浮遊霊とは何か?どのような危険があるか調べている方へ。
霊の種類の中に、浮遊霊というものがあります。浮遊霊は至る所で見られ、どこにいるか特定できるものではありません。
本記事では、浮遊霊とは何か?危険なのか?見た時はどうすればいいのか?注意するべき事とともに解説いたします。
★霊の種類一覧はこちらをご確認ください。
⇒霊にはどのような種類があるのか一覧で紹介
浮遊霊とはさまよっている霊
浮遊霊とは、自分が死んだことを理解できなかったり、自分の死を受け入れることができないことで、この世を彷徨っている霊のことです。特に決まった場所にいるわけではなく、あてもなく彷徨っていることが多く、突然死などの場合や、事故死など、自分が死んだことを理解できない場合や、心理的に受け入れられない場合にこの状態になります。
浮遊霊は、浮遊しているうちに自分が何者であったかを忘れてしまい、ただこの世をうろうろとしているものがほとんどで、強い自我を持っている浮遊霊というのはなかなかいません。
中には自我を持っているものもいますが、その場合は似たような念を持っている地縛霊の集合体に取り込まれていることが多く、まだ亡くなったばかりで死を受け入れられず、行き場所を探しているものが多いです。ほとんどが悪意のない霊魂ですが、まれに自分が死んだことを受け入れたくなくて抗っている霊が、人に危害を加えてしまうこともあるので注意が必要です。
浮遊霊を見てもあまり気にしない
浮遊霊を見てしまっても、あまり気にしないようにしましょう。確かに不気味で怖いかもしれませんが、こちらが視ているなどの干渉がない限り、浮遊霊はいずれいなくなります。通り過ぎる人をまじまじと見ていると気分を害されますよね?それと同じ感覚です。こちらが干渉すると、自分を救ってくれるかもしれないと勘違いされて、そのまま居つかれてしまう可能性があります。そうすると下手をすれば、そのまま地縛霊のようになり、なぜその場所にいるのかもわからないまま、そこに取り憑いてしまうかもしれません。
浮遊霊はさして珍しいものではなく、そこかしこにいるものです。自分が気づいていないだけなのです。それがある時、ふと偶然自分と波長が合ってしまい、視えてしまうと驚くかもしれませんが、向こうに悪気は全くないのです。
なので、視えてしまったからどうこう、ということは基本的にはありません。供養や、お祓いといったようなことも特別考えなくても大丈夫です。いずれいなくなるので、あまり気にせず通行人くらいに思っておけばいいのです。
浮遊霊は何かしら仕掛けない限りは安全
浮遊霊はただ単に浮遊しているだけなので、こちらから何かしら仕掛けない限りは安全です。浮遊霊はいずれ自分が死んだことに気づき、何もなければそのまま成仏します。特に悪さをしようとしているわけではなく、ただ単に彷徨っているだけなのです。なので、視えたからといって過剰に反応して、やれお祓いだ、やれ供養だと騒ぎ立てないようにしましょう。騒げば騒ぐほど、浮遊霊に気づかれ、「この人は自分と縁がある人なのだろうか?」と、興味を引いてしまいます。それはこちらとしても意図しないところです。
成仏とは、霊魂が納得して初めてなし得るものです。つまり、私たち他人が騒ぎ立ててしまうと、逆にその浮遊霊を縁もゆかりもない場所に引きとどめてしまい、成仏の糸口がなくなってしまうのです。成仏の糸口を見失ってしまうと、浮遊霊は自分の一番強い気持ちだけを残して地縛霊となってしまい、元々は害のないものだったのに、周りを巻き込んで悪いものになってしまうのです。なので、浮遊霊はそのまま、そっとして、視えないふりをすることが一番なのです。
浮遊霊の危険性は「地縛霊の集合体になる可能性がある」ということ
浮遊霊はただ彷徨っているので、似たような感覚や感情に吸い寄せられて行きます。自分の意思はあまりなく、少しだけ残っている感情や思い出を抱きながら彷徨っています。なので、ふと横切った地縛霊と波長が合ってしまうと、取り込まれ、地縛霊の集合体の一部になってしまうことがあります。浮遊霊はもともと害のないものですが、地縛霊に取り込まれてしまうことで負のエネルギーが増し、自分ではコントロール出来なくなってしまう上に、成仏もできず、周りに害をもたらすことになってしまうのです。そう考えると、浮遊霊は地縛霊のエネルギーになってしまうので、危険な存在とも言えるでしょう。
また、負のエネルギーにあふれている人、例えば自殺を考えている人などは、地縛霊と同じように周りのものを取り込み、巻き込んで自我が崩壊し、自ら命を絶ってしまうと言うことがあります。この時も、増長する負のエネルギーに巻き込まれるのは浮遊霊で、新たなエネルギーとなってしまう危険性があります。そしてその人が命を絶ってしまうと、その場で一緒に地縛霊になってしまうことがあります。
浮遊霊に取り憑かれる事は無いが扱いを間違うと居続ける
浮遊霊は基本的に、自分から取り憑くことはありません。なぜなら、浮遊しているのは自分の問題であり、周りにはさして興味を持たないからです。
ただ、そんな中でも、とても波長が合う人や場所があると、居心地が良く感じてしまい一時的にそこにとどまろうとします。ですが、浮遊霊はとどまっている理由すらも忘れて、またどこかへ彷徨って行くため、一箇所に延々ととどまるようなことはありません。
しかし、この世の者が浮遊霊を見て驚き、供養しようとしたり、お祓いやお札を貼って閉じ込めてしまうようなことがあると話は別です。自分にゆかりのある者なのだろうかと思って興味を持ち、その人の周りをウロウロしだしてしまいます。
また、お札のようなものは、やみくもに貼ると霊の道を封じてしまい、通行止のような役割をしてしまいます。それをいたるところに貼られてしまうと、霊は身動きが取れなくなり、そこにい続けるしかなくなるのです。とりつくとはまた少し意味が違ってきますが、そうなった場合、取り憑かれるような感覚になってしまうと言えます。
浮遊霊が溜まる場所は思い入れのある場所
浮遊霊は自分の記憶のある場所、懐かしい場所、思い入れのある場所によくとどまります。しかし、それもしばらく経ったらまたどこか別の場所へ行ってしまいます。浮遊霊同士というのはなかなか交流はなく、その霊が好きな時に好きな場所にいる、もしくは意味もあてもなくただいるだけです。
また、成仏したいが故に、お寺などに集まることがあります。お寺では、無縁仏なども毎日供養してくれるため、霊にとって居心地のいい場所のひとつと言うことができます。
他には、自分と似通った波長を持つ人物というのは近くにいるだけで居心地のいいものです。そういう人を見つけると、一時的にその人の周りをウロウロとすることがあります。また、人の多く集まる場所、ショッピングモールや、学校、駅などにも集まってきます。人が少なく、物寂しい場所というのは、霊にとっても同じなのです。なので、自然と人の集まる場所には浮遊霊もあつまりやすいのです。
浮遊霊を感じるならお祓いするよりも自分の身を清める
基本的に、繰り返しになりますが浮遊霊自体には害がないため、祓おうという考えは起こさなくても大丈夫です。それでもなんだか調子が悪い、最近なんだか気配を感じるなどの体の不調が現れてしまった場合は、霊を祓おうとするのではなく、自分の身を綺麗に清めることをお勧めします。
香を焚く、お参りをする、お清めの塩を撒く、体を清潔にするなどです。また、お経を唱えることもおすすめします。
あとは、家を綺麗にすること。掃除をして、できるだけ吹き溜まりのないように、風通しを良くしてください。それだけで空気が入れ替わり、家の雰囲気も変わります。空気の通りが良いと霊もスーッと通り過ぎていきます。身を清め、家を清潔に保つというのは、生の気を満たすという行為に当たるからです。
よどんだ空気というのは、悪い気や霊を呼び寄せます。逆に、清潔にするということは、これからここでいきて行くんだ、という正のエネルギーで満たすことになり、あまり死者は好まないのです。
最後に
ここまでの長文をお読み頂き、有難うございます。
霊というと、あまりいいものではないように感じてしまいますが、実はそうでもありません。通行人のような霊もいるので、霊だからと言って騒ぎすぎるのもやめましょう。
浮遊霊で注意するべき事は
- 浮遊霊とはさまよっている霊
- 浮遊霊を見てもあまり気にしない
- 浮遊霊は何かしら仕掛けない限りは安全
- 浮遊霊の危険性は「地縛霊の集合体になる可能性がある」ということ
- 浮遊霊に取り憑かれる事は無いが扱いを間違うと居続ける
- 浮遊霊が溜まる場所は思い入れのある場所
- 浮遊霊を感じるならお祓いするよりも自分の身を清める
以上、「浮遊霊とは何か?注意するべき事とともに解説」でした。
最後までご覧頂き、有難うございました。
★霊の種類一覧はこちらをご確認ください。
⇒霊にはどのような種類があるのか一覧で紹介