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盛り塩とは何か?その意味と正しいやり方を解説

神棚での盛り塩も推奨される

また神棚で盛り塩を行うことは推奨されます。

神棚に神社のお札を置かれている方も多いとは思いますが、こうした神社の神様の中には人格霊だったり自然霊だったりして感情がある場合があります。なので神棚を盛り塩で清めておくと神様も気分を良くされるでしょう。

神様に対する一種のマナー

神棚を清めるというのは義務というよりも、神様に対する一種のマナーとしてされると良いと思います。「お供え物をしないと神様が怒る」ということがないように「盛り塩をしないと神様から祟りが起きる」という訳ではありませんので、その点は誤解の無いようにお願いします。

一部の宗派の仏壇では盛り塩はお薦めしない

お葬式の際に「清めの塩」を渡された方もいると思いますが、霊的なものを浄めたり死者の穢れを祓ったりする働きも塩にはあります。なのでお墓や仏壇で盛り塩をしてはいけないということはないのですが、一部の宗派では盛り塩のような神道系の儀式を嫌うお坊さんも中にはいます。

浄土真宗や日蓮正宗

浄土真宗や日蓮正宗は神道系の儀式に否定的なので、家の宗派が浄土真宗や日蓮正宗だとお墓や仏壇で盛り塩をしているとお坊さんが嫌な顔をするかもしれません。

また貴方は自分の宗派を特に意識していなくとも、ご先祖様は浄土真宗や日蓮正宗の教義に厳格で盛り塩をされると「なんで私の子孫がこんなことをするんだ!」と怒る、ということもあり得るかもしれません。

盛り塩はその場を清めるもの

そもそも盛り塩はその場を清めるために行うもの。お坊さんやご先祖様に不快な思いをさせてしまうと逆に場の空気が悪くなり本末転倒です。こうしたケースでは盛り塩を行う代わりに真心を込めて先祖供養をした方が良いと思います。

(なお名前は似ていますが、浄土宗や日蓮宗は浄土真宗や日蓮正宗とは違い神道系の儀式に好意的です。)

盛り塩の形にこだわる必要はない

盛り塩は三角錐や円錐の場合が多いですが、それは綺麗な形をしている方が盛り塩の周りを通る霊魂にとっても気分が良いからです。とはいえ、少々形が崩れたからと言って盛り塩の効き目がなくなるわけではありません。

料理を行う際に少々見た目が崩れても栄養が無くなる訳ではないのと一緒です。盛り塩の形に捉われ過ぎないようにしましょう。

盛り塩のお皿も、何でもよい

盛り塩のお皿も基本的に何でも良いです。ただし、小さくて白い陶器のお皿が望ましいとされています。模様や色によっては別のスピリチュアルな作用があるかもしれませんから、白い無地のお皿が無難だとは言えるでしょう。

塩の形が崩れないようにするには

と、ここまで塩の形や乗せるお皿にはあまりこだわらない方が良いとは言いましたが、それでも形を気にする方もいるとは思います。

盛り塩の形が崩れないようにするためには、まずお皿は小さい円形のお皿にしましょう。中華料理店で円錐形に盛られた塩コショウが乗った小さいお皿が渡されることがありますが、そのイメージです。

また特に形について気にされる方は、塩を少しだけ濡らして形を固めてから乾かした方がいいです。もっとも濡らしすぎると塩は溶けてしまいますので、適度に湿らせる程度にした方が良いでしょう。

最後に

盛り塩の力の秘訣はその「塩」にあります。塩の霊的な力は特に天然塩が強いです。塩には場を浄め、宇宙を浄化するパワーが込められているのです。

一方で、盛り塩の形式にはあまり捉われることはありません。美しく盛り塩を行いたい方がいたらそれを究められるのは良いことですが、少々形が崩れたからと言って落ち込まないようにしてください。

この記事を読んで、一層皆様が浄まった場所で生活できるようになることを願っています。