悪口・陰口は自分に返ってくると言われる理由が知りたい方へ。
人の悪口や陰口は、マイナスのエネルギーを持っているので、決して気持ちの良いものではありせん。それだけで済めばいいのですが、カルマの法則から考えると、悪口・陰口が自分に返ってくるというのは確かなようです。どうしてなの?と思った方のために、悪口・陰口について、カルマの法則とともにご説明しましょう。
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵が、悪口・陰口は自分に返ってくるのか?カルマの法則で解説します。
カルマとは
カルマはサンスクリット語で「行為」という意味があり、仏教では「業(ごう)」という場合もあります。
カルマには
- 行動のカルマ
- 言葉のカルマ
- 気持ちのカルマ
の3つがあり、「行動のカルマ」とは身体的活動によるカルマで、暴力や人の道に反する行いは悪い行動のカルマ、人を助けたりする行為は良い行動のカルマとなります。
「言葉のカルマ」「気持ちのカルマ」も同じように良いカルマと悪いカルマがあるとされています。
カルマの法則とは
ただ、仏教などでいう「因果応報」には、前世での自分の行いや祖先の行いなども合わせて、今の人生に返って来るという意味合いの方が強いと思います。どちらにしても、自分のしたことは必ず自分に返ってくるというのがカルマの法則です。
カルマの法則や因果応報という言葉は、何か悪い行いをした時だけ罰を受けるかのように使われていることも多々ありますが、良い悪いに関係なく、全ての行いが、結果的に自分に返ってくるということを意味するものです。
ですから、普段から良い行い、良い言葉、そして心の中の考え方も良いものであるならば、結果として幸せな人生になるということも言えるのです。
悪口・陰口を言う人
言葉のカルマとして考えると、悪口・陰口は、悪いカルマを生むということになりますが、人の悪口ばかり言っている人の心の状態はどうでしょうか。
悪口・陰口を言うのは、怒り、妬み、恨みなど負の感情を言葉にして吐き出しているわけですから、気持ちのカルマも悪いものであるということです。負の感情が強ければ強いほど、それを言葉で表している悪口にも相当の毒が含まれています。
気づかないまま悪口を言い続けることで、悪いカルマはどんどん蓄積されていき、いつかそれが必ず自分に返ってくるのです。
悪口・陰口を言われる人
どこかで自分の悪口を言われていると知ったとしても、相手を責めたり怒ったりしないことです。相手の悪口を悪口で返すことで、また悪いカルマが生まれてしまいます。
平静でいることはなかなか難しいかもしれませんが、あなたの悪口・陰口を言う人はあなたという存在を認めてくれているということですから。
人は悪口を言われるより、無視されることの方が生きる上で最も辛いことではないかと私は思っています。悪口を言われても「存在を認めてくれてありがとう」くらいの気持ちになれるようにしましょう。
感謝の気持ちや言葉は、悪いカルマを打ち消してくれます。
悪口・陰口を言う人とは共鳴しない
悪口・陰口には、強いマイナスエネルギーがあります。悪口・陰口を言う人のそばに四六時中いると、自分もそのマイナスの波動に飲み込まれてしまいます。
誰かが悪口を言い始めると、最初は嫌な気分になっていたのが、そのうちに慣れてくると気にならなくなって共鳴するようになっているのです。
相手が「もう言わないで」というあなたを敵視し、今度はあなたの悪口を言うようであれば、そういう人との人間関係は終わりにすべきです。
マイナスエネルギーは止める人がいないと、どんどん人を巻き込みながら広がっていきます。集団による陰湿ないじめは、悪口・陰口が発端となっている場合が多いようですが、それがどのようなカルマを生むのかということはおわかりいただけると思います。
共鳴しなければ、強いマイナスエネルギーであっても、それ以上大きくなることもないのです。
悪口・陰口を言ってしまったら
多くの人に感謝の気持ちを伝えたり、褒めてあげることです。そうすることで、負のエネルギーを打ち消すことができます。
悪口・陰口を言われるのは、自分も嫌なはずです。「ありがとう」と言われたら、うれしいはずです。基本的に、自分が嫌だと思うことは人にもしないこと。
最後に
カルマの法則とはどんなものか、そしてその法則で考えると悪口・陰口は良くないということがわかっていただけたと思います。カルマの法則を、幸せな人生になるために使っていただけたらと思います。
以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。