人間関係の真の意味を、バシャールはどのように考えているのか知りたい方へ。
私たちは一人で生きることはできません。恋愛や仕事、何にしても人と関わり合いながら生きています。人間関係がうまくいかず、悩んでいる方も多いと思います。
ダリル・アンカはバシャールとのチャネリングの中で、人間関係の本当の意味や考え方について、いろいろなメッセージを受け取っています。そこからより良い人間関係を保っていくためのヒントが何か見つかるはずです。
本記事では、バシャールによる人間関係の真の意味についての考え方をご紹介いたします。
バシャールとは
バシャールは、エササニ星に存在している意識の集合体で、1980年代になってから、アメリカに住むダリル・アンカというチャネラーがバシャールと交信できるようになり、たくさんのメッセージが紹介されています。
バシャールという名前は、バシャール自身がつけたという事ですが、アラビア語で指揮官、存在、メッセンジャーという意味です。
①人間関係のトラブルの原因はコミュニケーション不足
人間関係において、時にはいろいろなトラブルが起こったりします。その原因についてバシャールは、相手に対する先入観や伝えられていない部分からくる思い込みがあるからだと言っています。
コミュニケーションを取っているつもりでも、知ることができなかった部分を自分なりに解釈してしまうので、それがトラブルの原因を作り出しているのです。
・人間関係はお互いに理解し合おうという姿勢が大切
たとえ言い合いになったとしても、お互いにしっかり理解し合おうという姿勢で話し合うことができた相手とは、結果的には良好な人間関係を保つことができるようになります。
つまり、コミュニケーションが少なくなると人間関係が悪化し、それによってもっとコミュニケーションを取らなくなるということなのです。
②人間関係は自分自身を知る場
バシャールは人間関係について、「自分自身を知る場である」と言っています。
これは、夫婦関係がうまくいかず、別れようと思っても別れられないというイギリス人男性の悩みに対しての解答ですが、現時点でこの男性自身が何を学んでいるか、自分の真の波動、望みについて明確に理解しているかとバシャールは尋ねていました。
夫婦関係がいまくいかないということは認識していても、自分の本当の望みは何かということがわかっていないのではないかと。
・人間関係をよくするためには自分の本当の望みを明確にする
人間関係が困難になるのは、自分が本当に望んでいるこが明確になっていないからです。まずは自分自身が望んでいること、あるいは望んでいないことは何かということを考えなければなりません。
そうすることで、相手との関係において何が一番大切なのかということもわかってくるのです。
人と関わるということは、本当の自分を知るために大切なことなのです。それは、好ましくない人との関りであったとしても、自分を知るための機会となっています。
③人間関係の目的は自分らしくあること
人間関係の目的は、お互いがより自分らしく生きるために何を理解しなければならないか、それを映し出すためにあるとバシャールは言います。相手がもっと自分らしくなれるような機会を提供する、援助するために人間関係があります。
そして、相手に対して「こんなふうに変わることができるよ」といろいろなアドバイスはできるかもしれませんが、相手を変えることはできません。変えることができるのは自分自身だけ。相手が変わらないことを選択したとしても、自分はそれを受け入れて無条件に愛することしかできません。
・お互いが自分らしくあるために自分はどうすればいいのか考える
お互いが自分らしくいられるように助け合い、問題が生じた時は視点を相手ではなく自分に向けてみましょう。自分らしくあるためには、自分がどうすればよいのかを考えるのです。
④良い人間関係はありのままでいること
夫婦関係、友だちや恋人…どのような人間関係であっても、お互いがありのままの自分でいることで良い人間関係を築くことができます。
逆を言えば、ありのままの自分でなければ、真の人間関係とは言えないということ。
付き合う相手によって、その時々違う自分を演じてはいませんか?本当の自分と演じている時の自分、そのギャップがよくない波動=マイナスのエネルギーを作り出しています。それが恐怖心や猜疑心などネガティブな感情を抱く原因となり、精神衛生上よくない事態に陥ります。他者に対しても、知らないうちに不快な思いにさせていたりすることも。
・ありのままでいると同じ波動の人を引き寄せる
ありのまま、そのままの自分で生きていると、自分と同じ波動を持った人を引き寄せます。波長の合わない人は自然に遠のき、同じように自然体で生きている人たちと良好な人間関係を保つことができるようになっていきます。
「引き寄せの法則」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは物質界であろうと非物質界であろうと、全てに作用しています。人の思い、波動も例外ではありません。
⑤ワクワク感が良い人間関係を引き寄せる
バシャールは「ワクワク感」という言葉をたくさん使っています。これが本当の自分になるための極意のようなもの。
子どものころを思い出してみてください。天真爛漫で、好奇心を持ってワクワクしながら遊んだりしていませんでしたか?それが本当の自分に近い姿かもしれません。
・自分が発したワクワク感は同じような波動を引き寄せる
自分が発したものを受け取るということは、宇宙の法則です。大人になっても、ワクワクしながら情熱的に行動をしている人は、それを反映するように同じような波動の人を引き寄せます。
また、いろいろ学んでワクワクしたい人と思っている人を引き寄せることになったり、あるいは自分自身が「こういう人になりたい」と思う素敵な人に引き寄せられたりする場合もあります。どちらにしても、お互いがワクワクした状態になるための手助けとなるのです。
⑥自分自身との人間関係が最も重要
バシャールは最も重要な人間関係は自分自身との関係だといいます。まずは、自分は何者なのかということを明確にすること。自分を理解せず、自分の信念に自覚がなかったら、どのような人間関係を引き寄せたとしても困難なことが起こるのは当然のことなのです。
成功哲学では「思考は現実化する」と言われていますが、この思考とは自分の無意識下で考えていることであり、それによって作り上げられているのが現実です。
つまり、人間関係がうまくいかないという現実は自分の思考が作り出しているということになりますが、バシャールの言っていることはこの無意識下の自分にフォーカスしなさいということだと、私は捉えています。
・自分と宇宙の叡智との関係をしっかり理解する
人間関係だけではなく物事がうまくいかない原因には、自分自身と宇宙の叡智との関係をしっかり理解していないということもあります。自分の外側ではなく、内面を見つめてみましょう。
肉体と魂、そして高次元との繋がり、自分自身と宇宙の叡智との関係についてゆっくり考えみることです。自分は何者なのかということがわかれば自分自身との関係が良好になり、他者との関係もうまくいくのです。
最後に
ここまでの長文をお読み頂き、有難うございます。
人間関係だけではなく、全ては自分自身であるということを、バシャールは語っています。人の数だけ、今体験している現実があります。どのような人間関係であろうと、自分自身が体験していることなのです。良い人間関係を築きたいかどうかということは自由意志であり、自分自身がどうなりたいかで決まるということです。
まずは、自分自身を愛し慈しみましょう。大好きな自分であることが、他者との関係性もよくなるのではないかと思います。
バシャールによる人間関係の真の意味について要点は…
- 人間関係のトラブルの原因はコミュニケーション不足
- 人間関係は自分自身を知る場
- 人間関係の目的は自分らしくあること
- 良い人間関係はありのままでいること
- ワクワク感が良い人間関係を引き付ける
- 自分自身との人間関係が最も重要
ということでした。
以上、最後までご覧頂き、有難うございました。