怠惰の罪を犯すと、行動することが億劫になってしまいます。当然のことながら、行動しなければ望む結果を得ることはできません。そのため、成功している他人への妬みや苛立ちがひどくなり、どんどん性格が歪んでしまいます。そのような姿勢では、成功からますます遠ざかってしまうでしょう。

⑤強欲(貪欲)の罪

強欲の罪に対応する悪魔はマモン、架空の動物はゴブリン、実在の動物はキツネ、ハリネズミ、カラスです。

「お金がほしい」「新しい洋服がほしい」「もっといい暮らしをしたい」という気持ちは誰しも持っているものですが、そのために人を騙したり、陥れたり、お金や物を盗んだりする場合、強欲の罪を犯していることになります。 

物事を短絡的に考えてしまうようになります

強欲の罪を犯すと、身の丈に合った生活ができなくなり、物事を短絡的に考えてしまうようになります。借金やギャンブルで身を持ち崩す人は、典型例といえるでしょう。

⑥暴食(大食)の罪

暴食の罪に該当する悪魔はベルゼブブ、架空の動物はケルベロス、実在の動物はブタ、トラ、ハエです。

食べ過ぎは心身の健康を損ないます

食事は生きていく上で必要不可欠なものですし、おいしい物を食べる喜びは人生を豊かにしてくれますが、肥満は万病の元というように、食べ過ぎは心身の健康を損ないます

自分の身体の声を聞いてあげるようにしましょう

健康な人の場合、身体が求めている以上の量の食事を食べられないものです。が、生活上で何かストレスを感じている場合、そのストレスをから逃れるために食べ過ぎてしまうことがあります。何に対してストレスを感じているのかをきちんと見極め、自分の身体の声を聞いてあげるようにしましょう。

⑦色欲(肉欲)の罪

色欲の罪に対応している悪魔はアスモデウス、架空の動物はサキュバス、実在の動物はヤギ、サソリ、ウサギです。 

異性関係が原因で身を持ち崩す人は多いもの

色欲、つまり性欲は三大欲求の一つといわれており、完全に断ち切ることは難しいといわれています。とはいえ、色欲そのものが罪というわけではありません。近代以前はともかく、現代のキリスト教徒は、恋人や夫、妻に対する性欲まで罪だとは考えていないのです。

ですが、色欲を満たすために他人を傷つけたり、相手の同意がないのに性行為を強要したり、自分が異性からモテることをアピールしたいがために多くの異性と肉体関係を持つことは、罪を犯しているといえます。

性欲や支配欲、承認欲求を満たすために性行為を重ねる人は少なくありませんが、欲に振り回され、自分をコントロールできなくなれば多くの報いを受けることになります。異性関係が原因で身を持ち崩す人は多いもの。くれぐれも気を付けましょう。

最後に

「七つの大罪」を犯すと人間性が堕落するだけではなく、物を判断する目が曇り、人生をコントロールできなくなってしまうのがお分かりでしょうか。「七つの大罪」は、現代にも通じるタブーであり、どれか一つでも罪を犯すと自分らしく生きられなくなってしまいます。くれぐれも七つの大罪を犯さないよう、自分を戒めましょう。

以上、最後までご覧頂き、有難うございました。