ライフパスナンバーとは何か知りたい方へ。
生年月日を元にした占いの手法は数多くありますが、西洋占星術にしても四柱推命にしても、そのロジックはなかなか緻密で、一朝一夕には習得できないものです。
ですが、数秘術のロジックはいたってシンプル。生年月日の各数字や、姓名を数字に置き換えたものを足していくだけなのですから。コミュニケーションツールとしても活用しやすい占いのひとつだと言えるのではないでしょうか。
生年月日から導き出されるライフパスナンバーは、いくつもの手法の中でメインとなるナンバー。その人の全般的なパーソナリティや資質を表すナンバーなのです。
この記事では、深層心理セラピストの斎木サヤカが、数秘術の代表的なナンバー、生年月日から導き出すライフパスナンバーについて詳しく解説していきます。
数秘術には多くの算出法がある
数秘術においては、生年月日から導き出すライフパスナンバーが最もオーソドックスな手法ですが、もうひとつ代表的なナンバーがあります。それはディスティニーナンバーと言い、姓名から算出していきます。
このふたつの他にも数秘術には多くの算出法があり、「自分のナンバー」は実はひとつではありません。算出法の中で代表的な7種のナンバーを「コアナンバーズ」と言い、それぞれに異なる意味を持っています。
たとえば、占星術は、出生時における太陽系の10天体の配置から、その人の10の特性を読み解いていきますが、数秘術も実は同様なのです。色々な手法で算出されたナンバーによって、その人のあらゆる特性を読み解くことが可能となるのです。
数秘術のコアナンバーズ
コアナンバーズは下記の7つです。
- ディスティニーナンバー
- ライフパスナンバー
- ソウルナンバー
- パーソナリティーナンバー
- マチュリティーナンバー
- バースデイナンバー
- ブリッジナンバー
それぞれ算出方法が異なり、それぞれに意味を持っています。
多くの数秘術が活用しているのは、姓名から導き出すディスティニ・ーナンバーと、生年月日から算出するライフパスナンバーのふたつで、他のナンバーは、補足的に用いるか、全く取り入れない「派」も多いようです。
ライフパスナンバーとは
ライフパスナンバーの算出方法
では、ライフパスナンバーの導き方をご紹介しましょう。
生年月日の年と月と日の全ての数をひとつひとつ足し、二桁になったら、一桁になるまで足します。例えば、2010年9月30日生まれの場合、
「2+0+1+0+9+3+0=15」
「1+5=6」
となり、この生まれの人の導き出された特定の数は「6」となります。
生年月日から導き出される数を主に「誕生数」と呼びます。他に、ライフパスナンバーやバースデイナンバー、エンジェルナンバー・・・といったように、解説者によって呼び名はいくつかのバリエーションがあるようです。
数秘術で合計の数がぞろ目になったら
全ての数を足していき、合計が二桁になれば、一の位と十の位の数を足して一桁にしていく、というプロセスをたどるのが基本的な導き方で、それだけでも十分に数秘術は成立しますが、例外としているケースがあります。
マスターナンバー
それは、全ての数の合計が「11」や「22」といったぞろ目になる場合です。他の二桁の数とは違った扱いになり、「マスターナンバー」と呼ばれます。スピリチュアルなエネルギーが宿り、なんらかの使命を帯びたナンバーであるという見方をしています。
ライフパスナンバーでこの数が表れた場合もそれは考慮しますが、合計が「11」になるケースで、「1+1=2」と導き出したとしても誤りではありません。どちらかの要素を持つのがマスターナンバーだと言えます。
ライフパスナンバーの意味するもの
数秘術師によっては、「バース・フォース(Birth force・出生の力)」や「バース・パス(Birth path・出生の道)」と呼んだり、「イニシエーション・ナンバー(Initiation number)」と呼ばれることもあるようです。
生まれ持った力、才能や資質を示すナンバーだと言えますが、それが「人生の道の数」と名づけられているのは、その人の持っているものが即ち、人生の道になっていく、ということを意味しています。
その人は何を好み、どんな選択をし、どのような行動をとっていくのか。そのベースにある価値観、用いる才能などを大まかに示すナンバーだと言えるでしょう。
ライフパスナンバーの捉え方
生まれた年月日によって、人生の全ての道筋が決定づけられるはずは、もちろんありません。それはどのような占いによっても共通している考え方でしょう。
占星術は、生まれた時の星の配置と、その時に生を受ける生命のパーソナリティや運勢がシンクロしている、と考えますが、数秘術のライフパスナンバーも同様の考え方によるものです。
年月日の数の並びには、それぞれに異なる響きがあり、その響きとシンクロしたからこそ、わたしたちの魂はそのタイミングを選んでこの世に生まれてくる、ということになるようです。
そのため、年月日の数には、わたしたちが人生を歩むときに示唆となる要素が豊富に含まれているのです。
ライフパスナンバーを人生に活用する
ライフパスナンバーが示す内容が自覚しやすいものかどうかは、人それぞれかもしれません。主に「資質」や「パーソナリティー」として解説されることの多いナンバーなので、「なりたい自分」や「こうありたい自分」のイメージと近ければ嬉しいだろうし、遠ければがっかりする場合もあるでしょう。
どちらにせよ、そのタイミングを選んで生まれてきたのが事実なら、その資質があるんだと思って、自分を見つめ直していくことは、とても有意義な自分発見の旅になるでしょう。
そのナンバーが示すものについて、実践のチャンスがあれば積極的に取り組んでみるのがお勧めです。もし、それが今は興味が持てないものであっても、実際にやってみると、とても心身が喜びに満ちてくる、ということもあります。
自分自身の実感だけを判断材料にしていると、とかく人生は決まったパターンにはまりがちですが、そこから一歩飛び出していくときには、このライフパスナンバーは必ずや素晴らしい道しるべになってくれるでしょう。
ディスティニーナンバーとライフパスナンバーの違い
数秘術で扱われる主なナンバーは、生年月日から算出するライフパスナンバーと、姓名から導き出すディスティニー・ナンバーのふたつですが、このふたつは混同されることも多いので、簡単に違いをご説明しておきます。
あらゆる力も才能もセンスも、目的や動機があってこそ、アクティブに動き出していくものです。ライフパスナンバーそれ自体は静なるもので、それを方向付けるのがディスティニー・ナンバーだと言えるでしょう。
ライフパスナンバーのそれぞれの数字の人の人生を解説
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最後に
ライフパスナンバーについてご理解いただけたでしょうか。人生を歩むうえでのヒントにするのなら、ぜひディスティニー・ナンバーと合わせて参考にしてください。さらに自分自身のことを多角的に理解できるようになること請け合いです。人生のナビゲーションとして、ぜひ楽しみながらご活用ください。
以上、深層心理セラピストの斎木サヤカがお伝えいたしました。最後までお読み頂き、有難うございます。