たぬきを見た時のスピリチュアルな意味を知りたい方へ。
飲食店などの店先にたぬきの置物があったりするのを見たことがあると思いますが、なぜ置いてあるのかというと、昔からたぬきには商売繁盛のご利益があると信じられてきたからです。
そんなたぬきを見た時には、どのようなスピリチュアルな意味があるのでしょうか。
本記事では、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がたぬきを見た時のスピリチュアルな意味をお伝えします。
①たぬきが縁起物とされているのは「他を抜く」から
商売繁盛のご利益があるとされているのも、他のお店を抜いて売り上げを上げるというところからきているのではないかと思われます。
その観点から考えると、商売だけではなくライバルを抜くということも意味します。自身の才能を開花させ、ライバル達の追随を許さないと決意した方にとっては、きっと強い味方になってくれるはずです。
どっしり構えて愛嬌を忘れないということも暗示している
また、たぬきの大きな尻尾は安定感を意味しています。たくさんの人の支えになれるように、どっしり構えていなければならないということ。そして、可愛くて愛嬌のある顔は、いくら他よりも抜きん出た存在になりたいと思っていても、人を楽しませる愛嬌も大切だということの暗示です。
②たぬきを見た時は幸運の予兆
八相
八相縁起の八相とは釈迦八相のことで、人の容姿を
威・厚・清・古・孤・薄・悪・俗
の8つに分類し、その良し悪しで性格や運命が変わるという考え方です。
占いでは、
- 貴相→ 尊い地位に就く相
- 福相→ 幸運にある相
- 威相→ 威厳のある相
- 寿相→ 長寿の相
- 貧相→ 貧しい相
- 孤相→ 孤独の相
- 悪相→ 不吉な事が起こる相
- 夭相→ 短命の相
を八相と言っていますが、何にしても8つの相によって人生の方向性が決まるということになります。
狸の置物に込められた八相縁起
- 笠→思いがけない災難を避ける
- 大きな目→気を配り正しい判断ができる
- 顔→笑顔
- 徳利→人徳
- 大きなお腹→冷静さと大胆さ
- 通い帳→信用
- 金袋→金運
- 太いしっぽ→終わりは大きく
前向きに進んでいけば幸運が訪れる
たぬきの置物のほとんどはこの八相を考えて作られていたりしますが、実際にたぬきと遭遇した時は、これまでやりたかったことに挑戦してみるなど、前向きに進んでいけばきっと幸運が訪れるはずです。
③たぬきは魅惑のシンボル
そんなたぬきを山の中で見た時は、魅惑のシンボルとして現れたのだといいます。もっと外見を磨きなさいということを暗示しています。
イメージチェンジをしてみる
体型が気になる方はダイエットをしてみるのもいいでしょう。あるいは、これまでとは違ったメイクをしてみる、着たことがなかったブランドの洋服を着てみるなど、イメージチェンジをするのです。
そうすることで、周りの人達にも注目されるようになり、これまで以上に楽しい人間関係を築くことができるかもしれません。
④たぬきの親子を見た時は新しい出会いがある
それが恋人や友だちなのか仕事のパートナーなのか、人によって違うと思いますが、いずれにしてもお互いに心を許しあえる関係を保っていける人との出会いです。パーティーなど人がたくさん集まる場所に、積極的に出かけていきましょう。
自分磨きも怠らないこと
ただ、せっかく良い人と出会っても、自分磨きを怠っていては人が離れていきます。自分自身も向上していけるように努力することも大切です。チャンスを生かすためにも、今一度自分を見つめなおし、良くないと思うところは改めていくことです。
⑤白いたぬきを見た時は最高に良いことが起こる
白いたぬきは滅多に見ることはないと思いますが、メラニンが先天的に欠乏しているため、生まれつき白い毛をしたたぬきが実際にいるそうです。
インスピレーションが沸いた時はすぐに実行する
そんな白いたぬきに遭遇した時は、大騒ぎしないで静かに立ち去るまで見守っていてください。
もしかしたら、その時何かインスピレーションが沸いてくるかもしれません。何かやらなければならないと感じたことがあったなら、すぐにそれを実行に移してください。きっと、人生の全が良くなっていくでしょう。
⑥たぬきがたくさんいるのを見たら人の話を鵜呑みにしてはいけない
ただのうわさ話や、嘘の情報を吹き込もうとしている人がいるのかもしれません。それをそのまま誰かに話してしまうと、信用を失う可能性もあります。人から聞いた話は、必ず自分自身で真偽を確認するようにしてください。
交友関係を見直してみる
そして、もしそれが嘘の情報だとわかったときは、その人との交友関係を見直すための良い機会にもなるはずです。
友だちは人数が多ければいいというものではありません。信頼できる人がそんなにいなくても、その人達と良好な関係を保つことができれば、それが人生の豊かさにつながるのです。
⑦たぬきが近づいてきたときは人に騙されないようにという警告
たぬきと遭遇した時、立ち止まってこちらを見ていることはあっても、近づいてくるというのはめったにありません。それが、こちらに向かって近づいてくるのは、人に騙されないようにしなさいという警告です。交友関係を今一度見直してください。
もしかしたら、表向きは親切で優しいふりをしていても、実は騙して陥れようと企んでいる人が周りにいるのかもしれません。トラブルに巻き込まれないように気をつけましょう。
安易に物事を判断してはいけない
また、この世は陰陽表裏一体であるということを教えてくれています。表側だけを見て、安易に物事を判断してはいけないということを伝えているのです。
ただ、これは疑いの目で見るということではありません。視野を広くして、いろいろな角度から眺めるということ。その上でゆっくり冷静に考えてから判断を下すということを心がけてください。
⑧たぬきの死骸を見た時はトラブルが解消される
動物の死骸を見たら、その動物の霊に取り憑かれるという話もありますが、それは自分自身の波動エネルギーが弱っている時に起こりうることなので、めったにそういうことはありません。
死体が傷まないようにしてあげるとより運気は上昇する
ただ、車にひかれたりして道路で死んでいるたぬきは、できれば役所等に連絡するなど、それ以上死体が傷まないようにしてあげましょう。それが供養にもなるので、より運気は上昇します。
最後に
日本には「ぶんぶく茶釜」など、たぬきが化けるシーンが出てくる昔話がいくつかありますが、どの話もたぬきが化けるのは、恩返しのためだったり土地を守るためだったりします。決して、人を貶めようとする話ではないのです。
一般的に、たぬきは神の使い=眷属とは考えられてはいませんが、昔の人は、たぬきが人間を幸せにしてくれる存在だということを知っていたのでしょうね。
たぬきを見た時のスピリチュアルな意味は
- たぬきが縁起物とされているのは「他を抜く」から
- たぬきを見た時は幸運の予兆
- たぬきは魅惑のシンボル
- たぬきの親子を見た時は新しい出会いがある
- 白いたぬきを見た時は最高に良いことが起こる
- たぬきがたくさんいるのを見たら人の話を鵜呑みにしてはいけない
- たぬきが近づいてきたときは人に騙されないようにという警告
- たぬきの死骸を見た時はトラブルが解消される
以上、ヒーラー、メンタルケア心理士の坂木理恵がお伝えしました。最後までご覧頂き、有難うございました。