エンパス診断8つのチェック項目
ご自身の特徴を把握することによって、どう対処すればよいかを考えることもできます。ぜひ共感能力の高い方のお役に立てていただければと思います。
また、チェックだけではなく、後半にエンパス体質の方への改善対策もご紹介しています。
エンパス診断①他人の思っていることがわかる
エンパスの大きな特徴の一つとして、他人の感情や感覚が瞬時にわかってしまうということがあります。読み取ろうとしてわかるというよりも、自然に相手の心の動きが入ってくるという感覚です。
誰しも相手のしぐさや表情、声の調子などから情報を読み取って、気持ちを推し量るということはあります。しかし、エンパス体質の人は敏感に心の動きを察知してしまいます。
内に秘めた怒りや嫉妬に気づく
相手の言葉と内心が違うことに気がついていたたまれない気分になる、内に秘めた怒りや嫉妬のような気持ちに気づいて疲弊してしまうこともあるでしょう。
エンパス診断②他人の身体的な痛みがわかる
エンパスが感じとっているのは感情的なことばかりではありません。相手の身体的な痛みや不調に同調することもあります。
学校や仕事場で嫌な雰囲気になった時に、胃が痛くなったり胸が苦しくなったりすることがあります。個人的な感覚だと思っているかもしれませんが、もし過敏に反応するなら、まわりの人の体の反応に同調している可能性があります。
赤ん坊の気持ちが分かることも
まだ言葉を話すことのできない赤ん坊が泣いたりぐずったりしている時、なんとなくその子の体に起こっていることがわかるかもしれません。ミルクが欲しいのか、おむつが気持ち悪いのか、直感的にわかることもあるでしょう。
エンパス診断③誰と一緒にいるかで気分が変わる
エンパス体質の人は一般的な人と比べて、精神的な境界が薄いようです。科学的な研究でも、共感性の高い人ほど他者の感情や体調に同調しやすいというデータがあります。
一緒にいる人が変わると気分ががらりと変わる人は、エンパスである可能性があります。一緒にいる人の気分にたやすく同調してしまうために、このような現象が起こるのです。
ミラーニューロンという神経細胞
脳には鏡のように相手をまねするミラーニューロンという神経細胞があります。このシステムが過剰に働くことによって、人の体験が自分の体験のように感じられます。
エンパス診断④自分の思っていることが言えない
精神的な境界が薄いエンパスの人は、自他の区別をつけることが苦手です。自分の感じているものが自分自身の内側から湧いた感情なのか、他者に共感して起こった感情なのかわからないことがあります。
同情しやすいので思ったことを口にできない
またエンパスの人は相手に同情しやすいので、「こんなことを言ったら傷つけてしまうのではないか」と考え、思ったことを口にできないケースもあります。知らず知らずのうちに相手を甘やかしてしまうところがあるかもしれません。
言いたいことを飲み込んで相手のエネルギーに振り回され、疲れ切ってしまうのです。
エンパス診断⑤人と話していると自分の考えがわからなくなる
共感能力が高いことによって、相手の考えが手に取るように入ってくることがあります。まるで自分のことのように考えが湧いてくるので、相手からの影響だと気がつきにくいかもしれません。
このように無意識に相手に同調しているうちに、他人を優先させすぎて自分の考えがわからなくなってしまうことがあります。知らないうちに他人軸で生きてしまい、周囲の人に気を遣いすぎたり、自信を失ったりしがちです。
心身が警告を出すことも
自分の本音がわからず、周囲に振り回されてばかりいると、心身が警告を出すことがあります。原因不明の不調は、自分軸を失っていることにあるかもしれません。
エンパス診断⑥人と会った後は非常に疲れる
エンパスの人は他人の心の痛みや体調を読み取る能力にたけているので、人の相談にのることが自然に多くなります。
けれども自他の境界がはっきりしない状態でむやみに相談を受けると、相手のネガティブなエネルギーをまともに吸収してしまいます。エンパスは相手の問題を自分のこととして感じてしまうので、相談した相手は元気になるけれども、自分はぐったりするという経験があるはずです。
抑圧した自分の感情が暴走することも
相手に同情しすぎて自分をおろそかにしていると、抑圧した自分の感情が暴走することがあります。体調を崩しがちになったり、無気力になったりすることもあるでしょう。
エンパス診断⑦映画やドラマに過剰に感情移入する
これまで見てきたように、エンパスの人は他人の感情や考えを自分のことのように体感します。そのため、映画やドラマなど、フィクションかノンフィクションかに限らず、心を動かされやすい傾向があります。
芸術作品や音楽、本などに触れて感動するのは、感受性が豊かな証拠であり素晴らしいことです。しかし、必要以上に反応してしまうことによって、刺激を受けすぎて苦しくなってしまうことがあります。
心にダメージを受けることも
物語世界の悲しみや怒り、憎しみといったネガティブな影響を受けすぎて、心にダメージを受けることがあります。特にバイオレンス映画や残虐なシーンのある作品は、極力避けるようにした方がよいでしょう。
エンパス診断⑧様々なことに敏感
エンパスの人は、同時にHSP(ハイパーセンシティブ・パーソン)であることが多いです。高過敏気質といって、周囲の様々な刺激に対して敏感なタイプのことです。
まぶしい光、まわりの騒音、強いにおいや特定の味・肌ざわりなどに対して、敏感に反応することがあります。環境の変化にも弱く、まわりの小さな変化にもすぐに気づくところがあるかもしれません。
一人でいられるような場所に逃げたくなる
自分のキャパシティを越えて忙しすぎるとすぐに体調を崩し、一人でいられるような場所に逃げたくなる傾向があります。人によっては電磁波やエネルギー的な変化を感じ取る能力が強く、霊感が鋭くなることもあるでしょう。
続いて、エンパス体質を改善する方法を解説いたします。