ツインソウル同士の結婚について知りたい方へ。
ツインソウルは、輪廻転生を繰り返す中で縁を持つことになったソウルメイトという存在とは違い、もうひとつの自分の魂を指します。魂はもともと、男性と女性2つの要素がワンセットになっています。それが、この世に生まれ出るとき2つは別々になって、人生という学びの旅に出ます。
ツインソウルと、この世で出会い結婚するということは奇跡に近いものがあり、今世で出会うことなく終わる場合も多いといいます。そんな中で、ようやく巡り会えたツインソウルとの結婚。きっと、幸せなことばかりあるに違いない…そう思って間違いないのでしょうか?
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、ツインソウル同士が結ばれるとどんな結婚生活が訪れるのか、またなぜツインソウルと結婚できないのか解説します。
ツインソウルとは
私たちがこの世に生まれてくる目的は、魂を成長させるためです。この世に生まれてくるとき、より多くの経験をして成長しようと思った魂は二つに分かれることがあり、そのもう一つの自分をツインソウルと呼びます。
分かれた魂のそれぞれは、同じ時代で似たような環境で過ごすこともあれば、遠く離れた場所で別々の経験をしていることもあります。また、違う時代を生きることもあると言われています。
ツインソウルは異性であるとは限らないので、恋愛や結婚の対象になるという確率もそんなに高くはありません。
ただ、出会った時はお互いに強く惹かれあうのがツインソウルです。
ツインソウルの特徴
ツインソウルは初対面であっても、心を奪われてしまい目が離せなくなります。お互いに引き寄せられるという感覚。そして、急速に仲良くなるというのもツインソウルの特徴です。
また、お互いにこれまで経験してきたことを話し合ったりして、まるで会っていなかった自分の家族に近況報告をするような感覚で、話は尽きることがありません。
ツインソウルと一緒にいると、どんなに長い時間一緒にいてもストレスにはならないのです。
ツインソウル同士が結婚する意味
もともと一つだった魂が、同じ時代に同じ場所でまた巡り合うということ自体奇跡に近いことですが、それが結婚に至るということはさらに特別な意味があります。
輪廻転生するのは魂の成長や浄化が目的ですが、それがひとつの悟りの段階に達した時にツインソウルと再会します。それは魂の成長が終わったということではなく、さらなる覚醒のための試練がはじまるということです。
ツインソウルは自分の片割れですから、育った環境や性格、容姿まで、似ているところがたくさんあり、お互いに強く引き寄せられて結婚に至ります。そんな相手との結婚生活は、本当ならずっと、幸せな気分でいられるはずです。
不足しているものを補い合う
しかし、全てにおいて同じなら人は学ぶ必要はありません。裏を返せば、同じということは真逆ということです。お互い相手に自分自身の姿を映し出し、不足しているものを補い合いながら、ふたりで魂の成長を続けなければなりません。それが、最終的にまたひとつの魂に戻るために必要な試練なのです。
ツインソウルが結婚生活で乗り越える試練
私たちは自己成長のためにこの世に生まれてきます。そして、輪廻転生は自己成長の先にある、魂の成長のためにあるのです。
ツインソウルとの結婚生活は、もちろん自分自身を成長させるための体験でもありますが、それだけではなく、ふたり共通の魂の課題があります。例えば、強く惹かれ合って結婚したはずなのに、別居したくなるほど嫌になるということも、ツインソウル同士ではよくあることのようですが、この時にどう乗り越えるかということがふたりの課題となります。
乗り越えられない試練はない
ふたりに与えられた試練は、乗り越えられることしかありません。それなのに、どちらかが「この結婚は間違いだった」と思い込んで、違った方向に進んでしまった場合、次に巡り合うまで課題は残されたままになるということです。
ツインソウルは結婚生活で魂の成長・浄化をする
ツインソウル同士の結婚生活において、ふたりで試練を乗り越える目的は、魂の成長と浄化です。
ツインソウルと一緒にいると安心できるので、本当の自分…魂の性格をそのままさらけだしてしまうことがあります。ある意味、ツインソウルは自分を映し出す鏡といっていいかもしれませんが、これまで抱いたことがなかった嫉妬や怒りなどの感情も表に出てきます。
本当の自分に気づく
ずっと気づくことがなかった本当の自分に気づき、それを受け入れた時に魂は成長します。その成長過程において、傷ついたり悩んだりするわけですが、それを乗り越え、お互いの愛を確認し合った時に魂は浄化されます。
ツインソウルは結婚生活で魂の統合を目指す
愛と憎しみ、善・悪など、対極するものはこの世だからこそ存在するものです。本来は、すべては「愛」に包まれた光の世界です。
ツインソウル同士の結婚は、対極にあるものを統合するということを目指しています。いいも悪いもなにもない。あるがまま、そのままでいいという境地になると、統合への道が開かれていきます。
「ただ、そこにいてくれるだけでいい」
お互いにぶつかり合いながらも、宿命のように離れることができないツインソウルは、魂の成長と浄化を繰り返すことで自分のエゴや固定観念が外されていき、相手のことを「ただ、そこにいてくれるだけでいい」と思えるようになっていきます。
ツインソウルは結婚生活で魂の覚醒を目指す
地位も名誉も、何も関係ない。ただ、そこにいてくれるだけでいい。お互いに心からそう思えるようになった時、見返りを求めない「無償の愛」を知ることになります。それが魂の覚醒です。
魂が覚醒すると、お互いに尊敬しあいながら、穏やかに愛を育み続けていきますが、これで終わりということではありません。
ふたりには、宇宙レベルのもっと大きな使命があるということにも気づき始めます。それは地域や社会に対する貢献であったり、地球レベルの活動であったりします。
ツインソウルには深い絆がある
ツインソウルの結婚は、「結魂」と言われることもあります。それほど深い絆で結ばれているということです。ふたりに立ちふさがる苦難の壁も、魂が向上するためにふたりで決めたことなので、エゴを捨てることができたなら必ずふたりで解決できるのです。
また、ふたりには肉体や時間、空間は関係ありません。肉体関係の相性などが結婚生活を決めるわけでもなく、たとえ離れていても、言葉にしなくても、相手の思っていることがわかったりします。
続いて、ツインソウルと結婚できない理由についてお話しいたします。